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令和2年度以降入学者 | 東洋史特講4 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 東洋史特講4 | ||||
教員名 | 粕谷元 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 課題研究とオンデマンド授業を組み合わせた遠隔授業 Blackboard ID:20211273 |
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授業概要 | 近現代日本イスラーム史 |
授業のねらい・到達目標 | 近現代における日本の回教(イスラーム)政策、戦前・戦中期における在日ムスリム・タタール人コミュニティ等のトピックを中心に、それらに関する史料をできる限り多く紹介しながら、日本とイスラームとの「知られざる」関係の歴史について発見し、考察する。 ・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学の役割を説明することができる。(A-1-2) ・現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2) ・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2) ・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる。(A-4-2) ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2) ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる。(A-8-2) この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCP2、3に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業曜日の前日までに教員がBlackboardにレジュメ、資料および解説動画をアップロードする。受講者はこれらを閲覧・視聴して学習する。同時に受講者は指定課題をBlackboardに提出し、教員はこれを採点して適宜個別にコメントを返すとともに、必要に応じてBlackboardの掲示板上でも全員に向けて解説・コメントする。 *初回講義開始までにBlackboardのコース登録を行っておくこと。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
授業テーマに関する導入的講義──エルトゥールル号海難事故(1890年)の背景 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
2 |
パン・イスラーム主義とアジア主義(大アジア主義)の交差 ①パン・イスラーム主義 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
3 |
パン・イスラーム主義とアジア主義(大アジア主義)の交差 ②タタール人アブデュルレシト・イブラヒム (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
4 |
パン・イスラーム主義とアジア主義(大アジア主義)の交差 ③亜細亜義会 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
5 |
パン・イスラーム主義とアジア主義(大アジア主義)の交差 ④イブラヒムと山岡光太郎のメッカ巡礼、パン・イスラーム主義の退潮とアジア主義(大アジア主義)の国策化 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
6 |
在日タタール人コミュニティー ①在日タタール人コミュニティーの成立 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
7 |
在日タタール人コミュニティー ②コミュニティーの発展と組織化(クルバンガリーと東京回教団)、ツラン主義(Turanism) (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
8 |
在日タタール人コミュニティー ③在日タタール人コミュニティーの分裂(アヤズ・イスハキーとイデル・ウラル・トルコ・タタール文化協会)、在日タタール人の生活の諸相 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
9 |
策定化される日本の回教政策 ①元オスマン帝国皇太子アブデュルケリムの招聘、イブラヒムの再招聘 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
10 |
策定化される日本の回教政策 ②東京回教礼拝堂の開堂、在日タタール人コミュニティーの再統一と「大政翼賛化」、大日本回教協会の設立 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
11 |
策定化される日本の回教政策 ③回教研究の組織化、戦前・戦中期日本の回教研究の評価をめぐる問題 (課題研究およびオンデマンド授業) 【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
12 |
日本の「大東亜」回教政策 ①中国における日本の回教政策の概要、華北における回民工作(課題研究およびオンデマンド授業)
【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (時間) |
13 |
日本の「大東亜」回教政策 ②蒙疆・西北における回民工作、ジャワ・マレーにおけるムスリム工作(課題研究およびオンデマンド授業)
【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
14 |
敗戦による回教政策の放棄、戦前の日本とイスラーム世界との関わりの歴史から学ぶべきこと(課題研究およびオンデマンド授業)
【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】課題を提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
15 |
回教政策に関わった人びとと在日タタール人たちのその後(課題研究およびオンデマンド授業)
【事前学習】指定されたレジュメ、資料、動画を閲覧・視聴する (2時間) 【事後学習】レポートを提出し、授業内容を整理しておく (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし。かわりにレジュメと資料をBlackboardにアップロードする。 |
参考書 | 授業時に適宜紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は、課題提出で評価する。 |
オフィスアワー | 質問等に対しては、Blackboard上またはメールで回答する。 |