文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 国文学科 > 近代文学講義
日本大学ロゴ

近代文学講義

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 近代文学講義
令和元年度以前入学者 近代文学講義2
教員名 高榮蘭
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型、オンデマンド型で授業を行う。ただ、課題研究などをも組み込んでいく可能性がある(事前に相談・周知する)。
履修者は、①初回授業開始時までに必ず、Blackboardコース登録を済ませておくこと。②コース内の「連絡事項」とstuメールを通して、ZOOMのIDとPWの案内を出す予定なので、必ず確認すること。③ZOOMにアクセスし、授業に参加すること。
BlackboardのコースID:20211437。
通信環境のトラブルにより、やむを得ずリアルタイムで受講できなかった場合は、個別に対応する。stuメール等で連絡すること。
授業概要 1920−30年代の文学ー文化の変容。映像、写真、雑誌、制度、読書文化など、多角的な側面から、この時期の文学ー文化現象について学ぶ。
授業のねらい・到達目標 近年の物語に関する分析方法の基本を紹介しながら、日本の近代小説を取り上げ、その表現、構成、文脈、発表メディアとの関係などを分析する手法を学ぶ。この授業では、教員による講義のあと、二つの方法(①学んだ知識について他の受講生と議論する、②一人で与えられた短い文章を分析する➡それについて他の受講生と議論する)で練習をする予定である。そのやりとりの過程で、現代文学表現を自力で分析するための方法を身につけることができるだろう。
旧カリキュラムでは、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,4及びカリキュラムポリシーCP2,4,に対応している。
日本文学・日本語学研究の専門性をもって,世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3)
日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
授業の方法 授業の形式:【講義】
授業の形態(同時双方向、オンデマンド、課題研究)にあわせて、予習・復習の課題について、事前に案内する。基本的に講義形式だが、受講者にはblackboardの掲示板に開設した質問スレッドに答える、あるいは、課題提出を求める形で意見を聞く。通信環境の問題などで、同時双方向に出席できなかった場合は個別対応をする予定である。課題研究を行った場合、同時双方向の時間に課題の解説を行う。
授業計画
1 授業のテーマや到達目標及び授業の方法について学ぶ。(A-1、A-2)「同時双方向型」
【事前学習】図書館などで文学理論に関する本を探し、目次を確認してみよう (2時間)
【事後学習】授業計画に沿って読書スケジュールを立てること (2時間)
2 物語はどのように構成されているのかについて学ぶ。(A-2、A-3)「同時双方向型」
【事前学習】前回紹介された参考文献を調べてくること (2時間)
【事後学習】授業で学んだ概念について整理しておくこと (2時間)
3 文学市場の成立について学ぶ。(A-2、A-3、A-4)「同時双方向型」
【事前学習】前回配布した資料を読み、質問内容をノートに書いてくること (2時間)
【事後学習】授業で学んだ概念を配布された課題のプリントを解きながら整理しておくこと (2時間)
4 震災と視覚的なテクノロジーの問題について学ぶ。(A-2、A-4)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間)
【事後学習】指定された作品を使いながら、コメントを書いておくこと (2時間)
5 震災に関する複数の短編小説を比較し、文学表現の可能性について学ぶ。(A-2、A-4、A-6)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間)
【事後学習】配布された資料を読み、感想を書いておくこと (2時間)
6 江戸川乱歩の小説と『新青年』など、雑誌文化について学ぶ。(A-2、A-4、A-6)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間)
【事後学習】授業で取り上げた小説を読んでおくこと (2時間)
7 江戸川乱歩の小説に描かれた都市の問題について学ぶ。(A-2、A-3、A-4)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間)
【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間)
8 宮本百合子と女性の書き手について学ぶ。(A-2、A-3、A-4)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間)
【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間)
9 宮本百合子をてがかりに、女性と移動の問題について学ぶ。(A-2、A-3、A-4)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間)
【事後学習】指定された作品を読み、整理しておくこと (2時間)
10 林芙美子の「放浪記」と女性の移動について学ぶ。(A-2、A-3、A-4)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間)
【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間)
11 林芙美子の従軍記と女性の移動について学ぶ。(A-2、A-4、A-6)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間)
【事後学習】在日をめぐる文学作品について調べておくこと (2時間)
12 社会主義者たちの移動について学ぶ。(A-2、A-4)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間)
【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間)
13 出版社・編集者たちの植民地や満洲出張と出版市場の拡張について学ぶ。(A-2、A-4)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布した資料を読んでくること (2時間)
【事後学習】指定された文章を読み、整理しておくこと (2時間)
14 植民地出身作家の登場について学ぶ。(A-2、A-4、A-5)「同時双方向型orオンデマンド型」
【事前学習】前回配布したプリントを読んでくること (2時間)
【事後学習】指定された作品を読み、感想を書いておくこと (2時間)
15 第1回目から第14回目までの講義内容について質疑応答を行う。(A-2、A-4)「同時双方向型」
【事前学習】【事前学習】これまでの資料をすべて整理し、質問内容を書いてくること (2時間)
【事後学習】授業中の議論を整理し、まとめておくこと (2時間)
その他
教科書 なし。主としてプリントを使用する。
参考書 授業時に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:課題研究、A-2、A-6、A-8の達成度を評価します。(60%)、授業参画度:オンデマンドの教材の視聴状況とクイズ等で、達成度を評価します。(40%)
授業中に課す議論、課題研究、blackboardの掲示板への対応(内容についての採点を含む)が授業参画度の基準となる。
オフィスアワー Blackboardを通して質問してください。面談が必要な場合は、事前に日程を調整し、オンラインで行います。

このページのトップ