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英文法1

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令和2年度以降入学者 英文法1
令和元年度以前入学者 英文法1
教員名 吉良文孝
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 ZOOMによる授業、ならびに課題研究を併用する。
BlackboardコースIDは、20211645(吉良文孝・前・火1)です。
授業概要 英語英文学を専攻する学生が当然知っていなければならない英文法の知識・素養を身につけるために、すでに常識化していると思われるような文法現象をいくつかとりあげ、学校英文法の、いわば、「洗い直し」の作業を行ない、英文法(ことば)に対して向き合う態度とはどういうことなのかを実感できるような授業にします。講義形式ですが、こちらからの一方的な講義にならないように、学生諸君が著名な著書論文(の一部)を輪読するという演習形式を一部とり入れます。それによって、英語学関連の文献をしっかりと読むということはどういうことなのかを知り、また、普段いかに英語をいい加減に読んできたのかを痛感することになるでしょう。ハンドアウトを配付し、それをもとにして講義を展開します。また、授業中に、適宜、参考文献などを紹介します。
授業のねらい・到達目標 われわれは、何を意識するでもなく日々の生活において「ことば」を使っています。ことばは、いわば、空気のような存在です。空気のような存在ですが、いざその仕組み、成り立ちを説明するとなると一筋縄ではいかないような神秘的で複雑な問題をはらんでいます。この神秘的で複雑な(しかし、それでいて極めて単純で美しい)ことばの「理」(ことわり)が、「文法」です。複雑で、神秘的なことわりに触れ,それを実感すること、それが本講座のテーマであり、到達目標です。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、に対応しています。
A-3-2既存の知識にとらわれることなく, 言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる。
A-4-2英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて説明することができる。
授業の方法 講義
授業計画にしたがった内容を、教科書、ならびに当該関連領域に関する内容をわかりやすく整理したハンドアウトを用意し、講じます。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
 なお、以下の「授業計画」のなかで、提出すべき「課題」(レポート)について、その内容・提出期限等の指示がありますので注意してください。
授業計画
1 ガイダンス(前学期に学修する内容の概要を説明します)。
【事前学習】教科書の「はしがき」の熟読。 (2時間)
【事後学習】第2回目の授業内容(教科書第1章、1.1節)の熟読。 (2時間)
2 時と時制
【事前学習】教科書1.1節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。「課題1」 「教科書『ことばを彩る1 テンス・アスペクト』の2頁から8頁を参照し、「時(Time) と時制(Tense)」について、その同異点について具体例を挙げながらまとめなさい」 (A4版、40字×30行、ポイント10.5に設定する。上下左右の余白は自由(読み易さを旨 とする)。提出枚数は7枚程度。5月末日提出締切) (2時間)
3 「未来(時)表現」の意味合いについて(A-3-2)
【事前学習】教科書1.1節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。「課題2」 「教科書の§1.3を参照し、Palmerのパラダイムについて解説しなさい」 (文字数等は「課題1」の場合と同じ。提出枚数は5枚程度。5月末日提出締切) (2時間)
4 時の3区分(「時間指示レベル」、「意味レベル」、「文法レベル」)
【事前学習】教科書1.2.1節、1.2.2.節、1.2.3節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。「課題3」 「添付ファイル(「Time, tense, and the verb」)の4.2節と4.3節を全文和訳しなさい」 (文字行数等の形式は「課題1」の場合と同じ。5月末日提出締切) (2時間)
5 時と時制(まとめ)
【事前学習】教科書1.3節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。 (2時間)
6 断定性の緩和と矛盾文
【事前学習】教科書2.1節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。 (2時間)
7 モーダル文と現在時制文(非モーダル文)
【事前学習】教科書2.2節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。 (2時間)
8 定言的断定文とモーダル文の確信度(A-4-2)
【事前学習】教科書2.3節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。 (2時間)
9 現在時制の使用条件(1-1)
【事前学習】教科書2.4.1節、(i)から(iii)の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。「課題4」 「第2章、2.4節を読み、(単純)現在時制の意味用法についてまとめなさい」 (文字行数等の形式は「課題1」の場合と同じ。提出枚数は7枚程度。6月末日提出締切) (2時間)
10 現在時制の使用条件(1-2)
【事前学習】教科書2.4.1節、(v)から(ix)の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。 (2時間)
11 現在時制の使用条件(2)
【事前学習】教科書2.4.2節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。 (2時間)
12 過去時制の中核的意味
【事前学習】教科書3,1節と3.2節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。「課題5」 「第3章、3.1節と3.2節を読み、過去時制の中核的意味について論じなさい」 (文字行数等の形式は「課題1」の場合と同じ。提出枚数は5枚程度。7月末日提出締切) (2時間)
13 推意と推意のキャンセル
【事前学習】教科書3.3節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。「課題6」 「第3章、3.3節を読み、過去時制の「推意」と「推意のキャンセル」について論じなさい」 (文字行数等の形式は「課題1」の場合と同じ。提出枚数は7枚程度。8月末日提出締切) (2時間)
14 過去時制の丁寧用法
【事前学習】教科書3.4節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。 (2時間)
15 過去時制による事態の生起順序
【事前学習】教科書3.5節の熟読。 (2時間)
【事後学習】授業内容の整理。「課題7」 「第3章、3.4節と3.5節を読み、過去時制の使用による「丁寧用法」と「事態の生起順序」 について論じなさい」 (文字行数等の形式は「課題1」の場合と同じ。提出枚数は7枚程度。8月末日提出締切) (2時間)
その他
教科書 吉良文孝 『ことばを彩る1 テンス・アスペクト』 研究社 2018年
江川泰一郎 『英文法解説(改訂三版)』 金子書房 1991年 第3版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(100%)
成績評価は、すべて「課題」(レポート)によるものです。したがって、Zoomによる授業は、課題提出に対する一助になるものと解釈してください。
オフィスアワー 火曜日・水曜日・木曜日

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