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書道(漢字)

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令和2年度以降入学者 書道(漢字)
令和元年度以前入学者 書道2
教員名 横田恭三
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド型・課題研究の形態。主としてPPT、動画などの資料を前日までにBlackboardに配信する。その資料を参照しながら、各自作品を制作し、提出する。提出する際は、必ず提出作品に関する感想をあわせて提出すること。仮提出の際は、こちらからコメントを付けて返送する。この方式を繰り返す。
Blackboard コースID:20213542
授業概要 書法で学んだ基礎力をもとに、篆書・隷書・草書の名品を選び、基本点画と優れた古典の筆法を学び、各書体による表現の幅を広げるとともに、篆書、隷書あるいは草書の創作を試みる。
授業のねらい・到達目標 書法で学んだ基礎力をもとに、篆書・隷書・草書の基本点画と優れた古典の筆法を学び、それぞれの書体による表現の幅を広げる。
優れた篆書の古典教材を1種、隷書の古典教材を2種、草書の古典教材を2種、計5種を順に学ぶ。その古典の歴史的価値を知り、基本点画、臨書と順次進めて、豊かな表現力を身につける。最後に、学んだ5種の古典の中から一つ選んで倣書・創作する。また、高等学校芸術科書道において、適切な指導ができるように各書体の技法を習得する。
授業の方法 授業の形式:【実技】
篆書・隷書・草書の名品を選び、テーマに沿って2週に一度の割合で清書し提出する。正確に臨書することにより基礎力を養い、篆書・隷書・草書の正しい用筆法を学ぶ。また倣書を試みることにより表現力の幅を広げる。テーマごとに作品の提出を求めるので、自宅において作品制作のための反復練習を怠らないこと。提出時に必ず感想を添えること。それが授業への参画度となります。事前・事後に記入されている「調べる」は身近にあるテキストやインターネットで調べてほしい。フィードバック方法等については、授業内で指示する。
履修条件 なし
授業計画
1 ガイダンス(授業方針、文字の歴史と鑑賞)
【事前学習】時間割・シラバス・学部要覧を読み、自己の時間割表を作成すること (1時間)
【事後学習】各書体についてしっかり予習しておくこと。 (1時間)
2 篆書の基本点画の学習(小筆により「篆書一覧」を作成)
【事前学習】篆書とは何か?楷書との違いを確認する。 (1時間)
【事後学習】篆書の特徴をまとめ、再確認する。 (1時間)
3 大筆で半紙に篆書4字制作(秦・泰山刻石の学習・・・仮提出)
【事前学習】秦・泰山刻石とは何か?歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】篆書の特徴をとらえられたか。再確認する。 (1時間)
4 大筆で半紙に篆書4字制作(秦・泰山刻石の均整のとれた書体を学ぶ・・・本提出)
【事前学習】自分の氏名の篆書体を調べる。 (1時間)
【事後学習】自分の氏名を篆書体で書いてみる。 (1時間)
5 隷書の基本点画の学習(小筆により「隷書一覧」を作成)
【事前学習】隷書の歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】隷書にはどのような特徴があるか、調べる。 (1時間)
6 大筆で半紙に隷書4字制作(後漢・曹全碑の学習・・・仮提出)
【事前学習】後漢・曹全碑の歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】隷書の特徴をとらえられたか、再確認する。 (1時間)
7 大筆で半紙に隷書6字制作(後漢・曹全碑の秀麗さを学ぶ・・・本提出)
【事前学習】自分の氏名の隷書体を調べる。 (1時間)
【事後学習】自分の氏名を隷書体で書いてみる。 (1時間)
8 いろいろな隷書…馬王堆帛書から学ぶ(1)(基本点画の学習・・・仮提出)
【事前学習】前漢・馬王堆帛書の歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】馬王堆帛書の特徴捉えられたか、再確認する。 (1時間)
9 いろいろな隷書…馬王堆帛書から学ぶ(2)(前漢初期の肉筆を学ぶ・・・本提出)
【事前学習】書道史における馬王堆帛書の重要性を調べる。 (1時間)
【事後学習】馬王堆帛書風で自分の氏名を書いてみる。 (1時間)
10 草書の基本点画の学習(小筆により「草書一覧」を作成)
【事前学習】草書の特徴を調べる。 (1時間)
【事後学習】草書はどのようにして作られたか、成立の歴史を調べる。 (1時間)
11 大筆で半紙に草書6字制作(唐・孫過庭「書譜」の基本点画の学習・・・仮提出)
【事前学習】「書譜」の歴史的背景を調べる。 (1時間)
【事後学習】「書譜」の特徴を鱈得られたか、再確認する。 (1時間)
12 大筆で半紙に草書6字制作(唐・孫過庭「書譜」の用筆法を学ぶ・・・本提出)
【事前学習】王羲之「十七帖」とはなにか、その特長を調べる。 (1時間)
【事後学習】「書譜」と「十七帖」とを比較し、その共通点を探る。 (1時間)
13 倣書・創作(1)半紙2枚つなぎのサイズを想定して草稿を作成。草稿を元に1枚書いてみる。
【事前学習】倣書とは何か、創作とは何か、その方法を調べる。 (1時間)
【事後学習】半紙2枚のつなぎ方をマスターできるように練習する。 (1時間)
14 倣書・創作(2)草稿をもとに半紙2枚つなぎに制作・清書
【事前学習】返却された草稿を元に、半紙に書いてみる。 (1時間)
【事後学習】臨書と創作の違いを調べる。 (1時間)
15 倣書・創作(3)返却された作品を参考に、制作・清書。完成した作品に批評を加える。
【事前学習】返却された自分の作品について不足する点を検討する。 (1時間)
【事後学習】半期を振り返り、自己評価する。 (1時間)
その他
教科書 オンライン授業時に、その都度プリントを貼付。
参考書 全国大学書道学会編 『『書の古典と理論』』 光村図書出版 2020年 第1版
内容が充実し、体裁もオールカラーで美しく、また極めて安価(2000円+税)。書道科教員免許を取得希望の者はぜひ手元に備えておきたい。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:積極的な取り組み、制作態度などを評価(30%)、授業時に制作した作品や自宅学習の課題(70%)
オフィスアワー 作品とともに提出する「感想」に質問事項を記入すれば、blackBoard上のメール機能を使って回答する。

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