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考古学特講８
| 令和２年度以降入学者 | 考古学特講８ | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 令和元年度以前入学者 | 考古学特講８ | ||||
| 教員名 | 平野修 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2～4 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 史学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業の形態 | 課題研究＋オンデマンド（PDFによる講義資料配信と音声による授業配信の組み合わせ）で実施する。 Blackboard ID: 月曜4限→20211293 |
|---|---|
| 授業概要 | 文化財調査員・研究員としての経験をもつ教員が、全国各地から検出された考古資料から、古代地域社会の実像を探る考え方を講義する。本授業では、考古学特講7で学修した宮都や地方官衙、集落遺跡などの考古学的事例成果を踏まえて、より詳細な遺構論・遺物論を展開する。 |
| 授業のねらい・到達目標 | １．普段考古学的用語として使用している「竪穴住居」の用語の検討やその基本構造、日常において当たり前に使用している「塩」の問題。そしてこれまで考古学的側面から検討がされてこなかった古代の東北民「蝦夷（エミシ）」の強制移住問題などを取り上げるが、古代に起こった事件やさまざまな出来事が現代社会にも通じていることを理解し、他者にも説明できるようになる。 ２．「地域社会と国家」「交流する地域社会」「多民族多文化共生」という視点から歴史を考えることができるようになる。 この科目は文理学部（学士（文学））のDP及びCP2、3に対応しています。 現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる(A-2-2)。 既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。 |
| 授業の方法 | 授業実施日(15回)にBlackboardを通して、オンデマンド教材(解説授業音声ファイル15分前後×3～4本とパワーポイントの画面をPDF化した授業資料)を配信するとともに、授業参画度の目安としての課題（４回）と、試験の代わりとなる課題研究（１回）を課します。課題等のテーマについてはBlackboard上にて通知する。 ＊履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
災害と遺跡－遺跡にみる地震と洪水災害の痕跡-(オンデマンド授業)
【事前学習】過去および近年頻発している地震・洪水災害やについて、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 2 |
災害と遺跡－遺跡にみる火山災害の痕跡-(オンデマンド授業)
【事前学習】過去および近年に起こった火山災害について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 3 |
遺跡でみられる建物遺構(オンデマンド授業)
【事前学習】遺跡から発見される建物遺構にはどのようなものがあるのか、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 4 |
カマドをもつ竪穴建物－「竪穴建物」用語について-(オンデマンド授業)
【事前学習】「カマド」とは何か、調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 5 |
カマドをもつ竪穴建物－竪穴建物の上部構造-(オンデマンド授業)
【事前学習】発掘調査された竪穴建物の上部構造について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 6 |
カマドをもつ竪穴建物－内部構造-(オンデマンド授業)
【事前学習】発掘調査された竪穴建物の内部構造について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 7 |
カマドをもつ竪穴建物－カマドの形態と構造―(オンデマンド授業)
【事前学習】発掘調査されたカマドの構造について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 8 |
古代の塩-都城へ運ばれた塩-(オンデマンド授業)
【事前学習】日本列島における「塩」づくりについて、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 9 |
古代の塩-内陸地域社会へ運ばれた塩-(オンデマンド授業)
【事前学習】古代の各地域で出土している製塩土器について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 10 |
古代の塩-古代の沿岸部地域社の塩の生産場を考える-(オンデマンド授業)
【事前学習】古代・中世の沿岸地域における塩生産の状況について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 11 |
強制移住させられた東北民の話-古代のエミシ（蝦夷））とは-(オンデマンド授業)
【事前学習】古代国家がとった辺境政策について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 12 |
強制移住させられた東北民の話－エミシの強制移住とエミシの土器-(オンデマンド授業)
【事前学習】東北エミシの文化について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 13 |
強制移住させられた東北民の話－古代武蔵国における移民痕跡―(オンデマンド授業)
【事前学習】古代の武蔵国の特質について、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 14 |
強制移住させられた東北民の話-エミシのムラ―東京都多摩市所在の上っ原遺跡・竜ケ峰遺跡の事例から考える―(オンデマンド授業)
【事前学習】東京都多摩市内の古代遺跡を中心に、事前に調べておくこと。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| 15 |
古代東国の渡来系集団(オンデマンド授業)
【事前学習】古代東国の渡来人について、事前に調べておくとこ。 （2時間） 【事後学習】学修した内容を整理し、疑問点などを明確にしておくこと。 （2時間） |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | なし |
| 参考書 | 文化庁文化財部記念物課 監修 『発掘調査のてびき－集落遺跡発掘編－』 同成社 2010年 文化庁文化財部記念物課 監修 『発掘調査のてびき－整理・報告書編－』 同成社 2010年 文化庁文化財部記念物課 監修 『発掘調査のてびき－各種遺跡調査編－』 同成社 2013年 本書は考古学の基本的な考古学用語、発掘調査方法などを理解するうえで参考となります。 |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート:試験の代わりとなる課題研究（１回×60点）2500文字程度でまとめる。(60%)、授業参画度:テーマ別（４回×各10点）の授業の内容を2000文字前後でまとめてもらいレポートとして提出してもらう。（4回×10点）(40%) 対面試験の代わりとする課題研究（１回×60点）は、提出しないと総合成績評価が合格点（60点）に達しないのと、成績評価の対象となりませんので注意してください。また提出期限が過ぎての提出の場合、採点の満点が、課題が6点、課題研究が40点となりますので注意してください。 |
| オフィスアワー | Blackboard内の大学メール、もしくは講義配付資料に明示するメールアドレスで対応します。 |
| 備考 | 授業の進行状況により、万が一シラバスに変更がある場合は、Blackboard上でお知らせします。 |