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特殊研究ゼミナール3

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令和元年度以前入学者 特殊研究ゼミナール3
教員名 荻野綱男
単位数    1 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンライン授業(同時双方向型)の遠隔授業。会議システムとして Zoom を利用する。
BlackboardコースID:20211467
授業概要 テキストエディタ MIFES を使って、手元のテキストデータをさまざまに検索し、加工することを学ぶ。それを通して、コーパスを検索・加工する技術を身につけ、日本語学の研究法の一端を習得する。
授業のねらい・到達目標 テキストエディタ MIFES を使いこなすことにより、自分のパソコン内にあるあらゆるテキストデータを自由に扱える能力を獲得することがねらいである。
テキストエディタ MIFES に備わったキーボードマクロ、さらにはマクロコマンドを使えば、ある程度の量のテキストデータを自由に検索・加工することも可能になる。そのような機能を使えるようにすることで、さまざまなデータをパソコンで加工する「処理能力」を向上させる。
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の高度な専門性を活用し,自己の高度な倫理観を倫理的な課題に適切に適用することができる。(A-1-4)
・日本文学・日本語学研究の高度な専門性をもって,世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-4)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報に基づく論理的・批判的な考察を通じて,課題に対し,具体的かつ論理整合的な見解を示すとともに,その限界を認識することができる。(A-3-4)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題につき,創造力と独自性をもって解決の方法と手順を立案し,独力または他者と協働して問題を解決することができる。(A-4-4)
・日本文学・日本語学研究のスキルを高度に活用しながら,責任と役割を担い,あきらめない気持ちで新しいことに果敢に挑戦することができる。(A-5-4)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて他者との信頼関係を確立し,ときに強い影響を与えることができる。(A-6-4)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら,集団の活動において,より良い成果を上げるために,他者と協働し,作業を行うとともに,指導者として他者の力を引き出し,その活躍を支援することができる。(A-7-4)
・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら,学修状況の自己分析に基づく評価を,今後の学修に活かすことができる。(A-8-4)
授業の方法 授業の形式:【ゼミ】
荻野の講義を中心に進めるが、受講者は毎回の宿題を実行しながら、順次テキストエディタの機能の詳細を知り、自分で体験することが重要である。
ある程度、自由にテキストエディタが使えるようになったところで、それを活用した日本語研究の課題にチャレンジし、その結果をレポートとして提出する。
フィードバックの方法:宿題の結果は翌週の授業資料として全員に配布する。
履修条件 受講を許可された4年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は第1回目の授業で申し出ること。
授業計画
1 イントロダクション――エディタが開く新しいデータ処理の世界
【事前学習】パソコンの使い方を復習し、特に「メモ帳」の使い方を確認しておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第1回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
2 MIFES の基本──インストールと入出力
【事前学習】テキストエディタとはどんなものか、ネットで検索して調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第2回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
3 MIFES の基本──基本操作
【事前学習】テキストエディタを自分で操作し、データの読み書きを経験しておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第3回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
4 MIFES の応用――検索と正規表現
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、正規表現を用いた置換について調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第4回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
5 MIFES の応用――検索と正規表現の補足
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、正規表現を用いた置換について調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第5回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
6 MIFES の応用――置換とカスタマイズ
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、正規表現を用いた置換について調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第6回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
7 MIFES のツール――ソート(sort)と単一化(uniq) など
【事前学習】テキストエディタの各種メニューを参照して、どんな機能があるか、一通り調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第7回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
8 キーボードマクロ(1)──使い方の基本とその例
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、キーボードマクロについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第8回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
9 キーボードマクロ(2)──別のファイルへの抽出
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、キーボードマクロについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第9回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
10 キーボードマクロ(3)――コーパスの検索と保存
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、キーボードマクロについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第10回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
11 復習セッション
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、自分でキーボードマクロが実行できるようになっておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第11回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
12 マクロコマンド(1)──マクロコマンドの作成と使用(dfind)マクロコマンドの学び方
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、マクロコマンドに含まれる関数や定数について調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第12回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
13 マクロコマンド(2)──spacecut と callword の作成と使用
【事前学習】テキストエディタのヘルプを参照して、マクロコマンドの作成のしかたについて調べておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第13回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
14 マクロコマンド(3)──変数の値を見る方法と katakana
【事前学習】レポート課題を実際に調査すること (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること。第14回目の宿題を行いメールで報告すること (2時間)
15 まとめ 荻野流エディタの使い方(補説:Word でのキーボードマクロ)
【事前学習】テキストエディタをどう使うのか、何に使えるのか、想像も含めて考えておくこと (2時間)
【事後学習】配布プリントも含めて講義の内容を復習すること (2時間)
その他
教科書 なし。毎回プリントを用意する。
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 レポート(80%)、授業参画度(20%)
授業参画度は、毎回の宿題等で評価する。
オフィスアワー メールで対応する

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