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東洋史基礎実習２

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令和２年度以降入学者 東洋史基礎実習２
令和元年度以前入学者 東洋史基礎実習２
教員名 福島恵
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業（Zoomによるライブ中継）
Blackboard ID: 20211305
授業概要 中国の故事説話を読み，漢文史料の扱い方を知る
授業のねらい・到達目標 「蛍雪の功」「孟母三遷」など，中国古代の故事をもとにした言葉は，現代の日本でもよく使われています。本授業では，その故事成語を学ぶ入門書として日本で古くから用いられ，漢学教養の肝要の書とされた『蒙求』を読むことで，中国の故事説話や歴史・文化を知ると同時に，漢文史料の読解力とそれを報告する力を身に付けます。
・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し，専門的知識に基づいて説明することができる（A-4-2）。
・新しい問題に取り組む意識を持ち，そのために必要な情報を収集することができる（A-5-2）。
・新しい人びととコミュニケーションを取り，専門的知識について正しく説明することができる（A-6-2）。
・学修活動において，積極的にリーダーシップを発揮し，他者と協働して作業をすることができる（A-7-2）。
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い，分析することができる（A-8-2）。
この科目は文理学部（学士（文学））のDP4～8及びCP4～8に対応しています。
授業の方法 授業の形式：【実習】
授業では現代語訳を書き下しし，現代語訳を完成させることを目指します。
授業前に主担当者は，書き下し・語釈・現代語訳を掲載したレジュメを作成し，説明できるように準備し，その他の学生も自分で書き下し文と現代語訳を予習します。
また，主担当者は，報告終了後に訂正レジュメを提出してください。
なお，授業の方法は，受講者の人数によって変化することがあります。
※初回の講義開始までにBlackboardのコース登録をしてください。受講者への連絡はBlackboardの「連絡事項」欄に掲示するので随時確認してください。
授業計画
1 ガイダンス：授業の進め方について，『蒙求』について，漢文訓読・調べ方について
【事前学習】シラバスを事前に読んでおく。 （2時間）
【事後学習】漢和辞典を準備する。 （2時間）
2 「墨子悲絲，楊朱泣岐（人生の出発と岐路）」：レジュメの作成方法，研究論文での史料の位置付け
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
3 「孫楚漱石，郝隆曬書（口達者な人の話）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
4 「孫康映雪，車胤聚螢（蛍雪の功）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
5 「平叔傅粉，弘治凝脂（美男子の話）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
6 「西施捧心，孫寿折腰（美女の話）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
7 「紀昌貫虱，養由號猨（弓の名人の話）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
8 「蒙恬製筆，蔡倫造紙（筆と紙の発明）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
9 「馬良白眉，阮籍青眼（容姿の話）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
10 「馬良白眉，阮籍青眼（容姿の話）」の続き
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
11 「陵母伏剣，軻親断機（賢母の話：孟母三遷）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
12 「陵母伏剣，軻親断機（賢母の話：孟母三遷）」の続き
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
13 「孔明臥龍，呂望非熊（皇帝の師）」
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
14 「孔明臥龍，呂望非熊（皇帝の師）」の続き
【事前学習】書き下し・現代語訳の作成。 （3時間）
【事後学習】授業内容の復習。 （1時間）
15 これまでの授業のまとめ
【事前学習】訂正レジュメの作成 （2時間）
【事後学習】訂正レジュメの提出 （2時間）
その他
教科書 教科書は指定せず，テキストを配布します。
参考書 随時紹介します。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
「授業参画度」は，報告内容（30％）・訂正レジュメ（40％）・リアクションなど（30％）。
オフィスアワー Blackboardを通じて質問・相談などに対応します。

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