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国語科教育法Ⅲ

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令和元年度以降入学者 国語科教育法Ⅲ
平成30年度以前入学者 国語科教育法Ⅲ
教員名 堀本嘉子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)
資料配布や課題提出にBlackboardを使うことになるので、履修者は第1回までに必ず登録しておくこと。
Blackboard ID:20213468
授業概要 (1)中学校・高等学校の国語科教育の理論と授業実践の工夫について事例研究を通して協議する。
(2)単元指導計画、模擬授業を作成する過程を通して、国語科教育を実践するための教材研究の方法や知識・技能を身に着ける。
(3)学習指導要領に基づく教育を実践するために「主体的対話的深い学び」を促す国語科教育についての課題を事例研究や模擬授業の計画・実践を通して考える。

上記を担当教員が学校現場で得た教職体験に基づいた実践知を伝えながら指導を行う。
授業のねらい・到達目標 (1)状況に応じ議論に参加し、質問したり提案したりすることができる。
(2)学習指導要領に準拠した単元指導計画の作成ができる。
(3)実際の現場や採用試験をイメージした模擬授業を行うことができる。

上記3点を到達目標としています。
オンラインによる模擬授業を行う予定です。授業内で指示していきます。
授業の方法 授業の形式:【講義】
教員による講義とグループワーク・協働作業を組み合わせて行う。
(1)これまでの国語科授業の事例研究を踏まえ、模擬授業を実践するための準備をととのえる。
(2)教科書教材を使って教材研究をおこない、グループごとに単元指導計画を作成する。
(3)作成した学習指導案に基づき、受講生同士による模擬授業を実施する。
(4)模擬授業実施後には定期考査の作成と事後レポートを作成、提出する。
※毎授業前後に書くノートを提出することでフィードバックを行う。
※フィードバック方法の詳細については、授業内で指示する。
履修条件 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生に分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則として指定以外の時間は、受講不可とする。
国文学科以外の学生はこの講義を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅲを履修すること。
授業計画
1 新学習指導要領とこれからの国語教科書
【事前学習】中学校・高等学校 学習指導要領解説 国語編を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】これからの国語科教育に求められていることを考えてまとめる。 (2時間)
2 国語科授業のオリエンテーション 詩歌の授業 事例研究
【事前学習】詩歌の授業実践について考えをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生のノートを閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間)
3 「読むための理論」を学ぶ  評論文の授業 事例研究
【事前学習】評論文の授業実践について考えをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生のノートを閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間)
4 「話すこと・聞くこと」の学びを開く 文学的文章の授業 事例研究
【事前学習】文学的文章の授業実践について考えをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生のノートを閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間)
5 テクストの外への学びを開く 戦争文学・原爆文学の授業 事例研究
【事前学習】戦争文学・原爆文学の教材に目を通し、授業実践例について調べ考えをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生のノートを閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間)
6 「言語文化」への学びを開く 古典の授業 事例研究
【事前学習】古典教材に目を通し、授業実践例について調べ考えをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生のノートを閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間)
7 「発問」と「作業法」 シナリオ型指導案について検討する
【事前学習】事前に配布される教材から考えられる発問と作業のアイデアをノートに書き出しておく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生のノートを閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間)
8 話し合い・ディベートの指導 事例研究
【事前学習】話し合い活動の授業実践例について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生のノートを閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間)
9 スピーチ・作文の指導 事例研究
【事前学習】入試問題に目を通し、スピーチや作文指導に求められることについて考えをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】作文添削の実践と講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生のノートを閲覧し、気がついたことをコメントで伝え合う。 (2時間)
10 国語科授業をデザインする 模擬授業の計画と単元指導計画の作成
【事前学習】教育実習予定校および地域の単元指導計画を閲覧しておく。模擬授業で扱いたい教材と関連資料を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】模擬授業で扱う教材の単元指導計画を作成する。 (2時間)
11 模擬授業のリハーサル 単元指導計画の訂正
【事前学習】模擬授業で扱う教材の単元指導計画を作成し事前に共有する。 (2時間)
【事後学習】他の受講生の単元指導計画を閲覧し、模擬授業リハーサルをふりかえってコメント入れをしておく。次回発表者は必要に応じて単元指導案を訂正する。 (2時間)
12 模擬授業の実践と研究協議(1)
【事前学習】共有された単元指導計画を閲覧しておく。 (2時間)
【事後学習】他の受講生の単元指導計画を閲覧し、模擬授業をふりかえってコメント入れをしておく。次回発表者は必要に応じて単元指導案を訂正する。 (2時間)
13 模擬授業の実践と研究協議(2)
【事前学習】共有された単元指導計画を閲覧しておく。 (2時間)
【事後学習】一連の模擬授業で得られた気づきを授業ノートにまとめ、コメント入れをしておく。 (2時間)
14 定期試験の作成と検討
【事前学習】教育実習予定校および地域の定期試験を閲覧しておく。 (2時間)
【事後学習】自身が担当した模擬授業教材の定期試験案と模範解答を作成する。 (2時間)
15 これからの国語教育 課題と評価方法についての検討
【事前学習】学習指導要領を参考に自らが発案した授業と定期試験を評価とどう関連付けるか考えてノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】模擬授業の総括と講義内容を踏まえ、まとめのレポートを書く。 (2時間)
その他
教科書 『文部科学省 『中学校学習指導要領 解説 国語編』』 株式会社東洋館出版社 2018年
『文部科学省 『高等学校学習指導要領 解説 国語編』』 株式会社東洋館出版社 2019年
その他、必要に応じて参考資料をBlackbordで配信する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:各回の振り返りノート・学期末レポートの提出(25%)、授業参画度:授業で指示した掲示板への投稿・授業内課題への応答(25%)、単元学習指導計画・模擬授業(遠隔授業)のパフォーマンス・研究協議への提案力(50%)
オフィスアワー ビデオ会議システムで授業後の昼休み時間内(12:10〜13:00)で行う。

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