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教育原論

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令和2年度以降入学者 教育原論
令和元年度以前入学者 教育原論
教員名 田中謙
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 この授業は、授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開するため、基本的に「ZOOM」での「同時双方向型」(12~13回)で行うこととする。ただし一部授業は「課題研究」(2~3回)で行う。授業担当者からの質疑に応答することが授業参加の条件となるため、リアルタイムでの参加が履修上の必須条件となる点に留意されたい。
Blackboard:20213365(水曜4限)
授業概要 本講義では、教育の基本的概念および理念について概説を行う。さらに教育の歴史や思想に関して、これまでの教育や学校教育がどのように社会においてとらえられ、変遷してきたのかを世界と日本の双方から迫り、理解を図る。
授業のねらい・到達目標 本講義では、以下3点について理解することを目的とする。
(1)教育学の諸概念、教育の目的・目標、教育の成立に係る子供、教員、家庭等の相互関係について理解する。
(2)家族および社会による教育の歴史、近代教育制度の成立および展開、歴史的視点を踏まえた現代社会における教育課題について理解する。
(3)家庭および子供、学校および学習に関わる教育の思想について、主に代表的な教育家の思想を通して理解する。
 この講義を通して、以下の2つの資質・能力の育成をめざす。
・「世界の現状を理解し、説明する力」:世界で起こっている多様な出来事について、自分なりに説明することができる(A-2-2)。
・「問題発見・解決力」:ある問題に対して自分なりに解決策を考案できる(A-4-1)。
授業の方法 授業の形式:【講義】
(1)本講義は2021(令和3)年4月13日から2021(令和3)年7月27日までの授業期間中の授業日に、「Blackboard」を通じて授業資料を配布する。
(2)授業資料を参考に、自ら文献・webサイト等での自主的な調べ学習に取り組みながら学修を行う。
(3)フィードバックのため、課題のポイントを示すこととする。解説を用いて事前学習・事後学習を行うこと。
(4)期末試験も試験問題を送信する(状況に応じて期末レポート課題に振替を行う)。
(5)課題の提出は「Blackboard」での提出を予定しているため、「Blackboard」が使用できるように準備しておくこと。
(6)【重要】この授業では授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開します。その際教育効果を高めるため、ビデオONで授業への参加を求めます。この点を理解した上で、本科目を履修してください。
(7)【重要】この授業の資料は授業前にあらかじめ掲示します(資料を利用した反転学習型授業方法)。その資料を事前学習時に履修者が学習をしてきた前提で、ポイントを中心に解説します。
(8)本講義は【同時双方向型】を基本に行う。ただし、2~3回程度【課題研究】での授業を取り入れる。詳細は授業内で指示する。
授業計画
1 オリエンテーション【同時双方向型】:教育の目的・目標と基本構造について概説する。
【事前学習】シラバスを読み込み、授業概要について学習ノートをあらかじめ作成する。 (2時間)
【事後学習】授業概要に関するガイダンスを振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
2 教育学と現代の教育【同時双方向型】:教育学の基本的構造と現代社会における教育上の諸課題、近年の教育改革の動向について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、教育学と現代の教育についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
3 学校の成立①【同時双方向型】:ヨーロッパおよび日本における「学校」の成立史について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、ヨーロッパおよび日本における「学校」の成立史についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
4 学校の成立②【同時双方向型】:ヨーロッパおよび日本における「近代学校」の成立史について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、ヨーロッパおよび日本における「近代学校」の成立史についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
5 子供と家庭教育に関する思想【同時双方向型】:Rousseau(ルソー)、Pestalozzi(ペスタロッチ)、Dewey(デューイ)等を中心に、欧米の代表的な教育思想および思想家について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、子供と家庭教育に関する思想についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
6 学校教育と学習に関する思想【同時双方向型】:Fröbel(フレーベル)、Montessori(モンテッソーリ)、Steiner(シュタイナー)等を中心に、代表的な思想家の思想について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、学校教育と学習に関する思想についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
7 学校教育の目的・目標と意義①【同時双方向型】:明治期・大正期・戦前昭和期における近代教育制度、学校制度の成立から、学校教育の目的・目標と意義について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、明治期・大正期・戦前昭和期における近代教育制度、学校制度の成立についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
8 学校教育の目的・目標と意義②【同時双方向型】:戦後昭和期の義務教育制度、学校制度の確立から、学校教育の目的・目標と意義について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、戦後昭和期の義務教育制度、学校制度の確立についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
9 学校教育の目的・目標と意義③【同時双方向型】:平成期・令和期の教育制度、学校教育制度の整備から、学校教育の目的・目標と意義について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、平成期・令和期の教育制度、学校教育制度の整備についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
10 現代社会における教育課題①【同時双方向型】:幼児教育制度と幼児教育現場における教育課題について、初等・中等教育との関連を踏まえながら概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、幼児教育制度と幼児教育現場における教育課題についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
11 現代社会における教育課題②【同時双方向型】:初等教育制度と小学校教育現場における教育課題について、幼児教育・中等教育との関連を踏まえながら概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、初等教育制度と小学校教育現場における教育課題についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
12 現代社会における教育課題③【同時双方向型】:中等教育制度と中等教育現場における教育課題について、幼児教育・小学校教育との関連を踏まえながら概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、中等教育制度と中等教育現場における教育課題についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
13 家庭・地域・学校の連携【同時双方向型】:家庭・地域・学校の連携の重要性について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、家庭・地域・学校の連携についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
14 教育と福祉、保健医療の連携【同時双方向型】:現代社会の教育課題に対応するうえでの福祉、保健医療との連携の重要性について概説する。
【事前学習】文部科学省WEBサイト等を基に、教育と福祉、保健医療の連携についてあらかじめ学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】講義内容を参考に、学習ノート・プリントの加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
15 授業総括【同時双方向型】:授業総括を行い、今後の日本社会における教育のあり方を考えていくための視座を提示する(A-2-2)(A-4-1)。
【事前学習】これまで作成・整理してきた学習ノートを加筆・修正し、仕上げる(A-2-2)。 (2時間)
【事後学習】授業総括に基づきテスト内容の復習を行う(A-4-1)。 (2時間)
その他
教科書 中学校、高等学校の『学習指導要領』および『学習指導要領解説総則編』を準備して下さい。授業時には資料を送信配布します。また必要に応じてあらかじめ持参する資料等を指示します(例:文部科学省WEBサイトのコピー等)。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、授業参画度:授業内課題(合計3回)(30%)
 期末テスト(社会情勢下により期末レポートに変更)および各回課題の取り組み状況で評価します。
オフィスアワー オリエンテーション資料および第1回授業資料を通してEメールアドレスを伝えますので、必要に応じてメールで受け付けます。なお、「Blackboard」のメールは使用しませんので必ず授業で提示するメールアドレスを使用して連絡をしてください。

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