検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和元年度以前入学者 | 中国学特別研究1 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 山本まり子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | ・オンデマンド授業を実施する。 ・指定するGoogleDriveを活用する(データの容量の都合上、Blackboardによる教材の配信は原則、行わない)。 ・本シラバス掲載の教科書(冊子体)、事前に送付する資料(印刷物)に加え、GoogleDrive内に収めるデータ(映像・音声・資料)、及び本授業用HP内に収めるデータを活用する。 ・本シラバス記載の「bookshelf」の所在については初回の授業中、告知する。 ・受講生作成・制作の成果物へのフィードバックはE-mailによって行う。 BlackboardコースID:20211584 |
---|---|
授業概要 | 中国で誕生した書の歴史的変遷を辿りながら、実技・鑑賞を通して、いくつかの文化的事項について学び、中国文化への理解を深める。 |
授業のねらい・到達目標 | 1)書体の変遷の概要について説明ができる。また、習得し得たそれぞれの書体・書風について毛筆・硬筆による表現ができる。 2)いわゆる悪筆とされる具体的な事例について検討し、それについて正しい理解、説明ができる。 3)授業中取り上げる書家・書作品、及びその時代背景の概要に関する説明ができる。 学修において、自ら取り組むべき課題を見出すことができる(A-5-1)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの5に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】・【実技】 教科書・事前送付資料・配信するデータに記載・掲載されている事項について説明する。その後、実技(毛筆・硬筆)・レポート作成などの実践へと進める。 |
履修条件 | ・授業担当者へのE-mailによる課題提出(送信)を出席とみなす。3分の2以上の出席(E-mailによる課題提出)を履修条件とする。 ・やむを得ず数回に亘り連続して受講できない場合は、E-mailを通して連絡すること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス(授業概容・授業方法・評価基準のことなど)。書体の概要について学ぶ。
【事前学習】シラバスの事前確認を行う。教科書8~27頁を通読。 (2時間) 【事後学習】シラバスの再読。指定教材(音声・資料データ)の再視聴、再読を行う。 (2時間) |
2 |
書道の用具・用材
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)、教科書78頁の内容確認を行い、書道の用具・用材について調べる。 (1時間) 【事後学習】書道(漢字用)の用具・用材、文法四宝などに関する学習内容について整理する。 (3時間) |
3 |
【硬筆】『九成宮醴泉銘』臨書
【事前学習】指定された書写・書道用語についてそれぞれ調べる。 (1時間) 【事後学習】指定教材(資料データ)の中の「第1回漢字」を読み、書写・書道用語について理解する。 (3時間) |
4 |
漢字の書き方の基礎(1)
【事前学習】bookshelf第1章第2講を読む。 (1時間) 【事後学習】「画の接し方」・「偏と旁との関係」・「張りと締め」などに関する学習内容について事例を交えながら整理する。 (3時間) |
5 |
【硬筆】熨斗紙の表書き(35項目程度):提出⑤
【事前学習】指定教材(映像・音声・資料データ)の内容確認を行う。 (1時間) 【事後学習】指定課題の各漢字に見られる「点画の在り方」・「画の接し方」・「偏と旁との関係」・「張りと締め」に注目し、既習内容について整理する。 (3時間) |
6 |
漢字の書き方の基礎(2)
【事前学習】本授業用HP内に収められている教材「正しい手書き文字(漢字)の書き方」を視聴する。 (2時間) 【事後学習】指定教材(音声・資料データ)の内容確認を行い、「能筆」と対極をなすいわゆる「悪筆」の中に見られるいくつかの要素について判別する目を養うことにより書写力の向上を図る。 (2時間) |
7 |
書体の成立とその変遷
【事前学習】教科書8・9頁を読み、各書体の成立時期・その特徴の概容について理解する。 (2時間) 【事後学習】指定教材(解答)の内容を確認し、各書体について学び得たことを整理する。 (2時間) |
8 |
*本授業(第8回目)以降の実践では毛筆を使用する。 『九成宮醴泉銘』臨書(1) 【事前学習】bookshelf第1章第2講を読む。 (1時間) 【事後学習】指定課題の中に存する「点画の在り方」・「画の接し方」・「偏と旁との関係」・「張りと締め」に関する学習内容について整理する。 (3時間) |
9 |
熨斗袋の表書き(12項目)
【事前学習】既習「提出⑤」における授業担当者からのフィードバック内容を再度確認する。 (2時間) 【事後学習】教科書122頁、指定教材(映像・音声・資料データ)の再視聴・再読。 (2時間) |
10 |
『九成宮醴泉銘』臨書(2)
【事前学習】教科書17・20頁を読む。『九成宮醴泉銘』について調べる。 (2時間) 【事後学習】『九成宮醴泉銘』の書の特徴、歴史的価値について整理する。 (2時間) |
11 |
『孔子廟堂碑』臨書
【事前学習】教科書16~18頁を読む。『孔子廟堂碑』の書の鑑賞を行い、その書の特徴、美しさについて感じたことを記す。 (3時間) 【事後学習】『孔子廟堂碑』の書の特徴について学び得たことを整理する。 (1時間) |
12 |
『九成宮醴泉銘』・『孔子廟堂碑』臨書
【事前学習】両作品の書の中からいくつかの同一文字を鑑賞し、書風の違いについて比較検討を行う。既習「右払い・左払いを有する漢字」・「許容される漢字」の書き方についても確認を行う。 (2時間) 【事後学習】本授業内容の中の「背勢」・「向勢」について理解を深め、後日行う創作の学習において活かせるように技能を習得する。 (2時間) |
13 |
『雁塔聖教序』臨書
【事前学習】教科書22頁を読む。『雁塔聖教序』の書の鑑賞を行い、その書の美しさについて感じたことを記す。 (2時間) 【事後学習】本授業内容の中の「蔵鋒」・「露鋒」について理解した上で『雁塔聖教序』の書の特徴、歴史的事項について学び得たことをまとめる。 (2時間) |
14 |
『顔氏家廟碑』臨書(1)
【事前学習】教科書14・15・26頁を読む。その後、「拓本」について調べる。 (2時間) 【事後学習】本授業内容の中の「蔵鋒」・「蚕頭燕尾」について理解した上でその技能の習得に努める。 (2時間) |
15 |
『顔氏家廟碑』臨書(2)
【事前学習】顔真卿の書(楷書)の特異性について調べる。 (1時間) 【事後学習】本授業内容の中の「向勢」・「曲がり」における用筆について理解した上でその技能の習得に努める。 (3時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 關正人ほか著 『書Ⅰ』 教育図書 2016年 |
参考書 | 授業中、適宜、紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(20%)、授業参画度:E-mailによる課題提出(50%)、提出作品(30%) ・「レポート」・「E-mailによる提出課題」・「提出作品」等の提出期限、厳守のこと(期限に遅れた場合、受け付けることができません)。 ・授業担当者へのE-mailによる課題提出(送信)を出席とみなします。3分の2以上の出席(E-mailによる課題提出)がない場合、単位取得が困難です。ご注意下さい。 |
オフィスアワー | E-mailにて受け付けます。 |
備考 | ・講義・課題に関することは、毎回(授業前)、配信するデータをもとにご確認下さい。 ・一定期間経過後のデータは順次削除します。ご注意下さい。 ・授業担当者のE-mailアドレスは事前送付資料№1に記載されています。 |