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令和2年度以降入学者 | 演劇論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 演劇論 | ||||
教員名 | 阿部由香子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド型授業(録画授業配信・スライド資料配信) Blackboard コースID:20210169 |
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授業概要 | 演劇とはいかなる芸術であるか、その定義や特質を確認しつつ、歴史や社会との関わりにも目をむけながら共に考えていく。取り上げる事例は日本の演劇に関するものが中心となる。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本の劇場では常に様々なスタイルの演劇が上演され続けている。能や歌舞伎、人形浄瑠璃などの古典芸能、現代劇や翻訳劇、オペラやミュージカルなどの音楽劇といった多彩な劇場文化は日本の近代以降の歴史の中で培われ育まれてきた。本授業ではそうした内容に目を向けながら以下の到達目標を設定する。 ・日本の劇場文化の本質を考えるための知識を身につけ、個別の舞台作品を鑑賞する際の視野を広げる。 ・演劇という表現の特性と社会との関わりを考えるための知識と分析力を身につけることをめざす。 この科目は、文理学部のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,3,8及びカリキュラムポリシーCP1,3,8に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) ・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) |
授業の方法 | 授業の形式:【講義】 授業開始時間までに各回の動画資料、参考資料を用意する。それらを視聴、閲覧し、小テストに回答してもらう。それをもって出席と判断する。また、授業内容についての質問や課題などを提出してもらう授業回もあるが、具体的な方法は授業時に指示する。フィードバック方法等については、授業内で指示する。 |
履修条件 | 履修抽選を実施するので、履修を希望する者は4月9日(金)~4月13日(火)の間に、CHIPSにて所定の手続きを行うこと。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス ・本授業の概要と進め方、これまで観たことがある演劇についてのアンケート 【事前学習】シラバスを確認し、自分がこれまで劇場で観たことがある演劇について思い出しておく (1時間) 【事後学習】演劇に関して疑問に思うことを列挙しておく (2時間) |
2 |
演劇の定義と特徴 ・今、目の前に立ち現れるということ ・演劇の四要素とは 【事前学習】演劇の特徴はどのような点か考えておく (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習する (2時間) |
3 |
劇場について ・日本の様々な劇場 ・舞台の構造と役割 【事前学習】知っている劇場がいくつあるか考えておく (2時間) 【事後学習】授業の内容を復習する (2時間) |
4 |
演劇の様式性 ・古典芸能と現代 ・翻訳劇の実現と〈反〉ドラマ 【事前学習】日本の演劇にどのようなジャンルがあるか考えておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
5 |
俳優について ・魅力的な俳優とは ・俳優の身体と表現について 【事前学習】魅力的な俳優の条件は何か考えておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
6 |
対決のドラマ(1) ・宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘 ・ヒーローとしての宮本武蔵 【事前学習】宮本武蔵がいつ頃のどのような人物か確認しておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
7 |
対決のドラマ(2) ・現代劇における武蔵像 ・井上ひさし『ムサシ』、前田司郎『宮本武蔵』 【事前学習】近年の宮本武蔵作品について調べておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
8 |
対決のドラマ(3) ・宝塚歌劇における宮本武蔵 【事前学習】宝塚歌劇とは何か確認しておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
9 |
劇作家と戯曲 ・演劇の設計図 ・戯曲の読み方 【事前学習】劇作家が戯曲を書く時に何を意識しているか考えておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
10 |
葛藤のドラマ(1) ・井上ひさし『父と暮せば』(前半) 【事前学習】『父と暮せば』を読んでおく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
11 |
葛藤のドラマ(2) ・井上ひさし『父と暮せば』(後半) 【事前学習】『父と暮せば』を読んでおく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
12 |
社会と演劇 ・検閲制度と演劇 ・芸術性と商業性 【事前学習】演劇に対する検閲制度について調べておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
13 |
密室のドラマ(1) ・三谷幸喜『笑の大学』(前半) 【事前学習】浅草軽演劇について調べておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
14 |
密室のドラマ(2) ・三谷幸喜『笑の大学』(後半) 【事前学習】戦時下の日本演劇について調べておく (2時間) 【事後学習】授業内容を復習する (2時間) |
15 |
まとめ ・これまでの内容のまとめ 【事前学習】半期をふりかえって疑問に思ったことをまとめる (3時間) 【事後学習】授業内容をまとめる (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 授業時にPDF資料を配付します。 |
参考書 | 授業時に随時紹介する |
成績評価の方法及び基準 | レポート:期末レポート(40%)、授業内テスト:出席を確認する小テストの総合得点(20%)、授業参画度:出席を確認する小テスト、授業内容に対する質問や作品についての感想コメントの提出(40%) 期末レポートの提出は必須とします。また、授業にほとんど出席していない状態で期末レポートを提出することは認めません。 |
オフィスアワー | メールやBlackboardによって質問に対応します。 |