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中古文学史

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令和2年度以降入学者 中古文学史
教員名 袴田光康
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業(ZOOMによるライブ中継)によって授業を行う。(ただし、ZOOMに接続できない者についてはBlackboardの「教材」の視聴によって受講することを認めるので、担当教員に相談すること。)

BlackboardコースID:火曜3限→20211400
授業概要 平安時代の文学には漢文・和歌・仮名文などの領域があるが、それらの諸領域が相互に作用しながら文化的な大きな流れが形成されていったことが文学史を考える上では重要である。この授業では特に平安時代の文学の流れを「真名」と「仮名」の関係性から把握し、それぞれの文学作品の特徴と意義について講義する。
授業のねらい・到達目標 平安時代の文学作品とその流れについて理解を深めるとともに、作品読解に必要な社会的背景や歴史的知識を身に付ける。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,日本文学・日本語学研究,ひいては人文学の役割や,倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-2)
授業の方法 授業の形式:【講義】
ZOOMを用いた講義形式の授業である。毎回、担当教員よりBlackboardを通じてZOOMの「招待状」(URL・ID等)を受講生に通知するので、受講生は各自ダウンロードして時間割の時間帯にZOOMに参加して受講をすること。なお、第4回、第9回、第14回の授業では授業内で小テストを実施してテストの解説を行う。
授業計画
1 「真名」と「仮名」について【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】シラバスをよく読んで、平安時代の文学作品を概観する。 (2時間)
【事後学習】各自の学修目標を定める。 (2時間)
2 平安遷都と都市文学の形成【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】摂関期までの歴史の流れを調べる。 (2時間)
【事後学習】教材の平安京復元図を復習し、主要な場所を確認する。 (2時間)
3 嵯峨朝と勅撰漢詩集【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】歴史上の嵯峨天皇の時代について調べておく。 (2時間)
【事後学習】文章経国思想の和漢の違いについてまとめる。 (2時間)
4 授業内の小テスト1とテストの解説【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】これまでの授業内容を復習する。 (2時間)
【事後学習】テストの自己採点をする。 (2時間)
5 良吏伝の特徴【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】テストでわからなかった点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】律令体制について調べる。 (2時間)
6 『古今和歌集』の真名序【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】『古今和歌集』について調べる。 (2時間)
【事後学習】『毛詩』大序を復習する。 (2時間)
7 『古今和歌集』の仮名序【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】紀貫之について調べる。 (2時間)
【事後学習】真名序と仮名序の違いを整理する。 (2時間)
8 『土佐日記』の語りの虚構【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】『土佐日記』について調べる。 (2時間)
【事後学習】女性仮託の意味を考える。 (2時間)
9 授業内の小テスト2とテストの解説【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】これまでの授業内容を復習する。 (2時間)
【事後学習】テストの自己視点をする。 (2時間)
10 『蜻蛉日記』の自照性【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】テストでわからなかった点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】『蜻蛉日記』と現代の日記の違いを考える。 (2時間)
11 『源氏物語』と歴史【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】平安時代の皇統交替について調べておく。 (2時間)
【事後学習】準拠論と時代設定の違いを考える。 (2時間)
12 『紫式部日記』とジェンダー【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】紫式部について調べる。 (2時間)
【事後学習】現代の女性のジェンダーと比較する。 (2時間)
13 『栄花物語』の達成【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】赤染衛門について調べる。 (2時間)
【事後学習】物語と史書の違いについてまとめる。 (2時間)
14 授業内の小テスト3とテストの解説【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】これまでの授業内容を復習する。 (2時間)
【事後学習】テストの自己採点をする。 (2時間)
15 平安時代の文学史のまとめ【同時双方向型】(A-1-2)
【事前学習】テストでわからなかった点をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】各自の目標達成度を確認する。 (2時間)
その他
教科書 授業時に配布する教材を教科書とする。
参考書 文学史に関する参考文献は多いので、主要なものについては最初の授業で紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:3回の授業内テストの合計点によって評価する。(100%)
オフィスアワー メールで、随時、質問や相談を受ける。回答もメールで行う。

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