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ドイツ語3 (他学科用)

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令和2年度以降入学者 ドイツ語3 (他学科用)
令和元年度以前入学者 ドイツ語文法1
教員名 勅使川原聖子
単位数    1 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 外国語科目
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 主としてオンデマンド型授業(音声付きPowerPointスライド資料配信)で実施する。教科書の練習問題を行う上で必要な場合には課題学習(Braclboardを通じた学習資料配信)を取り入れる。また履修生との相談の上で,通信環境が可能な状態であり,必要であればZoom(もしくはGoogleシステムを援用)等を用いた同時双方向型の授業を併用し組み合わせる所存である。同時双方向型授業を行う場合には,その時間帯に接続できない事情のある学生に配慮する。
授業開始までにBlackBoardに登録し,初回授業の注意事項に従って準備をしておくように。
Blackbaord コースID: 20210812,   コース名:2021ドイツ語3/ドイツ語文法1(勅使川原聖子・前・火2)に登録しておくこと。
授業概要 ドイツ語を初めて学ぶ受講者を対象とし,ドイツ語の「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能の基礎となる初級文法を学びます。練習問題や小テスト等によって理解度を確認し,基本的な文法構造を習得します。前学期は指定教科書の前半部分を習得します(後学期に教科書の後半部分を「ドイツ語4/ドイツ語文法2」にて学習し,1年間でドイツ語初級文法を習得します)。
授業のねらい・到達目標 ・ドイツ語の文字と発音の規則を理解し,単語や短い文章を発音することができる。
・ドイツ語の基礎的な文法法則や言語構造を理解することができる。
・辞書の活用法を身に着け,文法法則をもとに,短い文章を読み,また書くことができる。
・前期学習事項は,ドイツ語技能検定の5級,及び4級出題範囲の大半に相応する。そこで問われる文法事項を理解し,活用することができる。
・ことばは習慣や生活,地域,歴史,文化的背景とも無縁ではないため,ドイツ語圏の生活等や歴史的・文化的背景についても例文や練習問題に対応する過程において学ぶことにより,ドイツ語圏および異文化への理解を深め,またその多様性や差異を客観的に捉えることができる。
・現代社会におけるドイツ語圏文化,ヨーロッパ文化の役割を説明することができるための基礎となる(A-2-1)。
・ドイツ語圏における情報を論理的に理解することができるようになる(A-3-1)。
この科目は文理学部(学⼠(⽂学))のディプロマポリシーのDP2,DP3及びCP2,CP3に対応しています。
授業の方法 授業の形式:【演習】
ドイツ語を初めて学ぶ受講者を対象とした授業であるため,はじめはこちらから文法事項等の解説を行い,反復練習を行ったり,練習問題を解くことを通じて理解を深めていく。
概ね2回の授業で1課を進む。練習問題の中で基礎的なものは授業回毎の確認クイズにて実施する。一回の授業内で実施しきれない練習問題については事後学習として課し,次の授業時までに答え合わせができるような形式をとる(この場合,課題として受講生に負担を均等に分担するようにし,対面式の授業で当てて黒板に出てもらうようなイメージで,Blackboard(以下BBと略す)を通じて提出をしてもらいその解説を次の授業時に充てるか,もしくは同時双方向的授業が可能な場合には次の授業時に受講生に回答してもらいその解説を行う形式で実施するか,もしくは翌週にPwoerPoint(以下PTTと略す)の音声付き動画(mp4変換)・スライド(ppsx変換)を用いて練習問題の解説を行うなどの方法で,状況に合わせてフィードバックを行う。)但し,教科書の例を手本にすぐに対応できるような平易な文法事項については,教科書の解説をもとに練習問題を予習するよう予め指示し,解説と練習問題の答え合わせを同授業内で行う場合もある。
文法事項等の説明は,主として音声付きPPTの動画・スライドを用い,教科書の記載で補足が必要な場合には,PPT内での解説のほか,一覧として見渡せるようプリント資料をPDF化してアップする。ドイツ語の音声にも慣れるよう,音声教材のストリーミングURLを共有し,練習を指示する。教科書付属の音声に入っていない例文や変化表などもPPTに音声を入れ,受講生が練習できるようにする。
授業回毎に,その授業回の学修事項と出欠(授業参画度)を確認するためのWeb上の確認クイズをBB内で実施する。解答のフィードバックは受講者が回答すると正答と解説が表示されるよう設定する。間違えた場合にはフィードバックの解説等をよく参照し復習をしておくこと。
定期試験などの形態はとらず,学習事項を無理なく確実に覚えていくために,課毎もしくは2課に1回程度の範囲で履修生の様子を見ながら小テストを実施する予定である(BB内で実施する予定)。フィードバック方法は,上記の授業回毎の確認クイズと同様。
また,Blackbordの掲示板機能を通して「質問」と「議論」の機会を提供する。
尚,授業の質疑応答では,間違えることなどを恐れないで欲しい。もともと完璧にできるのであれば習う必要はないのであり,こちらからの解説を参考にしながら「自身で対応しようとする努力」が重要である。
