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文学

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令和2年度以降入学者 文学
令和元年度以前入学者 文学1
教員名 久保木秀夫
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 ・zoomを用いたオンライン(同時双方向)授業。必要に応じてオンデマンド授業や課題研究をも併用していく(事前に相談・周知する)。
・ちなみにオンライン形式とするのは、くずし字や絵画資料といった原本資料類を実際に読み解いてみる、という実習的な内容を、毎回多く取り入れていくためである。

・一方で各回の授業後、同日~翌日を目処に各回のzoom動画をYouTubeで限定公開することとする。
・通信環境のトラブルその他により、やむを得ず授業時間内に参加できなかった場合は、その動画を必ず視聴すること。
・かつ、この場合は実質オンデマンド形式での履修となるため、小課題(各回のオンライン受講時と同等の学修効果があるものとする)にも取り組み、各回の次の日曜日(授業当日から3日後)までに、Blackboardを通じて提出すること。

・履修者は、初回授業開始時までに必ず、Blackboardへの登録を済ませておくこと。BlackboardのコースIDは、20210096。
授業概要 【くずし字で読み解く古典文学】
・日本古典文学のうち、特に14世紀頃まで(奈良・平安・鎌倉時代)に成立した、一般的によく知られている作品複数を取り上げていく。
・またその際、各作品の活字テキストを私用しつつも、そればかりでなく、何百年も前に作られた写本や版本をも教材とし、くずし字で書写・印刷された、そのくずし字をも解読していく。
・そのために、くずし字を解読するための方法をもレクチャーし、実際に取り組んでいく。
・加えて作者や撰者、成立や流布、歴史・社会的背景などを踏まえつつ、各作品の特徴的な部分を読解していく。
・ほか、各作品の絵画資料や美術工芸品などをも適宜取り上げ、多角的に古典文学の独自性や魅力、またその専門的な研究方法の基礎などについての理解を深めていく。
授業のねらい・到達目標 ・日本古典文学そのものを丁寧に読み、その魅力や独自性を履修生それぞれが探っていく。
・くずし字解読の基礎スキルを身につけて、活字テキスト以前の、写本や木版印刷本といった原本資料そのものから、いろいろな作品を(部分的にでも)読解できるようになる。
・関連する絵画資料ほかの諸文化にも触れ、日本古典文学が永きに亘って様々な影響を周辺領域に及ぼしてきた具体相や意義を理解する。

この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1,3及びカリキュラムポリシーCP2,6に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1,2,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1)
・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる。(A-1-2)
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-1-8)
授業の方法 授業の形式:【講義】

・毎回、主要な日本文学作品を取り上げ、PDFで配付する活字テキスト・くずし字テキスト・関連資料のプリントに基づきながら、日本古典文学のさまざまな側面について講義していく。
・くずし字の解読など、実習的な側面も強くしていく(そのためオンライン形式の授業としている)。
・授業に関する諸情報については、Blackboardの連絡機能を活用して告知していく。
・フィードバック方法等については、授業内で指示する。
履修条件 履修抽選を実施するので、履修を希望する者は9月18日(土)~9月22日(水)の間に、CHIPSにて所定の手続きを行うこと。
授業計画
1 スタートップ:授業の内容・方法・評価について/教材について 【同時双方向型】
【事前学習】日本の時代区分と、各時代における有名な古典文学作品を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
2 日本古典文学の概要 【同時双方向型】
【事前学習】日本古典文学に関する既存の年表類を確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
3 活字テキストと原本資料について 【同時双方向型】
【事前学習】活字テキストにどのようなものがあるか、調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
4 くずし字を読んでみる(和歌などの韻文資料) 【同時双方向型】
【事前学習】文学における「韻文」について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
5 くずし字を読んでみる(物語などの散文資料) 【同時双方向型】
【事前学習】文学における「散文」について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
6 上代文学:万葉集とその古写本について 【同時双方向型】
【事前学習】万葉集がどのような作品か調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
7 中古文学1:古今集とその古写本について 【同時双方向型】
【事前学習】古今集がどのような作品か調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
8 中古文学2:竹取物語とその原本資料について 【同時双方向型】
【事前学習】竹取物語がどのような作品か調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
9 中古文学4:伊勢物語とその絵画資料について 【同時双方向型】
【事前学習】webで伊勢物語の絵画の画像を検索し、閲覧しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
10 中古文学5:枕草子とその古写本について 【同時双方向型】
【事前学習】枕草子がどのような作品か調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
11 中古文学6:源氏物語について 【同時双方向型】
【事前学習】源氏物語がどのような作品か、調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
12 中古文学7:源氏物語とその古写本・絵画資料について 【同時双方向型】
【事前学習】webで源氏物語の古写本・絵画の画像を検索し、閲覧しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
13 中世文学1:新古今集とその古写本について 【同時双方向型】
【事前学習】新古今集がどのような作品か、調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
14 中世文学2:徒然草とその古写本・絵画資料について 【同時双方向型】
【事前学習】webで徒然草の古写本・絵画の画像を検索し、閲覧しておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を踏まえつつ、配布プリントを再確認し、また授業内で紹介した参考文献を読んでおく。 (2時間)
15 総括:古典文学と原本資料の現代における意義について 【同時双方向型】
【事前学習】これまでの学修全般を振り返っておくこと。 (2時間)
【事後学習】古典文学とその原本資料の意義を再確認し、今後の学修に活かしていくこと。 (2時間)
その他
教科書 ・各回、PDF形式のプリントを配布する。
・配布するプリントは、事前にOneDriveの共有フォルダに入れておくので、毎回確認し、環境的に可能であれば印刷もしておくこと。
参考書 授業中に適宜紹介していく。
成績評価の方法及び基準 レポート:指示する古典文学作品とその原本資料について、自身でより詳しく調査し直し、レポートとしてまとめる。(30%)、授業内テスト:数回に1回の頻度で、授業内容に関する小テストを行うことを予定している。(30%)、授業参画度:チャットへの投稿・各回終了時のコメント提出などを総合的に判断していく。(40%)
オフィスアワー Blackboardのメール送信機能で随時受け付ける。対応までに時間を要することもある。

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