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博物館実習1(学内)

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令和元年度以前入学者 博物館実習1(学内)
教員名 清田馨
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド型授業
BlackboardのコースID:20213627
授業概要 大学総合研究博物館(ユニバーシティ・ミュージアム)でキュレーターの経験を持つ教員が、その実務経験を活かして講義と実習の指導を行う。
授業のねらい・到達目標 博物館における学術標本資料の管理・保全、標本データベースの構築・発信、および、研究・教育・広報などの業務の基本的な内容を理解する。さらに、これらの業務のうち、資料の管理・保全、データベースの構築・発信、教育・広報について基礎的な技能を身につけることが目標である。学術標本として鉱物科学の資料を扱い、鉱物科学の基礎知識を学び、実習を通じて理解を深める。博物館の学芸員として、社会人や児童・生徒などに地球の最小固体単位である鉱物のことを説明できることを目標とする。
授業の方法 授業の形式:【講義,実習】
オンデマンド型の授業で、講義動画、資料配布、課題の送受信はBlackboardを用いる。
初回授業開始までにBlackboardのコース登録をすること。
講義は10分程度の動画を3〜4本程度視聴してもらう。事前学習として教科書の指定箇所または、配布する資料を読んでおく場合がある。事後はかならず授業内容をまとめておく。また、講義内容を踏まえ、授業翌週の水曜日23:00までに、ショートレポート(授業内容に関連した課題を100字程度でまとめる)やレポートを提出、あるいは小テストを受験する場合がある。第10回〜第12回では、鉱物の結晶模型を作成し、模型を撮った写真または動画を含めたレポートを提出してもらう。提出物や小テストは評価・採点をしてBlackboardで返却する。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス(授業の進め方の説明)および、学芸員が行う鉱物科学に関する業務
【事前学習】教科書の22頁〜26頁を読んで、鉱物とは何かを把握する。 (時間20分)
【事後学習】学芸員の仕事がどんなことかを復習し、ショートレポートを提出する。 (時間20分)
2 鉱物、岩石、鉱石と標本
【事前学習】教科書28頁〜31頁、配布資料を読み鉱物、岩石、鉱石の違い理解しておく。 (時間20分)
【事後学習】標本についてまとめる。 (時間20分)
3 鉱物と岩石の定義と分類
【事前学習】教科書16頁〜18頁、206頁〜219頁を読み、鉱物の分類とでき方を理解しておく。 (時間30分)
【事後学習】第3回までの内容をまとめ、小テストを受ける。 (時間60分)
4 鉱物、岩石標本の収集と整理
【事前学習】教科書32頁〜38頁、配布資料を読み、疑問点や気になる事柄をまとめておく。 (時間15分)
【事後学習】授業の内容をまとめ、ショートレポートを提出する。 (時間40分)
5 鉱物の物理的性質
【事前学習】教科書19頁、39頁〜63頁よみ、鉱物の性質についてまとめておく。 (時間20分)
【事後学習】授業内容を復習しておく。 (時間20分)
6 鉱物の化学組成
【事前学習】教科書の64頁、244頁〜253頁を読み、元素と化学式を把握しておく。 (時間30分)
【事後学習】授業内容をまとめ、鉱物の物理的性質と化学組成に関する小テストを受ける。 (時間60分)
7 鉱物の種類
【事前学習】教科書66頁〜203頁で紹介されている鉱物のうち3種ついについて、その特徴をまとめておく。 (時間30分)
【事後学習】授業で紹介した鉱物の特徴をまとめ、ショートレポートを提出する。 (時間40分)
8 鉱物の結晶形態
【事前学習】教科書43頁〜46頁、224頁〜234頁を読み、結晶形態や結晶面の表現の理解につとめる。 (時間30分)
【事後学習】授業の内容をまとめる。 (時間40分)
9 鉱物の結晶系
【事前学習】教科書20頁を読み、結晶系の種類を理解しておく。 (時間20分)
【事後学習】鉱物の結晶形態、結晶系についてまとめ、鉱物の結晶に関する小テストを受ける。 (時間60分)
10 鉱物の結晶模型
【事前学習】配布資料を読み、結晶模型の意味について考えておく。 (時間15分)
【事後学習】第9回の小テストの復習をする。 (時間)
11 鉱物の結晶模型の作成(1)-作成準備と作成-
【事前学習】教科書に載っている鉱物の結晶の写真を見て、結晶形態の特徴をとらえておく。 (時間15分)
【事後学習】結晶模型作成の意味をまとめる。 (時間20分)
12 鉱物の結晶模型の作成(2)-作成と考察-
【事前学習】配布した資料を読み、結晶模型の活用を考えておく。 (時間15分)
【事後学習】結晶模型を作成し終え、写真または動画で撮影しレポートにまとめて提出する。 (時間70分)
13 標本のラベル
【事前学習】配布資料を読み、標本ラベルに記載する情報について考えておく。 (時間15分)
【事後学習】鉱物、岩石標本のラベルの必要性についてまとめる。 (時間20分)
14 鉱物・岩石・鉱石資料のデータベース
【事前学習】配布資料を読み、鉱物・岩石・鉱石資料データベース情報についてまとめておく。 (時間15分)
【事後学習】鉱物・岩石・鉱石資料データベース構築についてまとめ、レポートを提出する。 (時間70分)
15 データベースの構築と発信
【事前学習】配布資料を読み、データベースの公開内容や発信方法について考えておく。 (時間20分)
【事後学習】授業内容を復習する。 (時間20分)
その他
教科書 松原 聰 『図説 鉱物肉眼鑑定事典』 秀和システム 2018年 第2版
参考書 矢野興一 『見る目が変わる博物館の楽しみ方』 ベレ出版 2016年 第1版
成績評価の方法及び基準 レポート:提出されたレポートの内容の評価(40%)、授業内テスト:小テストの成績(30%)、授業参画度:ショートレポートの提出率(30%)
オフィスアワー 質問、問い合わせ等はBlackboardとメールで授業期間中随時受ける。

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