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令和2年度以降入学者 | 情報と数理 | ||||
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教員名 | 古市茂 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(全15回分の講義動画) Blackboard コースID:水曜3限→20210239 |
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授業概要 | 情報科学における数理的側面を中心として講義する. |
授業のねらい・到達目標 | 高校の熱力学および大学1年時の微積分を復習しながら,物理学におけるエントロピーからはじまり情報エントロピーについて学習する.特に,ある条件からエントロピーが一意的に定まることを証明する.その中では関数方程式の変形や簡単な微分方程式が合わられる.さらには,情報源符号化定理といくつかの代表的な符号化法(データ圧縮法)を学ぶ. ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。 ・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。 この科目は(学士(理学))のディプロマポリシーDP3,4及びカリキュラムポリシー CP3,4に対応している。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 担当教官による講義.各自がノートに講義内容を写しながら理解に努めてください. レポート課題を課しますので,各自が指示に従って,レポートを作成の上,指示された方法で,期限までに提出すること. 授業動画の公開方法や課題の提出方法などについては,Blackboard等で指示する. |
履修条件 | 高校数学を十分に理解したうえで,大学1年時に微分積分を履修し終えた学生,あるいは履修中の学生 |
授業計画 | |
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1 |
情報理論を学ぶ意義について紹介する
【事前学習】教科書の1.1節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の1.1節の内容を理解しておくこと (2時間) |
2 |
高校の熱力学および微積分の復習を行う.
【事前学習】教科書の1.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の1.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
3 |
熱力学的エントロピーについて学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の2.1節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の2.1節の内容を理解しておくこと (2時間) |
4 |
熱力学的エントロピーの加法性とある不等式について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の2.1節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の2.1節の内容を理解しておくこと (2時間) |
5 |
統計学的エントロピーについて学び,それを理解できるようになる
【事前学習】教科書の2.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の2.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
6 |
スターリングの公式を導くうえで必要な不等式について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の2.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の2.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
7 |
統計学的エントロピーに関して例題を通して理解を深め,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の2.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の2.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
8 |
自己情報量について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の3.1節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の3.1節の内容を理解しておくこと (2時間) |
9 |
確率繊維行列およびエントロピーの性質について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の3.1節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の3.1節の内容を理解しておくこと (2時間) |
10 |
エントロピーの公理系について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の3.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の3.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
11 |
エントロピーの一意性定理の証明を学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の3.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の3.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
12 |
エントロピー関数の特徴付けおよびShannonエントロピーと統計力学的エントロピーの関係について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の3.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の3.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
13 |
一意復号可能符号・瞬時復号可能符号について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の4.1節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の4.1節の内容を理解しておくこと (2時間) |
14 |
Shannon符号およびFano符号について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の4.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の4.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
15 |
情報源符号化定理およびHuffman符号について学び,それを理解できるようになる.(A-3,4)
【事前学習】教科書の4.2節を読んでおくこと (2時間) 【事後学習】教科書の4.2節の内容を理解しておくこと (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 古市 茂 『情報理論: エントロピーと符号化定理 』 日本評論社 2021年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:提出されたレポートの内容によって評価する(100%) 【レポート】 ・課題レポートは,半期授業を通して1回です. ・出題された課題を指示された形式、指示された方法で、期限までに提出すること ・レポートは,与えられた課題の実施状況及びその出来によって評価する. ・他者と同一のレポートが発見された場合は両者とも0点にする. 【備考】 もしも,新型ウィルスの影響が好転し,筆記試験を公平・公正:安全な状態で行えるようになった場合は筆記試験(100%)で評価する場合もある. その場合,原則として再試験は行いません. |
オフィスアワー | 質問については電子メールなどを通してお願いします. |