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現代教職論

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令和2年度以降入学者 現代教職論
令和元年度以前入学者 現代教職論
教員名 小林彰彦
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマン型授業(スライド資料配信)+課題研究(Blackboard使用)
授業概要 教職に関する基本的な内容について概観し、専門的教養を備えるための基礎を築くことが本授業のテーマである。学校をめぐる背景を理解しながら、教職の意義、教員の役割や職務内容について多角的に考察することを通し、教員としての資質や能力がどのように高められていくのか自ら考えられるようにする。
なお、小学校および中学校に勤務した経験を活かしながら、教員の仕事(教科指導や生徒指導等)に対する理解がなされるよう授業を行う。
授業のねらい・到達目標 ①現代日本における教師の役割や使命を理解し、教職の意義について考えることができる。
②教員の職務(研修、服務および身分保障等)についての基礎的理解を図る。
③教員の職務遂行に伴う今日的課題を例示し、チームとして組織的に対応する学校の必要性について概説できる。
④教職に就く意識を高める。
授業の方法 授業の形式:【講義】
Blackboardを通した講義が中心となる。教科書を用い、基本的事項を説明するとともに、毎回のテーマに関する補足資料をスライド配信し、教職の職業的特徴を主体的に理解できるようにする。
毎回のリアクションや質問については、翌週以降に解説や講評の機会を設ける。加えて、受講生同士の意見交換の場として掲示板を通した質問や回答などの場も設ける。
履修条件 将来教職に就くと考えて授業を進めるので、教職に対する意欲をもつ学生の受講を望む。
授業計画
1 教職に対する意識、教職の意義と役割(オンデマンド型)
【事前学習】自己の教職に対するイメージと重ねながら教科書序章を読み、疑問点や気になった点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え、教育や教職について学びたいことをノートに整理する。 (2時間)
2 近代公教育の成立と教職(オンデマンド型)
【事前学習】教科書1章1節、2節を読み、学校の起源と発達についての概観をとらえ、公教育の成立について疑問点をノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、我が国における公教育制度の特徴や教職の役割を整理する。 (2時間)
3 学習指導要領と公教育の理念(オンデマンド型)
【事前学習】教科書1章3節を読み、学習指導要領とは何かについて調べ、ノートに整理する。また、文部科学省ホームページなどを通して参照してみる。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、児童生徒に求められる力と学習指導要領の関係について整理する。 (2時間)
4 教師という職業(オンデマンド型)
【事前学習】教科書2章1節を読み、教師の重要な仕事である学習指導と生徒指導をすすめるうえで求められることについての疑問点をノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、学習指導をすすめるうえでの「主体的・対話的で深い学び」のほか、いじめや不登校問題への教員の取り組みについて整理する。 (2時間)
5 専門職としての教師(オンデマンド型)
【事前学習】教科書2章2節を読み、教師と他の職業との違いや特殊性についてノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、教師の専門的実践を確かなものにするための省察的実践や教員同士の学び合いの必要性について整理する。 (2時間)
6 教員免許制度と教員の養成・採用(オンデマンド型)
【事前学習】教科書3章を読み、教壇に立つために必要な免許制度の概要をノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、わが国の教員がどのように養成され、教員採用試験を経て職に従事しているのかについて整理する。 (2時間)
7 教師観の変遷(オンデマンド型)
【事前学習】教科書4章を読み、明治時代から現代に至るまで教師がどのような存在として見られていたかについてノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、戦前と戦後の教師観の変遷、及び現在国が掲げる「高度専門職」としての教師とはどのようなものかについてまとめる。 (2時間)
8 教師の仕事と役割(オンデマンド型)
【事前学習】教科書5章を読み、これまでの被教育者体験と重ねながら、学習指導や生徒指導、道徳、特別活動等の意義についてノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、次代の学校教育に求められる学力観や授業観、および学習指導や生徒指導、道徳、特別活動等との関連について整理する。 (2時間)
9 学校教職員の組織(オンデマンド型)
【事前学習】教科書6章を読み、学校における公務分掌と教職員の役割遂行についてノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、教職員がそれぞれ役割分担しながら学校経営に参画していることを説明できるようにする。 (2時間)
10 教員の任用(オンデマンド型)
【事前学習】教科書7章第1節、2節を読み、教員の資格や任用についてノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、教員の地位や身分にかかわる法的基礎や近年の変化について理解したことをノートに整理する。 (2時間)
11 教員の服務、分限・懲戒(オンデマンド型)
【事前学習】教科書7章第3節を読み、教員の服務、分限・懲戒等の概要をノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、教員の服務、分限・懲戒等について「教育六法」等を参照しながら整理する。 (2時間)
12 求められる教員の資質と研修(オンデマンド型)
【事前学習】教科書8章を読み、なぜ教員として学び続ける必要があるのかについてノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、教職に求められる職業的資質能力と研修の関係について整理する。 (2時間)
13 教師の働き方改革(オンデマンド型)
【事前学習】教科書9章を読み、教師の働き方改革や負担軽減など関心のある内容についてノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、教師の働き方改革が必要とされる背景と今後の対応について整理する。 (2時間)
14 学校改善とチーム学校(オンデマンド型)
【事前学習】教科書10章を読み、「チーム学校」が必要とされる理由や学校改善の方向性についてノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】講義を振り返り、学校におけるチーム運営についての意義や課題を整理する。 (2時間)
15 まとめとレポートの提出(課題研究)
【事前学習】第2回から第14回の内容を復習しておく。 (2時間)
【事後学習】学修した内容の整理をし、レポートを完成させ提出する。 (2時間)
その他
教科書 八尾坂修 『新時代の教職概論 学校の役割を知る 教師の仕事を知る』 ジダイ社 2018年 第初版
参考書 南本長穂 『新しい教職概論-教師と子どもの社会-』 ミネルヴァ書房 2016年 第初版
佐藤晴雄 『教職概論 第5次改訂版』 学陽書房 2018年 第5版
解説教育六法編修委員会 『解説教育六法2021令和3年版』 三省堂 2021年
その他授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:授業内容を振り返るとともに、近年の学校や教師を取り巻く状況をとらえながら、自分の考えを根拠づけて説明しようとしているかを評価する。(70%)、授業参画度:授業参画度は、毎回の課題に対するリアクション等によって評価する。(30%)
オフィスアワー メールやBlackboardで質疑応答を行う。

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