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数学科教育法Ⅱ

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令和2年度以降入学者 数学科教育法Ⅱ
令和元年度以前入学者 数学科教育法Ⅱ
教員名 市原一裕
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 Zoom による同時双方向型の遠隔授業と一部対面授業。
BlackboardのコースID:20213485
授業概要 平成29年に公示された学習指導要領を基にして、高等学校における数学科の学習内容および目標,指導法,評価,教材等について、特に
①高等学校数学科の「数と式」「図形」「数量関係」「データの活用」の4つの領域のすべての学習内容について、指導の立場から捉え直し、その指導の目的・方法・内容について
②数学的活動を通した授業のあり方について考察することを通して、数学を学習することの楽しさ、大切さについて実感し、その授業づくりについて
③数学の学習の評価のあり方について、評価規準などをもとに生徒の数学の学習状況を把握するとともに、指導の改善に生かすことについて
について講義を行う。
あわせて,実際の教員経験をもとに,数学教育学について学修していく上で,主要な教科内容と教科指導法についての基礎的知識や概要について解説する。
授業のねらい・到達目標 本授業は、主として高等学校数学科での学習内容および指導法を中心に取り扱う。授業の目的は以下の3つである。
①高等学校数学科のおける学習内容とその意味について理解すること。
②数学的活動を中心とした指導のあり方について理解すること。
③数学の学習の評価のあり方について理解すること。

到達目標については、以下のとおりである。
①教科書や解説書等を通して、高等学校数学の学習内容およびその意味について理解するとともに、その指導のあり方についても考えていくことができる。
②数学的活動を通して、数学の学習の楽しさ、大切さについて実感するとともに、その指導のあり方について考えていくことができる。
③高等学校数学科の評価規準を通して、数学の学習の評価のあり方について理解しようとする。
授業の方法 授業の形式【講義・演習】
講義(一部対面授業。同時双方向型はZoom使用。講義情報および授業録画はGoogle Classroom上で公開)。
文献調査・グループ演習・課題レポート等も行う。 提出された課題等は評価をつけて,次週以降に返却する。
履修条件 数学科教育法Ⅰを履修済みであることが望ましい。
授業計画
1 高等学校の数学教育の目標について理解できる。【対面/同時双方向型】
【事前学習】事前に高等学校学習指導要領解説を入手し,目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】第1回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
2 高校数学Ⅰ「数と式」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(文字式の歴史・文字式の文字の意味・演習(教材分析・開発))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
3 高校数学Ⅰ「図形と計量」,数学Ⅱ「図形と方程式」,数学A「図形の性質」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(図形教育の役割について・ユークリッドの公理・座標、図形と方程式・演習(教材分析・開発))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第3回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
4 高校数学Ⅰ「2次関数」単元,数学Ⅱ「指数関数・対数関数」「三角関数」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(関数について・1次・2次関数、指数関数、三角関数、対数、演習(ICTを活用した教材分析・開発、学習指導案作成))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第4回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
5 高校数学A「図形の性質」,数学B「ベクトル」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(ベクトルと内積の意味・重心・演習(ICTを活用した教材分析・開発・学習指導案作成))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第5回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
6 高校数学Ⅲ「極限」,数学B「数列」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(数列と極限について・階差数列・数学的帰納法・演習(教材分析・開発))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第6回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
7 高校数学Ⅱ「微分・積分の考え」の指導内容と指導法,教材,評価の考察(微分と積分・演習(教材分析・開発))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第7回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
8 高校数学Ⅲ「微分法」「積分法」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(微分と積分・演習(ICTを活用した教材分析・開発))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第8回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
9 高校数学Ⅰ「データの分析」数学B「確率分布と統計的な推測」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(確率の概念・確率の計算・確率と統計・演習(ICTを活用した教材分析・開発))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第9回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
10 高校数学Ⅰ「データの分析」数学B「確率分布と統計的な推測」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(平均、期待値・確率分布・統計・ICTを活用した演習)【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第10回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
11 高校数学Ⅲ「平面上の曲面と複素数平面」の指導内容と指導法,教材,評価等の考察(円錐曲線(2次曲線)・問題作成・演習(教材分析・開発))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第11回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
12 高等学校の数学指導におけるICT活用の意義についての考察(ICTを活用した指導事例・演習(教材分析・開発))【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第12回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
13 中学校及び高校の数学指導における数学的モデル化と数学的活動の意義について理解できる。(オンライン授業)【対面/同時双方向型】
【事前学習】これまでの内容について復習し,提示された課題に取り組むこと。 (2時間)
【事後学習】第13回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
14 数学の指導における評価の役割及び指導と評価の一体化とその実際について理解できる。(オンライン授業)【対面/同時双方向型】
【事前学習】これまでの内容について復習し,提示された課題に取り組むこと。 (2時間)
【事後学習】第14回講義内容のノートを整理しておくこと。 (2時間)
15 事前に提示した数学教育に関する課題について,質疑応答及びフィードバックを行う.(課題研究)【対面/同時双方向型】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する高等学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】これまでの講義内容全体のノートを整理しておくこと。 (2時間)
その他
教科書 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説数学編理数編』
文部科学省 『中学校学習指導要領解説数学編』 日本文教出版 2018年 第1版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業参画度(60%)
授業参画度は毎回のリアクションペーパー等で評価します。
レポートは議論の正確さと学修内容の理解度を中心に評価します。
オフィスアワー 対応場所:研究室(本館5階05180室)
日時:水曜日1限
方法等:e-mail にて予め連絡すること.

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