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教育と福祉

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令和2年度以降入学者 教育と福祉
令和元年度以前入学者 教育と福祉
教員名 髙橋智
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型授業(スライド資料配信)

Blackboard コースID: 20213580
授業概要 当事者の視点と支援ニーズから、発達障害等を有する子どもの発達困難の実態および教育と福祉(発達支援)のあり方について考察する。具体的には、①生活リズム・睡眠の困難、②食の困難、③身体の動きにくさ、身体運動・体育・スポーツの困難、④聞こえの困難(聴覚過敏、聴覚情報処理障害)、⑤話すことの発達困難(吃音・場面緘黙等)、⑥子どもの「被虐待」等の発達困難と発達支援:北欧諸国の「子どもの虐待対応センター(Barnahus)」の取り組み、⑦子ども・若者の「非行・犯罪」等の発達困難と発達支援:訪問調査した北欧諸国の少年院・女子刑務所における発達支援・移行支援、犯罪・薬物依存等の当事者組織の取り組み、⑧感染症パンデミック・災害・気候変動等の危機の時代において子どもの発達を支える等について考察していく。
授業のねらい・到達目標 授業のねらい:当事者の視点と支援ニーズから、発達障害等を有する子どもの発達困難の実態および教育と福祉(発達支援)のあり方について理解する。
到達目標:仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。
授業の方法 (1)授業の形式:講義
(2)具体的な授業方法
①本講義は授業日に「Blackboard」にて動画資料と課題を配布する。
②動画資料を受講し、その中で指示された文献学習・動画視聴に取り組みながら学修を行う。
③各回の講義において課題をBlackboardにて指示するので期限内に提出する。課題提出をもって出席扱いとする。課題についてはBlackboardにて毎回フィードバックする。
④成績評価は15回分の課題提出(5点・15回:75点)と最終レポート25点の合計100点により行う。なお、単位取得おいて最終レポート提出は不可欠である。
授業計画
1 オリエンテーション、「発達障害と発達支援について理解する①:発達障害とは何か」【オンデマンド型】
【事前学習】シラバスを事前に確認し、「発達障害」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
2 発達障害と発達支援について理解する②:自閉スペクトラム症(ASD)【オンデマンド型】
【事前学習】「自閉スペクトラム症(ASD)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
3 発達障害と発達支援について理解する③:注意欠如多動症(ADHD)、トウレット症候群【オンデマンド型】
【事前学習】「注意欠如多動症(ADHD)、トウレット症候群」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
4 発達障害と発達支援について理解する④: 学習障害(LD)【オンデマンド型】
【事前学習】「学習障害(LD)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
5 子どもの生きる力の困難と発達支援①:子どもの睡眠を守る【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの睡眠」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
6 子どもの生きる力の困難と発達支援②:発達障害と睡眠困難【オンデマンド型】
【事前学習】「発達障害と睡眠困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
7 子どもの生きる力の困難と発達支援③:子どもの食の困難と支援【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの食の困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
8 子どもの生きる力の困難と発達支援④:発達障害と食の困難【オンデマンド型】
【事前学習】「発達障害と食の困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義内容を参考にノート・資料等の加筆・修正を行い、 課題を整理する (2時間)
9 子どもの身体の動きにくさ、身体運動の困難と支援:「発達性協調運動障害(DCD=Developmental Coordination Disorder)」【オンデマンド型】
【事前学習】「発達性協調運動障害(DCD)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
10 発達障害に特有のスポーツの困難とユニバーサルでインクルーシブなスポーツのあり方【オンデマンド型】
【事前学習】「ユニバーサルでインクルーシブなスポーツ」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
11 発達障害における聞こえの困難(聴覚過敏、聴覚情報処理障害)と支援【オンデマンド型】
【事前学習】「聴覚過敏、聴覚情報処理障害」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
12 子どもの「話すこと」の発達困難と発達支援:「吃音」「場面緘黙」【オンデマンド型】
【事前学習】「吃音、場面緘黙」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
13 子どもの「被虐待」等の発達困難と発達支援:訪問調査した北欧諸国の「子どもの虐待対応センター(Barnahus)」の取り組みについて紹介【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの虐待対応センター(Barnahus)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
14 子ども・若者の「非行・犯罪」等の発達困難と発達支援:訪問調査した北欧諸国の少年院・女子刑務所における発達支援・移行支援、犯罪・薬物依存等の当事者組織の取り組みについて紹介【オンデマンド型】
【事前学習】「ども・若者の非行・犯罪等の発達困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
15 感染症パンデミック・災害・気候変動等の危機の時代において子どもの発達を支える【オンデマンド型】
【事前学習】「感染症パンデミック・災害・気候変動等の危機と子ども」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
その他
教科書 教科書は特に定めず、講義においてダウンロードして入手すべき文献・資料等を指示する。
参考書 田部絢子・髙橋智 『発達障害等の子どもの食の困難と発達支援』 風間書房 2019年
柴田真緒・髙橋智 『発達障害当事者の睡眠困難と発達支援の研究』 風間書房 2020年 第1版
あっくん作・髙橋智監修 『あっくんはたべられない―食の困難と感覚過敏―』 世音社 2019年
あっくん作・髙橋智監修 『あっくんはねむりたい―眠りの困難と発達障害―』 世音社 2020年
髙橋智・加瀬進監修/日本特別ニーズ教育学会編  『現代の特別ニーズ教育』 文理閣 2020年
そのほか参考となる文献・資料等については講義において随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:講義全体の学びを通じて作成する最終レポートの内容による評価(単位取得おいて最終レポート提出は不可欠)(25%)、授業参画度:各回の課題の提出状況と内容による評価(75%)
成績評価は15回分の課題(5点・15回:75点)と最終レポート25点の合計100点により行う。なお、単位取得おいて最終レポート提出は不可欠である。
オフィスアワー メール、Blackboardにて対応する。
備考 講義担当者(文理学部教授・博士(教育学)・東京学芸大学名誉教授・放送大学客員教授)の専門は特別支援教育・特別ニーズ教育・当事者研究・発達教育学・特別教育史・北欧特別教育ケア・矯正教育等であり、40年以上にわたり、法務省矯正局外部アドバイザー・日本特別ニーズ教育学会代表理事・日本特殊教育学会副理事長・地域自立支援協議会会長・児童発達支援センター運営協議会会長等を歴任しながら、当該分野の理論と実践に取り組んできた。現在も日々取り組んでいる小中学校の巡回発達相談、児童発達支援センターおよび少年院における発達相談臨床のほか、数十回にわたる北欧(スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、フィンランド、デンマーク)・バルト三国・ロシア・アジア諸国への調査・学術交流をふまえながら講義を進めていく。

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