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教育の方法・技術論

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令和2年度以降入学者 教育の方法・技術論
令和元年度以前入学者 教育の方法・技術論
教員名 髙橋智
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型授業(スライド資料配信)

Blackboard コースID:20213348
授業概要 あらゆる子どもが使用できる(ユニバーサルな)教育方法・技術の提供は、共に学んでいく(インクルーシブ)教育の前提条件になるとともに、ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術の開発は、すべての子どもの学びの達成を大きく向上・発達させるものである。この講義では、ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方について検討していく。
 なお、国の教育政策や学習指導指導要領・学校教育実践等において「共生社会に向けたインクルーシブ教育」の推進が強く求められているために、本講義においても随時、特別支援教育・インクルーシブ教育の動向に言及しながら進めていく。
授業のねらい・到達目標 授業のねらい:すべての子どもの学びの達成を大きく向上・発達させるユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方について考察する。
 到達目標:仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。
授業の方法 (1)授業の形式:講義
(2)具体的な授業方法
①本講義は授業日に「Blackboard」にて動画資料と課題を配布する。
②動画資料を受講し、その中で指示された文献学習・動画視聴に取り組みながら学修を行う。
③各回の講義において課題をBlackboardにて指示するので期限内に提出する。課題提出をもって出席扱いとする。課題についてはBlackboardにて毎回フィードバックする。
④成績評価は15回分の課題提出(5点・15回:75点)と最終レポート25点の合計100点により行う。なお、単位取得おいて最終レポート提出は不可欠である。
授業計画
1 オリエンテーション、ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方①:子どもの学びの前提としての「見る力(視力)」の基本的理解および「見る力(視力)」の困難について講義【オンデマンド型】
【事前学習】シラバスを事前に確認し、「子どもの見る力(視力)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
2 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方②:視力に困難のある子どもの発達と教育の支援について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの視力困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
3 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方③:子どもの「聞こえ・聴く力(聴力)」の仕組みと困難、とくに聴覚情報処理障害(Auditory Processing disorder, APD)について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「聴覚情報処理障害(Auditory Processing disorder, APD)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
4 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方④:子どもの「聞こえ・聴く力(聴力)」の困難と支援方法について、とくに聴覚過敏について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「聴覚過敏」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
5 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑤:子どもの「身体の動きにくさ・不器用さ、身体運動の困難」について、とくに「発達性協調運動障害(DCD =Developmental Coordination Disorder)」を中心に講義【オンデマンド型】
【事前学習】「発達性協調運動障害(DCD =Developmental Coordination Disorder)」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
6 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑥:子どもの抱える「体育・スポーツの困難・支援ニーズ」について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの体育・スポーツの困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
7 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑦::現代の子どもの抱える睡眠・生活リズムの困難と支援のあり方について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの睡眠・生活リズムの困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
8 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑧::発達障害等を有する子どもの睡眠・生活リズムの困難と支援のあり方について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「発達障害等を有する子どもの睡眠・生活リズムの困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
9 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑨:現代の子どもの食の困難と支援のあり方について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの食の困難」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
10 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑩:発達障害等を有する子どもの食の困難と支援のあり方について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの見る力(視力」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
11 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑪:子どもの「書く力」「読む力」の困難と発達支援について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「子どもの見る力(視力」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
12 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑫:子どもの「話すことの困難(吃音)」と発達支援について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「吃音」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
13 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑬:子どもの「話すことの困難(場面緘黙)」とその背景にある「過敏症」について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「場面緘黙」「過敏症」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
14 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑭:北欧諸国の学校におけるユニバーサルでインクルーシブな教育環境について講義【オンデマンド型】
【事前学習】「ユニバーサルでインクルーシブな教育環境」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
15 ユニバーサルでインクルーシブな教育方法・技術のあり方⑮:感染症パンデミック・災害・気候変動等の危機の時代に子どもを支えることについて講義【オンデマンド型】
【事前学習】「感染症パンデミック・災害・気候変動等の危機」について、あらかじめ受講ノートの作成を行う (2時間)
【事後学習】講義資料を復習しながら受講ノートの加筆修正を行い、 提示された課題に取り組む (2時間)
その他
教科書 教科書は特に定めず、講義においてダウンロードして入手すべき文献・資料等を指示する。
参考書 参考となる文献・資料等については講義において随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:講義全体の学びを通じて作成する最終レポートの内容による評価(単位取得おいて最終レポート提出は不可欠)(25%)、授業参画度:各回の課題の提出状況と内容による評価(75%)
成績評価は15回分の課題(5点・15回:75点)と最終レポート25点の合計100点により行う。なお、単位取得おいて最終レポート提出は不可欠である。
オフィスアワー メール、Blackboardにて対応する。
備考  講義担当者(文理学部教授・博士(教育学)・東京学芸大学名誉教授・放送大学客員教授)の専門は特別支援教育・特別ニーズ教育・当事者研究・発達教育学・特別教育史・北欧特別教育ケア・矯正教育等であり、40年以上にわたり、法務省矯正局外部アドバイザー・日本特別ニーズ教育学会代表理事・日本特殊教育学会副理事長・地域自立支援協議会会長・児童発達支援センター運営協議会会長等を歴任しながら、当該分野の理論と実践に取り組んできた。現在も日々取り組んでいる小中学校の巡回発達相談、児童発達支援センターおよび少年院における発達相談臨床のほか、数十回にわたる北欧(スウェーデン、ノルウェー、アイスランド、フィンランド、デンマーク)・バルト三国・ロシア・アジア諸国への調査・学術交流をふまえながら講義を進めていく。

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