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社会科・公民科教育法Ⅱ

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令和2年度以降入学者 社会科・公民科教育法Ⅱ
令和元年度以前入学者 社会科・公民科教育法Ⅱ
教員名 田部俊充
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 第4回,第8回,第12回は同時双方型授業(Zoomによるライブ授業の予定)
その他は課題研究かオンデマンド授業
授業概要 中学校社会科および高等学校公民科で扱う応用的な概念を理解し,ICTを踏まえた実践的な学習指導案を作成し,模擬授業を実施できる。
1)中学校社会科及び高等学校公民科の応用的な目標・内容について理解を深めて説明できる。
2)社会認識形成の基礎について把握して説明できる。
3)中等社会科教師としての応用的な教材開発能力を培い,ICTを操作できる。
学校現場における教員経験がある者が,その経験を活かして,社会科・公民科における授業づくりを指導する。
授業のねらい・到達目標 1)中学校社会科及び高等学校公民科に関する生徒の認識・思考、学力等の実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解して説明するることができる。
2)中学校社会科及び高等学校公民科の特性に応じた情報機器及び教材の効果的な基礎的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。
3)中学校社会科及び高等学校公民科の学習指導案の構成を理解し、具体的な授業を想定した授業設計と学習指導案を作成することができる。
4)中学校社会科及び高等学校公民科模擬授業の実施とグループ学習によるその振り返りを通して、授業改善の視点を身に付け配慮できる。
5)中学校社会科及び高等学校公民科における実践研究の動向を知り、グループ学習による授業設計の向上に取り組み参加できる。
授業の方法 授業の形式:【演習】
 中学校社会科及び高等学校公民科に関する応用理論を学び,社会系教員として持つべき資質の育成・向上を図る。本授業では中学校公民的分野及び公民科(特に「倫理」)の指導方法・評価方法の基礎を学習し,学習指導に必要な応用的な技能の習得をICTの活用を中心にはかる。また、実情を踏まえた年間指導計画の作成と学習指導案について事例を学習し,作成した学習指導案をもとに模擬授業の発表をさせ,討論を通して指導する。
履修条件 オンライン授業を行うため上限30名とする。以下の条件を満たしたものに対して30名を上限とする履修制限(学生証番号による抽選)を行う。条件:基本的なICTの操作(ワード・パワーポイントの作成)ができるもの,社会科教員を強く希望するもの。
授業計画
1 オリエンテーション・学習指導要領の改訂と公民科の動向(実践研究の動向を中心に)
【事前学習】卒業した中学校または高校のクラスを想定して中学校社会科及び高等学校公民科の学習経験(取得教科,教科書,資料集,授業の特徴)を想起してノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】高等学校公民科の学習経験(取得教科,教科書,資料集,授業の特徴)を振り返る。 (2時間)
2 中学校社会科及び高等学校公民科と学習指導要領
【事前学習】模擬授業で扱う教科書,資料集,テキスト,中学校社会科及び高等学校公民科の学習指導要領を準備する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、ワークシートに要点をまとめておく。 (2時間)
3 中学校社会科公民的分野及び高等学校公民科の目標及び主な内容と全体構造(基礎)
【事前学習】模擬授業で扱う教科書,資料集,テキスト,中学校社会科及び高等学校公民科の学習指導要領及びそのカラーコピーを準備する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
4 中学校社会科公民的分野及び高等学校公民科と授業設計(認識・思考・学力等の実態を視野に入れて)
【事前学習】模擬授業で扱う教科書,資料集,テキスト,中学校社会科及び高等学校公民科の学習指導要領及びそのカラーコピーを準備し,大切な部分には朱の下線を引き,疑問点は調べてくる。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
5 中学校社会科公民分野及び高等学校公民科と授業設計(情報機器及び教材の効果的な活用法を中心に)
【事前学習】模擬授業で使うものをすべてそろえて持参する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
6 ICT(情報機器及び教材の活用)を取り入れた公民科の授業の開発(基礎)
【事前学習】模擬授業で使うものをすべてそろえて持参する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
7 アクティブ・ラーニング(体験的学習)の視点を取り入れた授業の開発(基礎)
【事前学習】模擬授業で使うものをすべてそろえて持参する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
8 授業設計と学習指導案の作成(完成)
【事前学習】模擬授業で使うものをすべてそろえて持参する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
9 模擬授業の準備
【事前学習】模擬授業で使うものをすべてそろえて持参する。 (2時間)
【事後学習】模擬授業の準備の点検をおこなう。 (2時間)
10 模擬授業(1)と話し合い・発展的な学習内容の探究(教科の目標及び主な内容と全体構造を中心に)
【事前学習】模擬授業で使うものをすべてそろえて持参する。 (2時間)
【事後学習】模擬授業と相互批評・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう(1日目)。 (2時間)
11 模擬授業(2)と話し合い・発展的な学習内容の探究(学習内容についての指導上の留意点を中心に)
【事前学習】模擬授業で使うものをすべてそろえて持参する。 (2時間)
【事後学習】模擬授業と相互批評・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間)
12 模擬授業(3)と話し合い・発展的な学習内容の探究(情報機器及び教材の活用を中心に)
【事前学習】学習指導案と使用教材等を準備する。 (2時間)
【事後学習】模擬授業と相互批評・フィードバックをもとに、学習指導案の見直しをおこなう。 (2時間)
13 模擬授業の振り返りと授業改善(教科の目標及び内容と全体構造を中心に)課題研究
【事前学習】学習指導案を見直し持参する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
14 模擬授業の振り返りと授業改善(学習内容についての指導上の留意点を中心に)課題研究
【事前学習】テキストと中学校社会科及び高等学校公民科の学習指導要領を準備する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める・公民科の授業に向けて(実践研究の動向)課題研究
【事前学習】授業を振り返りワークシートと使用した文献を見直す。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、要点をまとめておく。 (2時間)
その他
教科書 田部俊充ほか 『大学生のための社会科授業実践ノート 増補版II』 風間書房 2016年
『高等学校学習指導要領(平成三十年告示)解説 公民編』 東京書籍 2019年
第1回の授業で模擬授業が決まったら、該当の最新の高校倫理教科書・資料集等を東京都第一教科書供給株式会社(新宿区百人町1-22-20)等で購入する。資料集はAmazonでも購入できる。高校時代の教科書・資料集でも高校倫理教科書なら可。オンライン授業のため履修人数上限30名。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:模擬授業準備・学習指導案・パワーポイント・模擬授業動画(90%)、授業参画度:ワークシート(オンライン,模擬授業のグループワーク等の内容を反映する)(10%)
授業参画度は,ワークシート等で評価します。
オフィスアワー 授業終了時

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