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哲学2

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令和元年度以前入学者 哲学2
教員名 金子佳司
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 オンデマンド型授業:Google Classroomを使ってオンライン授業を行ないます。なお、第15回の授業の中で期末試験を行ないますが、その時点で可能ならば、大学の教室で行ないます。
Google Classroomに入るには、大学から(学部からではなく)付与されているGmail(……@g.nihon-u.ac.jp)を使用してください。このGmailを開いて、その上の方にある⋮⋮⋮のGoogleアプリの一覧を開き、その中のClassroomに入り、その画面の右上の+マークからクラスに参加してください。クラスコードは 4pkwrwk です。授業の進め方については、このClassroomの「ストリーム」欄にアップする予定です。授業は後期ですが、すでにこのクラスに入れるように設定されていますので、受講予定の人はクラスに入ってみてください。そして、授業について聞きたいことがあれば、「ストリーム」欄に書き込んでおいてください。
なお、日本大学の他学部ではGoogle Classroomを使っており、下記にその使い方が紹介されているので、参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=mtKh1htpZw4
また、下記にもGoogle Classroomの使い方が紹介されており、このURLの2分40秒あたりから生徒側(学生側)の使い方の説明があります。
https://www.youtube.com/watch?v=i06HJtajcBA
授業概要 まず、古代ギリシア哲学を学びます。すなわち、伝統的に哲学の始まりとされているミレトス派から始め、エレア派、デモクリトス、自覚的に「哲学」を実践したソクラテス、プラトン、アリストテレスまでをたどります。次に、現代の私たちの考え方に大きな影響を与えた近代西ヨーロッパの哲学を学びます。すなわち、デカルト、ホッブズ、ロック、カント、ヘーゲルらの哲学を取り上げます。
授業のねらい・到達目標 この科目は文理学部のDP及びCPの1、2に対応しています。
この授業の目標は二つあります。(1)「哲学とは何か」という問題に対しては様々な意見がありますが、哲学が古代ギリシアで始まったという点では意見が一致しています。そこで、まず、古代ギリシア哲学の歴史をたどることによって、歴史的事実として「そもそも哲学とは何であったか」を学びます。(2)哲学は近代になって西ヨーロッパで大きな変化を遂げ、そこから近代科学も生まれました。そこで、古代ギリシア哲学と比較しながら、近代西ヨーロッパ哲学の新しさを、近代科学の成立との関連も踏まえながら学びます。
授業の方法 毎回、Google Classroomを使って文書ファイルと動画を配信しますので、文書ファイル(講義資料)を読んで授業の予習を行なった上で、動画の授業を受けてください。そして、毎回簡単な課題を出しますので、受講後、授業の内容を踏まえて課題に答えてください。この課題の解答の提出によって授業参画度を評価します。また、第15回の授業で期末試験を行ないます。
授業計画
1 授業計画や評価方法などの説明。
「哲学とは何か」「哲学はいつ始まったのか」という問題を考える。また、アリストテレスの哲学史観を学ぶ。
【事前学習】このシラバス全体をよく読み、授業の概要を理解する。また、予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
2 最初の哲学と言われているミレトス派の人々(タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス)の哲学を理解する。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
3 エレア派(パルメニデス、ゼノン)の哲学がそれまでの哲学とどのように異なるかを理解する。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
4 レウキッポスとデモクリトスの原子論を学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
5 ソフィストとソクラテスの考え方や生き方の違いを理解し、哲学者とは何かを考える。
【事前学習】上記の授業内容の範囲を教科書で予習しておく。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
6 プラトンのイデア論を学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
7 アリストテレスの存在論と実体論を学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
8 どのような歴史的経緯を経て西ヨーロッパで近代哲学が生まれ、どのように世界観と人間観が変化したかを学ぶ。また、その関連で、ルネッサンスと宗教改革も学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
9 デカルトの「我思うゆえに我あり」の哲学的な意味を理解し、彼の物心二元論と近代的世界観を学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
10 ホッブズの唯物論的世界観と社会契約説における人間観を学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
11 ロックらのイギリス経験主義に基づく認識論を学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
12 イギリス経験主義を踏まえながらも、デカルトらの理性主義(合理主義)も継承したカントの認識論を学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
13 ヘーゲルの観念論的世界観と弁証法的歴史観を学ぶ。
【事前学習】予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、後で自分にわかるようにノートを作り、課題に答えるとともに、次回の授業につなげる。 (2時間)
14 この授業全体を振り返って、古代ギリシア哲学と近代西ヨーロッパ哲学の概要と主要な学説を理解する。
【事前学習】前回までの授業内容をノートを読み直して確認しておく。また、予習用の文書ファイルを読む。 (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習して、課題に答える。 (2時間)
15 この授業の重要点を理解できているかどうかを確認する。
【事前学習】前回の授業の要点をよく復習する。 (2時間)
【事後学習】期末試験に適切に答えることができたかどうかを確認する。 (2時間)
その他
教科書 教科書は使いませんが、毎回、予習用の文書ファイルを配信します。この文書ファイルが教科書だと思ってください。
参考書 授業中に随時紹介する。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業参画度:課題の解答の提出。(50%)
毎回課される課題の解答は、授業の内容が踏まえられているかどうか、つまり、ちゃんと授業を受けた上で書かれているかどうかが評価のポイントですが、試験(期末試験)では、授業の内容が本当に理解できているかどうかを厳密に評価します。
オフィスアワー GoogleClasroomのコメント欄で随時受け付ける。

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