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令和2年度以降入学者 | 人類の進化 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 人類学1 | ||||
教員名 | 江木直子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(15回)と課題研究(3回) Blackboard コースID︓ 月曜3限→20210218,月曜4限→20210219 |
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授業概要 | 人類の起源と進化の探求 自分自身も属するヒト(Homo sapiens)はもっとも身近な生物である。講義前半では,生物として生きるヒトのからだの仕組みとその進化的背景を,比較解剖学から理解していく。解剖学はからだの形態と構造を明らかにする学問で,比較解剖学では生物間の比較にもとづき,からだの構造についての生物学的な理解を得る。 ヒトは霊長目(サルの類)に含まれ,そこから進化した。講義後半では,猿人,原人,旧人,新人という人類進化の段階におけるヒトの特徴の獲得が,化石記録からどのように推定されてきたかを説明する。 |
授業のねらい・到達目標 | 人間とは何かというテーマについて,前半はヒト(=自分)のカラダを材料に,他の生物と比較しながら,その進化的な背景や機能の仕組みを理解し,生物としての人類の特徴を把握することを目標とする。 後半は,化石資料にもとづき,ヒトがどのような状態の動物を起源とし,ヒトの特徴がどのような進化の段階を経て獲得されてきたか,その推定の根拠を含めて理解することを目標とする。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) 新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1) この科目は文理学部のディプロマポリシーDP3,DP4,DP5及びカリキュラムポリシーCP3,CP4,CP5に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 1.授業実施日(15回)に,Blackboardを通じて,パワーポイントスライドの配布資料と説明用動画(オンデマンド教材)を配信する。受講生はその教材を視聴し,学修すること。 2.各授業では,小テストまたはレポート課題が提示されるので,回答すること。提出締め切り日に注意すること。小テスト問題についての解説は,次回以降の講義で行う(オンデマンド)。 3.別途,講義終了後に,授業内容の要点をA4用紙4枚以内にまとめたものを提出する。 4.質問はBlacknoardのメールを通して,受け付ける。 |
履修条件 | (履修希望者多数の場合は)ランダム抽選を行うので、抽選科目への登録を行い、当選となった者。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。 生物の分類:ヒトを含む脊椎動物の分類と進化の地質学的時間スケールについて学ぶ。レポート1の課題提示。【オンデマンド型+課題研究】 【事前学習】シラバスを事前に確認し,授業全体の流れを理解すること。配布資料をダウンロードしておくこと。 (1時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
2 |
筋・骨格系1:体を支えるための構造について学ぶ。小テスト1。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (1時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
3 |
筋・骨格系2:関節と可動軸,筋の付着部とてこの原理から,体が動くしくみを学ぶ。小テスト2。小テスト1の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
4 |
消化器・歯:消化管の位置や形態の進化,歯の形態と食物との関係について学ぶ。小テスト3。小テスト2の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
5 |
感覚器:聴覚・平衡感覚・嗅覚・視覚に関係する器官とそのしくみを学ぶ。小テスト4。小テスト3の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
6 |
神経系:体節構造と神経の分布,脳神経と鰓弓について学ぶ。小テスト5。小テスト4の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
7 |
循環系:血液を体にめぐらせる仕組みや構造と心臓の進化について,学ぶ。小テスト6。小テスト5の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
8 |
呼吸器:酸素を取り入れる器官(肺や鰓)とその進化について学ぶ。小テスト7。小テスト6の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
9 |
泌尿器:不要なものを排出する器官(腎臓)のしくみと進化を学ぶ。小テスト8。小テスト7の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
10 |
発生と生殖器:卵生と胎生の違い,雌雄の生殖器とその痕跡器官について学ぶ。小テスト8の解説。レポート2の課題提示。【オンデマンド型+課題研究】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
11 |
類人猿:現生動物の中で,ヒトにもっとも近縁である類人猿について,その特徴を学ぶ。また,化石記録からその過去の多様性を学ぶ。小テスト9。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
12 |
猿人:猿人段階の化石記録とそこから示唆される直立二足歩行などのヒト化の特徴を学ぶ。小テスト10。小テスト9の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
13 |
原人:原人段階の化石記録とそこから示唆される道具の使用などのヒト化の特徴を学ぶ。また,地理的分布の拡大について,学ぶ。小テスト11。小テスト10の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認する。 (2時間) |
14 |
旧人と新人:旧人と新人段階の化石記録とそこから推察される大脳化や言語機能を学ぶ。また,現代型ホモ・サピエンスの地理的分布拡大の学説を紹介する。小テスト12。小テスト11の解説。【オンデマンド型】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】教材の内容を整理し,まとめておくこと。用語を確認すること。これまでの学習内容で疑問に思ったことをまとめる。 (3時間) |
15 |
まとめ:これまでの総括と捕捉解説を行い授業の理解を深める。小テスト12の解説。レポート3の課題提示。まとめノートの作成。【オンデマンド型+課題研究】
【事前学習】前回までの講義内容を復習する。配布資料をダウンロードしておくこと。 (2時間) 【事後学習】学習した内容を復習し、整理する。講義間の内容を関連付け,理解を深める。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | スライド資料を配信 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業内テスト(60%)、授業参画度(10%) 小テストは12回行い,選択・穴埋め・短文記述形式の出題をする。オンデマンド教材,配布資料,ノートを参照して,解答する。講義に対する理解度と(A-3, A-4)の達成度を評価する。 レポートは3回行う。課題に対し,400字以内で解答する。課題の内容を理解し,各々の視点から考えをまとめ,論理的に説明することが求められる。ここから,(A-3, A-4, A-5)の達成度を評価する。 上記のレポート以外に,ノートまとめを提出する。講義全体の要点をA4用紙4枚以内にまとめる。この作業への取り組みから授業参画度を評価し,(A-3, A-4, A-5)の達成度を評価する。 出席は,オンデマンド教材の視聴状況(ダウンロード)で判断する。 |
オフィスアワー | Blackboardを通して,受け付ける。質問へはBlackboardで直接回答するか、授業日の資料に追加の解説を載せる。 |