履修条件 ドイツ文学科の学生は除く。ドイツ語3・4/ドイツ語文法1・2をあわせて履修することが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス,アルファベート:授業計画,成績評価,授業に関する諸注意事項等,および辞書等の紹介と選択する際の注意点およびポイントの説明をする。アルファベートの発音練習をする。【オンデマンド型】
【事前学習】シラバス内容を確認し,質問事項があれば用意しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】ドイツ語のアルファベートを教科書付属の音声教材を聴きつつ発音練習し,覚えること。 (0.5時間)
2 発音とつづりの読み方:ドイツ語のつづりと発音の規則を解説し,繰り返し練習する。【オンデマンド型】
【事前学習】教科書のp.8〜9「発音とつづりの読み方」を付属の音声を聴きながら,発音を真似て音読しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】「発音とつづりの読み方」の規則を意識しつつ,発音の反復練習を行い,覚えること。 (0.5時間)
3 Lektion 1:動詞の規則変化(ドイツ語の主語となる人称代名詞や基本的な規則変化動詞の人称変化および語順について)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.10〜11の「基本的な語順」までを音読し,動詞の用法について英語に比べて異なる点もしくは理解しづらい点を挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.12〜p.13の練習問題大問1〜4番を,解説や教科書を参考にしながら解き,また疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (0.5時間)
4 Lektion 1:最重要不規則変化動詞seinとhabenの現在人称変化(英語のbe動詞とhaveに相当する動詞の人称変化について)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.11の「最重要動詞seinとhaben」を音読しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.13の練習問題大問5・6番を解き,sein・habenの人称変化を覚えること。 (0.5時間)
5 Lektion 2:名詞の性と格(ドイツ語の名詞の性・数・格と辞書の見方,定冠詞・不定冠詞の格変化について)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.14〜15の「冠詞の使い方」までを音読し,名詞に性別があることや冠詞の用法について,英語などとの差異を意識し,また疑問点・不明な点を明らかにしておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.16〜17の練習問題大問1〜5番を解き,定冠詞・不定冠詞の格変化を覚えること。 (0.5時間)
6 Lektion 2:複数形と男性弱変化名詞(ドイツ語の名詞の複数形の作り方・男性名詞の中で弱変化名詞の格変化,左記双方の辞書の見方について)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.15の「複数形」およびp.17の「男性弱変化名詞」を音読しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.17の練習問題大問6番を解き,p.15・17の複数形・男性弱変化名詞の一覧表を覚えること。 (0.5時間)
7 Lektion 3:不規則変化動詞の現在人称変化(a→ä型,e→(i)e型),その他の重要な不規則変化動詞の現在人称変化(werden,wissen)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.18〜19の「不規則変化動詞」の課を音読し,これまで学習した動詞の人称変化との相違を確認し,また疑問点・不明点について挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.18の「不規則変化動詞」の人称変化の表を完全に覚えること。教科書p.20の練習問題大問1・2番を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (0.5時間)
8 Lektion 3:決定疑問文の答え方について,数詞(13〜19)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.19・21の「決定疑問文の答え方」および「数詞」のを音読し,特に「否定の決定疑問文」に対する答え方の英語との相違を考えること。また数詞の数え方の特徴を自分なりにつかんでおくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p20〜21の練習問題大問3・4番を解き,また文法・発音ともに間違えた問題をよく復習しておくこと。 (0.5時間)
9 Lektion 4:前置詞(前置詞の格支配について)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.22〜23の「前置詞格支配」を音読し,前置詞に格支配があることや,また疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.24〜25の「前置詞」の練習問題を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (0.5時間)
