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教育制度論

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令和2年度以降入学者 教育制度論
令和元年度以前入学者 教育制度論
教員名 田中謙
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 この授業は、授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開するため、基本的に「ZOOM」にて「同時双方向型」(15回)で行うこととする。授業担当者からの質疑に応答することが授業参加の条件となるため、リアルタイムでの参加が履修上の必須条件となる点に留意されたい。
Blackboard:20213398(水曜4限)
授業概要 本講義は、教育制度論に関する基礎的な知識(枠組み)を概説する。また教育制度学に関連する教育政治学、教育行政学、教育政策学、教育法学、教育経営学、教育社会学等に関する内容も適宜取り扱うこととする。
そのため、本講義では社会事象としての教育について、生涯学習・社会教育を踏まえながら、特に学校教育制度に焦点を当て、学校教育の教育活動に関わる基本的な事項の理解やそれを支える人的・物的条件の理解などを通して、基本的な学校制度および学校組織、マネジメントの基礎についての理解を図る。
授業のねらい・到達目標 学校教育に係る教育制度や、学校組織、マネジメントについて、基本的な仕組みがわかる。その上で、今後の日本社会におけるこれからの学校の役割・機能について、実証的・多角的に分析・検証する経験を積み、批判・考察することができる力を身に付ける。そのため、教育職員免許状取得を志望するに当たり、基本的な事項等の理解に努めようとし、講義に主体的に参加することができる。
 この講義をとして以下の2つの資質・能力の育成をめざす。
・「論理的・批判的思考力」:与えられた情報を鵜呑みにせず批判的に検討したうえで、論理的な思考を展開することができる(A-3-3)。
・「省察力」:既存の評価指標を用い、自ら評価時期を設定して振り返りを行い、自分なりの課題を設定できる(A-8-3)。
授業の方法 授業の形式:【講義】
(1)本講義は2021(令和3)年4月14日から2021(令和3)年7月28日までの授業期間中の授業日に、「Blackboard」を通じて授業資料を配布する。
(2)授業資料を参考に、自ら文献・webサイト等での自主的な調べ学習に取り組みながら学修を行う。
(3)各回課題が提出されるため、期日までに課題に取組むこと(課題提出は基本的に授業日当日23:59までに「Blackboard」で指示された方法で提出すること)。
(4)フィードバックのため、課題のポイントを示すこととする。解説を用いて事前学習・事後学習を行うこと。
(5)期末試験も試験問題を送信する(状況に応じて期末レポート課題に振替を行う)。
(6)課題の提出は「Blackboard」での提出を予定しているため、「Blackboard」が使用できるように準備しておくこと。
(7)【重要】この授業では授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開します。その際教育効果を高めるため、ビデオONで授業への参加を求めます。この点を理解した上で、本科目を履修してください。
(8)【重要】この授業の資料は授業前にあらかじめ掲示します(資料を利用した反転学習型授業方法)。その資料を事前学習時に履修者が学習をしてきた前提で、ポイントを中心に解説します。
授業計画
1 オリエンテーション【同時双方向型】:社会システムとしての教育制度および学校制度について概説する。
【事前学習】シラバスを読み込み、授業概要について学習ノートをあらかじめ作成する。 (2時間)
【事後学習】授業概要に関するガイダンスを振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
2 今日の社会状況と教育【同時双方向型】:学校教育制度、生涯学習・社会教育制度について概説し、実際の社会教育制度における社会教育委員の役割も解説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、日本の学校教育制度、生涯学習・社会教育制度の概要についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
3 公教育制度【同時双方向型】:「教育を受ける権利」や公教育の原理(義務制、無償性、中立性等)について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、公教育制度についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
4 教育制度と教育法規【同時双方向型】:教育制度の根拠となる教育関係法規(日本国憲法、教育基本法、学校教育法、地教行法、教育公務員特例法等)について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、教育法規についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
5 中央教育行政・政策【同時双方向型】:政府・内閣(主に文部科学省)を中心に、中央教育行政・政策について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、中央教育行政・政策についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
6 地方教育行政・政策【同時双方向型】:地方公共団体を中心に、地方教育行政・政策について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、地方教育行政・政策についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
7 学校教育と社会動向【同時双方向型】:学校教育下における多様化する子どもの生活背景について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、多様化する子どもの生活背景についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
8 日本の学校教育制度の歴史的変遷①【同時双方向型】:戦後昭和期の日本の学校教育制度について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、戦後昭和期の日本の学校教育制度についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
9 日本の学校教育制度の歴史的変遷②【同時双方向型】:平成期・令和期の日本の学校教育制度について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、平成期・令和期の日本の学校教育制度についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
10 諸外国の教育制度と近年の動向【同時双方向型】:欧米・アジアを中心に、諸外国の教育制度について行政・政策と近年の動向について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、諸外国の教育制度と近年の動向についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
11 教育課程行政・政策の特質【同時双方向型】:日本の学校制度における教育課程行政の特質(学習指導要領、社会に開かれた教育課程、カリキュラム・マネジメント等)について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、「学習指導要領」「社会に開かれた教育課程」についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
12 学校組織の特質【同時双方向型】:日本の教育制度に基づく学校組織の特質について概説を行う。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、学校組織の特質についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
13 学校マネジメント(学校経営)の特質【同時双方向型】:日本の教育制度に基づく学校マネジメント(学校経営)の特質について概説を行う。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、学校マネジメント(学校経営)についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
14 学校安全・危機管理の特質【同時双方向型】:学校安全・危機管理に係る教育制度について学校衛生にも言及しながら概説を行う。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、学校安全・危機管理についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
15 授業総括【同時双方向型】:授業総括を行い、今後の教育制度整備を考えていくための視座を提示する(A-3-3)(A-8-3)。
【事前学習】これまで作成・整理してきた学習ノートを加筆・修正し、仕上げる(A-3-3)。 (2時間)
【事後学習】授業総括に基づきテスト内容の復習を行う(A-8-3)。 (2時間)
その他
教科書  教科書は特に定めませんが、中学校、高等学校の『学習指導要領』および『学習指導要領解説総則編』を準備して下さい。授業前時には資料を送信配布します。また必要に応じてあらかじめ持参する資料等を指示します(例:文部科学省WEBサイトのコピー等)。
参考書 加藤崇英・臼井智美編著 『教育の制度と学校のマネジメント』 時事通信社 2018年 第初版
 
成績評価の方法及び基準 試験(75%)、授業参画度:授業内課題(25%)
期末テスト(社会情勢を考慮し、期末レポートに変更の可能性あり)と授業内課題の状況で評価を行います。
オフィスアワー オリエンテーション資料および第1回授業資料を通してEメールアドレスを伝えますので、必要に応じてメールで受け付けます。なお、「Blackboard」のメールは使用しませんので必ず授業で提示するメールアドレスを使用して連絡をしてください。

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