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令和2年度以降入学者 | 哲学課題研究7 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 哲学課題研究7 | ||||
教員名 | 長綱啓典 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業(対面授業に参加することが不可能な学生については、Zoomでの参加を認めます。) BlackboardコースID: 20211201 |
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授業概要 | 本授業の目的は、15回の授業をかけて1本のレポートを作成することです。これによって、卒業論文作成のよい練習となるでしょう。この哲学課題研究7では、哲学(史)的な研究スタイルの基礎を身につけるために、学生全員に対してひとつの共通テキスト(一次文献)を設定し、学生全員がこれについてのレポートを作成します。毎回の授業では、学生はそのつどの課題に対する成果をグループワークの形式で発表し、質疑応答を行います。こうした作業によって、自分一人では気づかなかった点に気が付き、これを改善することができるでしょう。共通テキストはルネ・デカルトの『省察』の第一省察から第三省察です。最初の7回の授業でそれぞれの省察の概要を把握します。残りの8回の授業でレポートを完成させます。 |
授業のねらい・到達目標 | 学生は哲学的な議論を要約することができる。 学生は調べたことや考えたことをレジュメにまとめることができる。 学生はレジュメにもとづいて自分の調べたことや考えたことを発表することができる。 学生は授業の記録を取ることができる。 学生は授業内容に関連した問題を見つけることができる。 学生はその問題について論じたレポートを作成することができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,5,6,7,8に対応しています。 ・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる(A-3-3)。 ・自らの思想的課題に取り組むために必要な情報を収集し,それを分析して用いることができる(A-5-3)。 ・さまざまな人とコミュニケーションをとり,傾聴力と発表力に基づいて,合理的な議論を推進することができる(A-6-3)。 ・さまざまな集団活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行う姿勢を示すことができる(A-7-3)。 ・自分の学修経験を振り返り分析して,今後の改善計画を立てることができる(A-8-3)。 |
授業の方法 | 授業の形式:【演習】 前半7回:デカルトの『省察』第一省察から第三省察の内容を概観します。 後半8回:デカルトの『省察』第一省察から第三省察に関連する問題を見つけ、最終的にそれをレポートにまとめます。 毎回の授業後にBlackboardをとおしてプロトコル(事前に準備したレジュメに授業内容の記録を付け加えたもの)を提出してもらいます。 すべてのプロトコルに対してBlackboard上で採点・添削し、フィードバックします。 |
授業計画 | |
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1 |
『省察』全体の概要(A3)【対面】
【事前学習】教科書(『省察』)の訳者解説を読み、Blackboard上に設定された内容確認テストを受けること(A-5)。 (3時間) 【事後学習】授業の記録をプロトコルにまとめて提出すること(A-8)。 (1時間) |
2 |
『省察』第一省察前半について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】上記の個所を読み、レジュメを作成すること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】授業の記録をプロトコルにまとめて提出すること(A-8)。 (1時間) |
3 |
『省察』第一省察前半について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】上記の個所を読み、レジュメを作成すること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】授業の記録をプロトコルにまとめて提出すること(A-8)。 (1時間) |
4 |
『省察』第二省察前半について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】上記の個所を読み、レジュメを作成すること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】授業の記録をプロトコルにまとめて提出すること(A-8)。 (1時間) |
5 |
『省察』第二省察後半について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】上記の個所を読み、レジュメを作成すること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】授業の記録をプロトコルにまとめて提出すること(A-8)。 (1時間) |
6 |
『省察』第三省察前半について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】上記の個所を読み、レジュメを作成すること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】授業の記録をプロトコルにまとめて提出すること(A-8)。 (1時間) |
7 |
『省察』第三省察後半について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】上記の個所を読み、レジュメを作成すること(A-3)(A-5) (3時間) 【事後学習】授業の記録をプロトコルにまとめて提出すること(A-8) (1時間) |
8 |
自身のレポートのテーマについて発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】自身が関心をもっているテーマがどのようなものか、レジュメを作成すること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レポートのテーマを改善すること(A-8)。 (1時間) |
9 |
自身のレポートのテーマに関わる二次文献について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】自身のレポートのテーマに関わる二次文献をリストにまとめておくこと(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、文献リストを改善すること(A-8)。 (1時間) |
10 |
二次文献の内容について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】二次文献の内容についてレジュメを作成すること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レジュメを改善すること(A-8)。 (1時間) |
11 |
自身のレポートのトピック(問い)について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】レポートのトピックを作成すること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、トピックを改善すること(A-8)。 (1時間) |
12 |
トピックに対する仮説について発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】トピックに対応した仮説を立てること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、仮説を改善すること(A-8)。 (1時間) |
13 |
レポートのアウトラインについて発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】レポートのアウトラインを作ること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、アウトラインを改善すること(A-8)。 (1時間) |
14 |
未完成版レポートについて発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】途中まででよいので、レポートを書いてくること(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レポートを改善すること(A-8)。 (1時間) |
15 |
完成版レポートについて発表および質疑(A-6)(A-7)【対面】
【事前学習】レポートを一通り書き上げておくこと(A-3)(A-5)。 (3時間) 【事後学習】指摘や議論を踏まえて、レポートを改善すること(A-8)。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | ルネ・デカルト(著)、山田弘明(訳) 『省察』 ちくま学芸文庫 2006年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度の評価基準は以下の通りです。 ・プロトコル(レジュメに授業内容を反映させたもの)の出来によって「論理的・批判的思考力」(A-3)、「挑戦力」(A-5)を評価します。 ・グループワークでの発言の回数と質によって「論理的・批判的思考力」(A-3)、「コミュニケーション力」(A-6)、「協働力」(A-7)を評価します。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて質疑応答を行います。 |