10 Lektion 4:前置詞(前置詞と定冠詞の融合形について),数詞20〜100【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.23の「前置詞と定冠詞の融合形」およびp.25の数詞を音読し,規則性を自分なりに考え,また疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に復習し,教科書p.22〜23の前置詞句の例文を覚えること。 (0.5時間)
11 Lektion 5:人称代名詞(人称代名詞の格変化と目的語の語順,前置詞と代名詞の融合形について),【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.26〜27の「前置詞と代名詞の融合形」までを音読し,疑問点・不明点を挙げておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.28の練習問題大問1・2番を解き,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。教科書p.26の人称代名詞の格変化の表を覚えること。 (0.5時間)
12 Lektion 5:非人称のes (具体的には何も示さないesを主語とした用法について),nichtの位置【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.27「非人称のes」およびp.29の「nichtの位置」を音読し,疑問点・不明点を明らかにしておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.29の練習問題大問3番を解き,疑問点等を明らかにしておくこと。またその他の練習問題で文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に復習しておくこと。 (0.5時間)
13 Lektion 6:定冠詞類・不定冠詞類(定冠詞類・不定冠詞類の格変化と用法について)nichtと否定冠詞keinの用い方について)【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.30〜31の「定冠詞類・不定冠詞類」までを音読し,定冠詞・不定冠詞の格変化との相違点を自分なりに掴んでおくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.32のの練習問題大問1〜3番を解き、疑問点・不明点を明らかにしておくこと。また教科書p.30の「定冠詞類」の格変化の一覧表を覚えること。 (0.5時間)
14 Lektion 6:nichtと否定冠詞keinの用い方,疑問代名詞werの格変化【オンデマンド型】
【事前学習】教科書p.31の「nichtと否定冠詞kein」およびp.33の「疑問代名詞werの格変化」を音読し,否定表現についても疑問代名詞のwerの格変化についても英語との相違を自分なりに考えておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】教科書p.32〜33の練習問題大門4・5番を解き,疑問点等を明らかにしておくこと。またその他の練習問題で文法・発音ともに間違えた箇所を重点的に復習し,教科書P.31 の「不定冠詞類」の格変化一覧表を覚えること。 (0.5時間)
15 総復習と確認【オンデマンド型】
【事前学習】第1回〜第1 4回までの学習事項を復習しておくこと。(A-2-1) ( A-3-1) ( A-8-1) (0.5時間)
【事後学習】学修した内容の整理・復習をする。 特に間違えた箇所については重点的に復習し,完全なものとすること。(A-2-1) ( A-3-1) (A-8-1) (0.5時間)
その他
教科書 櫻井麻美著 『しくみのわかるドイツ語初級文法』 三修社 2020年 第4版
参考書 在間進 『ドイツ語のスタートライン(Starting Lineー優しく詳しい解説・しっかり身につく文法・話したくなる表現ー』 三修社 2006年
在間進,亀ヶ谷昌秀 『新独検合格単語+熟語1800』 第三書房 2010年
推薦辞書は,根元道也他編 同学社『アポロン独和辞典』,在間進編 三修社『アクセス独和辞典』(授業初回のガイダンス時に,独和辞典ついての説明を行います。上記以外の参考書兼問題集や単語集についても案内します。また授業開始後にも,履修生からの相談・質問に応じて紹介・説明する機会を設けます。)
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内テストは,授業内小テストの点数の平均を評価対象とします。具体的には,全ての小テストを100点満点換算し(例えば20点満点の小テストの得点を100点満点換算するということ),その平均点を評価対象とします。(50%)、授業参画度:授業参画度は,各授業回毎の確認クイズの実施状況および点数と,課題として課した練習問題等の実施状況や,授業時もしくはそれ以外のメールや掲示板を介した質疑応答などの学習態度・積極度によって評価します。(50%)
※積極的な質問等の授業参加は高く評価します。
※独検の夏期試験が実施され,受験をした場合には,その実績も評価に加味します。
※練習問題の提出などを課した場合に,フィードバックのためには「締め切り」があります。それを守らない場合には評価に入らないため注意してください。
※「出席」は対象外です。
オフィスアワー メールやBlackbord の掲示板等を用いて質疑応答を行います。
備考 シラバスの内容は比較的ゆとりを持って記しています。学生の皆さんの学修の状況を考慮して,変更することもあります。
また,事前学習・事後学習の時間は目安です。

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