検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和元年度以前入学者 | 特殊研究ゼミナール3 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 赤井紀美 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 主として同時双⽅向型授業(Zoomによるライブ中継)。Zoomによる発表とディスカッション。 BlackboardコースID:20211470 |
---|---|
授業概要 | 近現代小説を読むためのゼミナール。各自のレジメ発表を通じて、卒論制作の基礎作業とし、卒論の完成に役立てることを目標とする。 |
授業のねらい・到達目標 | 各自の卒業論文作成を最終的目標としてテーマを検討し、論文作成の方法を習得する。 近現代文学のテクストを読解しながら、卒論制作の方法や、テーマの理解を深める過程を学び、分析の力を育てる。 各自の研究テーマ設定のための調査方法を実践し、身に付ける。多様な作品を読む姿勢を育てる。 資料収集、文献の読み方と整理、論考の構成や論文執筆の手続きなど、自らのテーマを展開するための具体的なやり方を身に付ける。 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の高度な専門性を活用し,自己の高度な倫理観を倫理的な課題に適切に適用することができる。(A-1-4) ・日本文学・日本語学研究の高度な専門性をもって,世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-4) ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報に基づく論理的・批判的な考察を通じて,課題に対し,具体的かつ論理整合的な見解を示すとともに,その限界を認識することができる。(A-3-4) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題につき,創造力と独自性をもって解決の方法と手順を立案し,独力または他者と協働して問題を解決することができる。(A-4-4) ・日本文学・日本語学研究のスキルを高度に活用しながら,責任と役割を担い,あきらめない気持ちで新しいことに果敢に挑戦することができる。(A-5-4) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて他者との信頼関係を確立し,ときに強い影響を与えることができる。(A-6-4) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら,集団の活動において,より良い成果を上げるために,他者と協働し,作業を行うとともに,指導者として他者の力を引き出し,その活躍を支援することができる。(A-7-4) ・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら,学修状況の自己分析に基づく評価を,今後の学修に活かすことができる。(A-8-4) |
授業の方法 | 授業の形式:【ゼミ】 受講生の関心にしたがってテクストを取り上げ、担当者はレジメを作成し、受講者はそれに対する意見を述べる。 第1回に全体的なガイダンスを行い、テクストの選択や発表担当の決め方を指示する。 第2回で発表担当を決め、テクストを選択し、資料作成の方法も説明する。発表担当者は事前相談をするようにする。 第3回~4回では資料収集や文献の使い方、立論についての説明、また卒業論文執筆までの年間計画を立てることを学ぶ。 第5回から発表に入ることとし、毎回の発表者は事前指導を教員と行う。ゼミ生には事前に発表作品の資料を配る。発表者以外は、その資料を授業前に読み、多様な作品を読み解く能力を育てる。 発表後にクラスでディスカッションを行い、感想を提出する。最終的には、ゼミナール4につながる卒論を完成させる力を養う。 レポートのフィードバックの方法等については、授業内で指示する。 |
履修条件 | 受講を許可された4年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は第1回目の授業で申し出ること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
自分のテーマや扱う作品について考える
【事前学習】発表したいテクストを選定する (2時間) 【事後学習】発表するテクストの調査を開始する (2時間) |
2 |
発表者の決定、前期スケジュールの確認
【事前学習】発表担当日のスケジュールを考える (2時間) 【事後学習】先行論などを調査する (2時間) |
3 |
調査と資料収集の方法を確認
【事前学習】集めている資料を整理する (2時間) 【事後学習】発表に必要な資料を再確認する (2時間) |
4 |
読解の方向性を確認する
【事前学習】テクストの読解の可能性を考える (2時間) 【事後学習】読解の中心点問題を決める (2時間) |
5 |
担当者による発表開始
【事前学習】発表者のテクストについて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】レジメの作成のポイントを理解する (2時間) |
6 |
対象テクストのテーマの理解を深める
【事前学習】発表者のテクストついて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】読解テーマを明晰にするコツを整理しておく (2時間) |
7 |
同時代状況を調査し確認する
【事前学習】発表者のテクストについて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】時代状況を作品から読む方法を考える (2時間) |
8 |
作家情報を調査し作品読解に利用する
【事前学習】発表者のテクストについて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】作家の情報の整理の仕方を考える (2時間) |
9 |
登場人物の言動に注目し、読み解く
【事前学習】発表者のテクストについて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】登場人物を理解するための考え方を整理する (2時間) |
10 |
表現の特色・語りの性質を考える
【事前学習】発表者のテクストについて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】表現の特色の捉え方を整理する (2時間) |
11 |
物語構造を把握する方法を考える
【事前学習】発表者のテクストについて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】ストーリーの流れのつかみ方を理解する (2時間) |
12 |
レジメの仕上げ方を考える
【事前学習】発表者のテクストについて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】効果的なレジメの作成を考える (2時間) |
13 |
レポート・卒論に発表を反映させる
【事前学習】発表者のテクストについて配布プリントを読んでおく (2時間) 【事後学習】レポート作成の準備に取りかかる (2時間) |
14 |
疑問点の洗い出し、今後の課題を確認
【事前学習】発表したテクストの特色・問題点を整理する (2時間) 【事後学習】レポートにまとめるべきことを理解する (2時間) |
15 |
これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
【事前学習】レポートのミスがないかチェックを行う (2時間) 【事後学習】レポートの反省点を考える (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | 主としてプリント使用。テキストによっては、購入する場合もある。 |
参考書 | 授業中に指示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は、発表、ディスカッションへの参加、感想の提出を含む。 |
オフィスアワー | メールやZoom上などで随時行う。 |