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令和2年度以降入学者 | 英語学概説1 (1年生前半) | ||||
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令和元年度以前入学者 | 英語学概説1(1年生前半) | ||||
教員名 | 塚本聡 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | スライド資料提示によるオンデマンド型授業および課題 Blackboard ID: 20211624 : 2021英語学概説1(1年前半)(塚本聡・前・火4) |
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授業概要 | 言語を科学的に分析する |
授業のねらい・到達目標 | 言語を科学的に分析する英語学という分野について、学習する。言語における音韻・形態・統語の面で必要となる英語学の基礎的知識の習得を目標とする。この習得に必要となる以下の項目を理解し、修得する。 ・言語を客観的に記述することができる ・言語を分析することができる ・言語現象を一般化・法則化することができる 英語学では、「文法」という語から連想される、暗記することが目的の科目ではなく、当該の学問領域で必要とされる考え方や言語事実の観察方法の理解が最も重要である。既存の文法という概念にとらわれないことが必要。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、に対応している。 ・学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、英語学・英語圏文学の役割を説明することができる(A-1-1)。 ・言語現象や歴史的事象を論理的に理解することができる(A-3-1)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 資料の提示、指示、課題の提出などにBlackboardを使用する。各回ごとに課題が課される。 |
授業計画 | |
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1 |
英語学の定義:英語学とは何か。 規範文法と記述文法の相違について理解する。 【事前学習】英語学が属する「言語学」がどのような学問であるかを文献などで調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】「語学」と「英語学」の違いを把握しておくこと。 (2時間) |
2 |
言語の持つ特徴について理解する。(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】言語の持つ特徴を列挙し、定義づけておくこと。 (2時間) 【事後学習】人間固有の言語の機能について把握しておくこと。 (2時間) |
3 |
英語の構造:品詞とその働き(動詞を中心に)(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】文の基本構造を確認しておくこと。文型について確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】動詞を使用した実例で、動詞の働きについて把握しておくこと。 (2時間) |
4 |
英語音声学:発声器官について、言語音の特徴について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 2-8を読み、日本語と英語の発音では、どのような音が使われているか調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】言語音の特徴をとらえたうえで、設問1を解答しておくこと。 (2時間) |
5 |
英語音韻論(1):音素と異音について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 9-15を読み、音と音素の違いを理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】音素の定義を踏まえたうえで、設問2を解答しておくこと。 (2時間) |
6 |
英語音韻論(2):音節、聞こえ度について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 16-36を読み、日本語と英語の音声上の相違について観察しておくこと。 (2時間) 【事後学習】聞こえ度の規則に基づき、各語の聞こえ度の認定をしておくこと。 (2時間) |
7 |
英語音韻論(3):モーラ、アクセントについて(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 16-36を読み、日本語と英語の音声上の相違について観察しておくこと。 (2時間) 【事後学習】アクセントのルールに基づき、設問4①を解答しておくこと。 (2時間) |
8 |
英語形態論(1):語形成のメカニズム、形態素について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】語(単語)の定義を試みておくこと。 (2時間) 【事後学習】形態素について把握しておくこと。 (2時間) |
9 |
英語形態論(2):複合語と派生語、接頭辞と接尾辞について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】テキストp. 63-86を読み、語が変化する場合を把握しておくこと。 (2時間) 【事後学習】形態論に基づき、設問5-13を解答しておくこと。 (2時間) |
10 |
英語統語論(1):句構造、構成素について(Xバー理論)(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】統語論とはどのような研究分野であるかを文献などで調べておくこと。 (時間) 【事後学習】構成素に基づき、複数の事例を用いて分析しておくこと。 (時間) |
11 |
英語統語論(2):語の拡張(Xバー理論に基づく語句のあり方について)およびその一般化、抽象化について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】構成素による分析について理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】Xバー理論に基づき、設問1を解答しておくこと。 (2時間) |
12 |
英語統語論(3):語の拡張(Xバー理論に基づく語句のあり方について)およびその一般化、抽象化について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】Xバー理論の抽象化された概念を理解しておくこと (2時間) 【事後学習】Xバー理論に基づき、各種の句の樹形図を描けるようにしておくこと。 (2時間) |
13 |
英語統語論(4):語の拡張(Xバー理論に基づく語句のあり方について)およびその一般化、抽象化について(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】Xバー理論の抽象化された概念を理解しておくこと (2時間) 【事後学習】Xバー理論に基づき、各種の句の樹形図を描けるようにしておくこと。 (2時間) |
14 |
英語統語論(5):不定詞および節の共通性について(その2)(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】高校までの文法で不定詞・節はどのように分析されていたかを確認しておくこと。 (2時間) 【事後学習】テキスト設問1を解答しておくこと。 (2時間) |
15 |
英語統語論(6):不定詞および節の共通性について(その2)(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】名詞句、動詞句などがどのようにして構成されているかを理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】節構造を抽象化したことにより得られる長所を理解しておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 西光義弘 『英語学概論』 くろしお出版 1997年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:各回ごとの課題による評価(60%)、最終到達度確認課題による評価(40%) |
オフィスアワー | メールによる質問および回答 |