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令和2年度以降入学者 | 哲学 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 哲学1 | ||||
教員名 | 三平正明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardで学習資料を配信します) BlackboardID:20210076 |
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授業概要 | 哲学の長い歴史の中で繰り返し問われてきた、代表的な問題群を取り上げます。意味、真理、存在をめぐる問題です。それらの問題が今までにどのようにして分析され、議論されてきたのかを知ると同時に、自分たちでもあらためて問題について考察していきます。 |
授業のねらい・到達目標 | (1) 意味、真理、存在をめぐる哲学的問題と考え方について基本的な説明を与えることができる。 (2) 哲学の議論を自ら作ったり、あるいは、作られた議論に対して疑問や意見を提示したりできる。 この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1,2,3及びカリキュラムポリシーCP1,2,3に対応しています。 〇 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1) 〇 世界諸国の歴史や政治、経済、文化、価値観、信条などの現状を概説できる。(A-2-1) 〇 仮説に基づく課題や問題を提示し、客観的な情報を基に、論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) |
授業の方法 | (1) 授業の形式:【講義】 (2) 主に、八木沢敬著『分析哲学入門』(全3冊)を資料として用います。そこでは、哲学が繰り返し向き合ってきた、いろいろな問題群が取り上げられ、ていねいに論じられています。そしてBlackboardには、補足として授業メモを掲載します。授業では、それらを基に、少しずつ分析的な手法を身につけていきます。 (3) 小課題が出ますので、期日までに提出してください。提出後、課題について解説を行います。 (4) 試験日には、Blackboardを通じて試験問題を配布します。 (5) Blackboardの掲示板機能を用いて、質問や議論の機会を設けます。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業の方法について説明する)【課題研究型】
【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 (1時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、関心のある授業テーマについて配布資料を少し読んでみる。 (1時間) |
2 |
概念を分析する【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「概念分析」の部分を読んで、疑問点や不明な点ををノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、分析的手法について理解したことをまとめておく。 (2時間) |
3 |
分析のパラドックス【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「分析のパラドックス」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、「分析のパラドックス」とは何かをまとめておく。 (2時間) |
4 |
二つの意味:意義と指示対象【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「二つの意味」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、フレーゲの意味論を整理しておく。 (2時間) |
5 |
いろいろな分類:必然と偶然、アプリオリとアポステリオリ、分析と総合【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「いろいろな分類」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、真理に関する伝統的な分類をまとめておく。 (2時間) |
6 |
意味の検証主義と還元主義【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「意味の検証主義」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、検証主義や還元主義について重要事項をまとめておく。 (2時間) |
7 |
意味についての懐疑論【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「意味についての懐疑論」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、意味に関するクワインの考え方をまとめておく。 (2時間) |
8 |
意味の外在主義:双子地球の思考実験【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「意味の外在主義」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、自分でも思考実験を一つ考えてみる。 (2時間) |
9 |
言語的な分業【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「言語的な分業」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、意味の社会性について論点を整理しておく。 (2時間) |
10 |
外延を合成していく【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「外延の合成」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、合成原理について要点をまとめておく。 (2時間) |
11 |
外延性の破綻【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「外延性の破綻」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、外延性が破られる事例を自分でも考えてみる。 (2時間) |
12 |
信念文を分析してみる【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「信念文の分析」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、カルナップ流の信念文の分析について要点をまとめておく 。 (2時間) |
13 |
可能世界と命題【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「可能世界と命題」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】配布資料と講義に基づき、可能世界と命題の関係について要点をまとめておく 。 (2時間) |
14 |
文の内包と語句の内包【課題研究型】
【事前学習】配布資料の「文の内包と語句の内包」の部分を読んで、疑問点や不明な点をノートに記しておく。 (2時間) 【事後学習】教科書と講義に基づき、内包という考え方を整理しておく。 (2時間) |
15 |
試験と解説【課題研究型】(A-1-1,A-2-1,A-3-1)
【事前学習】教第2回~第14回の内容を復習しておく。 (4時間) 【事後学習】学んだ事項を整理しておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 八木沢敬 『分析哲学入門 (講談社選書メチエ)』 講談社 2011年 八木沢敬 『意味・真理・存在 分析哲学入門・中級編 (講談社選書メチエ)』 講談社 2013年 八木沢敬 『神から可能世界へ 分析哲学入門・上級編 (講談社選書メチエ)』 講談社 2014年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%) 【授業参画度】は、小課題やBlackboard掲示板での質疑によって評価します。 【授業内テスト】は、意味、真理、存在の問題群について理解を確認するためのものです。 *授業達成目標の A-1-1,A-2-1,A-3-1 は、授業における学修の積み重ねの結果、授業の最後に達成されます。そして、その評価は、授業内テストと授業参画度をあわせて行われます。 |
オフィスアワー | Blackboard掲示板。または、遠隔授業用のメールアドレス、t0001277★stu.chs.nihon-u.ac.jp宛に(★を@に変換して)連絡してください。 |