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令和2年度以降入学者 | 考古学特講2 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 考古学特講2 | ||||
教員名 | 小池聡 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型授業。 この講義のBlackboardIDは「20211287」です。 |
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授業概要 | 完新世に入り地球規模の気候変動の中で、農耕を行わない新石器定住社会「縄文社会」が展開する。本講義では、様々な考古資料を観察するとともに、画像を用いて縄文時代・縄文文化・縄文遺跡・道具と技術・社会について論じる。特に縄文文化を学ぶことで現代社会と日本文化を考える。日本文化の根源や私たちの系譜について学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 自然と共存していた縄文人の諸活動やその痕跡である遺跡・道具と技術などを学び、列島独自に発達した縄文文化を理解することができる。縄文文化の中に見出される日本文化の根源・独自性を学ぶことができる。縄文人のライフスタイルと私たちを比較し、現代社会と未来を考えることができる。 この科目は文理学部(学士(文学)のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応しています。 ・世界諸国の歴史、経済、文化、政治などの背景を理解し、国際社会が直面している問題を人文学の視点から説明することができる。 (A-2-3) ・物事を既存の知識にとらわれることなく、人文学的根拠にもとづいて論理的・批判的に考察し、説明することができる。(A-3-3) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 オンデマンド型の遠隔授業(14回)と達成度試験の課題(1回)を実施ます。特に第14回授業は課題研究で、達成度試験課題の作製とします。 各回授業はリアクション課題(コメント・クイズなど取り組み易いもの)を実施し、出席(視聴)と授業理解度確認・授業の質問受付を行うとともに、すべてフィードバックを実施して授業理解を更に深めるようにします。 受講者への連絡はBlackboardの連絡事項欄に掲示します。また、メールでも通知しますので随時確認してください。各回授業は、授業実施日までにBlackboardを用いてオンデマンド教材(パワーポイント音声付き動画3本)のリンク配信します。登録学生は各回配信授業を受講してリアクション課題をBlackboardで回答してください。 受講時・受講後参考資料(プリントPDFA4版で4ページ程度)としてBlackboardに各回配布資料(プリント)を配信し、学習資料とします。 授業は各回ごとにリアクション課題(コメントやクイズなど)回答を求め授業参画度とします。また、達成度試験(課題)を含むリアクション課題は期限までにBlackboardで提出してください。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 縄文時代とはどのような時代か。(オンデマンド授業)
【事前学習】新石器時代の定義を調べておく。 (1時間) 【事後学習】参考文献を図書館などで確認する。 (3時間) |
2 |
縄文時代研究史 縄文時代の認知。(オンデマンド授業)
【事前学習】 身近な縄文遺跡を調べておく。なぜ「縄文」か考えておく。 (1時間) 【事後学習】これまでの研究で縄文時代の何が研究されてきたかをまとめる。 (3時間) |
3 |
縄文時代の範囲 地理・年代・環境、周辺地域の様相。(オンデマンド授業)
【事前学習】縄文時代の気候を調べておく。 (2時間) 【事後学習】年代・範囲・周辺地域の様相をまとめる。 (2時間) |
4 |
縄文土器と編年研究 うつわの変化と時空間展開。(オンデマンド授業)
【事前学習】食器の歴史を調べておく。 (1時間) 【事後学習】土器が研究対象となることや「土器型式」と時間についてまとめる。 (3時間) |
5 |
縄文時代の道具と技術① 縄文土器の機能と用途。(オンデマンド授業)
【事前学習】土器の「機能と用途」を考えてみる。 (2時間) 【事後学習】縄文人の土器に対する意識をまとめる (2時間) |
6 |
縄文時代の道具と技術② 縄文石器の特徴。(オンデマンド授業)
【事前学習】前期講義の旧石器製作技術を復習しておく。 (1時間) 【事後学習】縄文石器技術と旧石器技術を比較しまとめる。 (3時間) |
7 |
縄文時代の道具と技術③ 木製品・漆器の特徴。(オンデマンド授業)
【事前学習】身の回りにある「木」素材の道具や漆器を調べておく。 (1時間) 【事後学習】縄文時代漆器と現代漆工芸との関係をまとめる。 (3時間) |
8 |
縄文時代の道具と技術④ 骨角器、様々な道具の成り立ち。(オンデマンド授業)
【事前学習】身の回りの道具の材質を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】素材選択と道具の関係をまとめる。 (2時間) |
9 |
縄文時代の社会 縄文ムラとイエの諸様相。(オンデマンド授業)
【事前学習】自分の家と部屋の特徴、家のある場所の特徴を考えておく。 (1時間) 【事後学習】定住社会の居住構造とシステムをまとめる。 (3時間) |
10 |
縄文時代の生業① 狩猟・漁撈活動と貝塚の形成。(オンデマンド授業)
【事前学習】害獣被害と日本の水産業につてい調べておく。 (2時間) 【事後学習】縄文の狩猟と漁撈の特徴、貝塚のシステムをまとめる。 (2時間) |
11 |
縄文時代の生業② 採集・栽培活動 縄文人は何を食べたか?(オンデマンド授業)
【事前学習】フードマイレージ、ロス、自給率など日本の食糧事情について調べておく。 (3時間) 【事後学習】縄文フードについてまとめる。 (1時間) |
12 |
縄文時代の生業③ 縄文ネットワーク 生産・流通・交易。(オンデマンド授業)
【事前学習】モノが動く背景には何が必要か考えてみる。 (2時間) 【事後学習】縄文ネットワークと物流システムについてまとめる。 (2時間) |
13 |
縄文の精神文化 祈りの構造とシステム。(オンデマンド授業)
【事前学習】「縁起」、占い、ゲン担ぎなど考えておく。 (2時間) 【事後学習】縄文的発想や祈りをまとめる。 (2時間) |
14 |
縄文時代社会を考える 授業理解と達成度試験。(課題作製・提出)
【事前学習】第1~13回までの講義の復習をしておく。縄文革命・新石器革命、定住社会の特徴など縄文時代・社会の特徴をまとめておく。縄文社会と私たちにつてい比較し考察しておく。 (3時間) 【事後学習】エコサイクルと環境バランスについてまとめる。 (1時間) |
15 |
縄文人と私たち これからの私たちの未来と選択。達成度試験評価。(オンデマンド授業)
【事前学習】私たちの道具や生活と縄文生活を比較しておく。 (1時間) 【事後学習】縄文遺跡を実際に見学し、博物館・資料館で資料展示を見学する。縄文資料を講義で学んだ視点から観察してみる。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 第1回ガイダンスで授業資料として提示する。また、各回授業で必要に応じて参考文献を示します。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:課題(達成度試験)(50%)、授業参画度:課題提出(50%) 第14回授業は達成度試験として課題を実施します。成績評価は、第14回課題(達成度試験)、オンデマンド授業各回ごとに求めるリアクション課題(コメントやクイズなど)回答提出参画度と内容から評価します。 |
オフィスアワー | 実施します。課題は必ずフィードバックを行います。Blackboardで質問に直接回答します。また、メール(Blackboardでアドレスを掲示します)でも対応します。 |
備考 | Blackboardが利用できない学生は事前に申し出てください。 |