文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教職コース > 数学科教育法Ⅲ
日本大学ロゴ

数学科教育法Ⅲ

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 数学科教育法Ⅲ
教員名 山崎浩二
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 Zoomによる同時双方型授業(15回)
BlackboardのコースID:20213486(火・4限)
授業概要 中学校・高等学校数学科の教員を目指す学生に対して,中学校及び高等学校の数学科における目標,指導内容,指導法,評価,教材等について、理論的および実践的に理解することを目的とする。毎回、中学校及び高等学校の学習内容(特に図形、関数、データの活用など)について、児童・生徒の行動や思考等の様相を想定し、具体的な考察を行い、その授業づくりの在り方について理解することを目指す。
授業のねらい・到達目標 本授業の目的は、主として以下の3つである。
①中学校及び高等学校の数学科における目標,指導内容,指導法,評価,教材等について理解すること
②児童・生徒を想定した数学の学習指導の在り方について,具体的な内容に基づき考察すること
③中学校及び高等学校における数学の学習における教材開発の方法について理解すること 数学科教員としての自身の現状を捉え、その課題を明確にすること。
 到達目標については、以下のとおりである。
① 教育実習での指導を構想し、数学科教員としての課題を明確にすることができる。
② 数学的活動を通して、数学的に考える力を育む資質・能力を育てるための授業づくりのあり方について理解しようとする。
③ ICTなどの情報機器を活用した数学の指導のあり方について理解するとともに、機器の取扱いを習得する。
授業の方法 授業の形式【講義・演習】
中学校及び高等学校の数学科における目標,指導内容,指導法,評価,教材等について概観する。また,数学的理解,数学的活動,数学的モデル化,ICT活用などの具体的な指導事例を通して,教材の役割について学ぶ。その後,具体的な教材を開発する。あわせて,実際の教員経験をもとに,数学教育学について学修していく上で,主要な教科内容と教科指導法についての基礎的知識や概要について解説する。レポートについては添削して指導する。
※Zoomの動画も録画され,同日中に配信予定。
※いずれにも出席できなかった場合はZoomの動画を視聴し,課題等を提出させることで代用される。
履修条件 数学科教育法Ⅰ・Ⅱを履修済みであることが望ましい。
授業計画
1 図形領域における全国学力・学習状況調査数学問題を分析し、課題を明確にできる。【同時双方型授業】
【事前学習】事前に中学校学習指導要領解説を入手し,目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】第1回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
2 図形領域における全国学力・学習状況調査数学問題を分析し、課題を明確にできる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
3 中学校・高等学校における図形の学習内容を概観し、図形を学ぶことの意義について考察できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第3回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
4 中学校・高等学校授業における平面図形の指導の意義とその必要性について理解できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第4回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
5 中学校・高等学校授業における平面図形の指導の意義とその必要性について理解できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第5回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
6 平面図形における問題解決の授業の考察し、数学的活動に基づく、数学の問題解決過程の意味について調べ、その指導のあり方について理解できる。特に、タブレットなどのICT機器を活用した授業の可能性についても言及できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第6回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
7 中学校・高等学校授業における空間図形の指導の意義とその必要性について理解できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第7回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
8 空間図形における問題解決の授業の考察し、数学的活動に基づく、数学の問題解決過程の意味について調べ、その指導のあり方について理解できる。特に、タブレットなどのICT機器を活用した授業の可能性についても言及できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第8回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
9 中学校・高等学校授業における図形の論証指導の意義について理解できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第9回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
10 中学校・高等学校授業における図形の論証指導の意義とその必要性について理解できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第10回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
11 中学校・高等学校授業における図形の論証指導の意義とその必要性について理解するとともに、生徒の論証に関する学習状況の課題について理解できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第11回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
12 中学校・高等学校授業における関数の指導の意義と必要性について理解できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第12回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
13 関数領域における問題解決の授業の考察し、数学的活動に基づく、数学の問題解決過程の意味について調べ、その指導のあり方について理解できる。特に、タブレットなどのICT機器を活用した授業の可能性についても言及できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第13回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
14 数学の指導における評価の役割及び指導と評価の一体化とその実際について理解できる。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第14回講義ノートを整理しておくこと。 (2時間)
15 事前に提示した数学教育に関する課題について,質疑応答及びフィードバックを行い、これまでの内容を省察できる。【同時双方型授業】
【事前学習】これまでの内容について復習し,提示された課題に取り組むこと。 (2時間)
【事後学習】フィードバックされた内容を確かめておくこと。 (2時間) (2時間)
その他
教科書 文部科学省 『中学校学習指導要領解説数学編』 2018年 第1版
文部科学省 『高等学校学習指導要領解説数学編』 2018年
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
【授業参画度についての評価】 ・・・ 50点
・授業参加を積極的に行い、算数・数学の指導のあり方について理解し、各自の数学教育に対する意識を高めようとする。また、算数・数学の学習内容を深く考察するとともに、魅力ある授業づくりを考察しようとする。
※授業参画度は毎回のZoom上でのレスポンスおよび宿題の提出状況なども含めて評価する。
【課題・レポートについての評価】 ・・・ 50点
・授業内容に基づく課題・レポートについて、主として文献研究や授業研究などを通して深く考察し、自身の言葉で論ずることができる。
オフィスアワー ・原則的にe-mailでお願いします。来室の際には、事前に連絡をいただけると助かります。

このページのトップ