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社会保障論2

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平成28年度以前入学者 社会保障論2
教員名 白川泰之
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 主にBlackboardによるオンデマンド型授業として実施する。
第14回目は課題研究とする。
BlackboadID:20202173
授業概要 介護保険制度、労働保険制度、社会福祉制度の概要とその課題・制度の動向を学ぶとともに、社会保障と民間保険の関係、諸外国の社会保障制度の概要を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 本授業で扱う内容は、①介護保険制度(内容及び制度の動向)、②労働保険制度(労働者災害補償保険、雇用保険の内容及び制度の動向)、③社会福祉制度(生活保護、児童福祉、障害者福祉、ひとり親家庭の支援、高齢者福祉(介護保険を除く)、社会手当の内容と制度の動向)、④社会保障と民間保険の関係や異同、⑤諸外国の社会保障制度の概要である。これら①から⑤までについて学び、その内容を説明できるようになる。
この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP及びCP1、2、3、4に対応しています。
① 介護保険、労働保険、社会福祉、高齢者福祉の各制度の概要を理解し、その役割を説明できる(A-1-2)
② 社会保障と民間保険の関係や異動を理解し、それぞれの役割分担について説明できる(A-1-2)
③ 諸外国の社会保障制度の概要を理解し、その特徴を説明することができる(A-2-2)
④ ①の各制度の現状について、理論的・批判的に思考し、説明できる(A-3-2)
⑤ ①の各制度が抱える具体的な課題を説明できる(A-4-2)
授業の方法 ・講義形式とする。
・各回のレジュメに基づいて講義を行う。第2回以降のレジュメは、前週の授業の際に配布する。教科書は指定しないが、社会福祉士国家試験を受験予定の学生は、参考文献に挙げた書籍の購入を強く推奨する。
・各回につき復習問題を配付する。
・各回の最後にリアクションペーパーの提出を求めるので、質問があれば記入すること。必要に応じ、次回の授業で解説する。
・提出物の提出方法、フィードバックの方法等については、授業開始時に提示する
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業方法の説明)
本授業で学ぶ社会保障制度の類型(A-1)
【事前学習】シラバスによって、授業のねらいや到達目標、各回の構成を確認する。また、この授業で学ぶことの目的意識について、自分の考えを整理してノートにまとめておく (1時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業を振り返り、事前学習でノートにまとめた履修の目的意識を再度整理する。 (2時間)
2 介護保険制度(1)
制度創設に至った制度上の課題、社会的な課題(A-4)
介護保険制度の全体像、被保険者、認定手続について(A-1)
 介護給付費、保険料、認定者の推移について(A-3)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
3 介護保険制度(2)
保険給付の概要と財源構成、地域支援事業の概要について(A-1)
地域包括ケアシステムの背景と概要、自立支援・重度化予防のための取組について(A-4)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
4 労働保険制度(1)労働者災害補償保険制度
 労働者災害補償保険制度の沿革と目的、全体像、保険料、給付の概要について(A-1)
労働者災害補償保険制度と健康保険法との給付調整について(A-1)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
5 労働保険制度(2)雇用保険制度
 雇用保険制度の沿革と目的、全体像、保険料、給付の概要について(A-1)
 育児休業の取得に関する現状について(A-3)
 育児休業給付の引き上げと育児休業取得の促進について(A-4)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
6 社会福祉制度(1)総論、社会福祉法
 社会福祉制度の沿革と社会福祉事業の区分、サービス提供の理念、社会福祉法人制度の概要について(A-1)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
7 社会福祉制度(2)生活保護制度
 生活保護制度の目的、基本原理と基本原則、給付の概要、保護の実施機関(A-1)
生活保護受給者の動向、保護の開始・廃止理由について(A-3)
自立支援、給付費適正化、貧困ビジネス対策について(A-4)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
8 社会福祉制度(3)第二のセーフティネット(生活困窮者自立支援制度の概要)
「第二のセーフティネット」が求められる社会保障制度の現状について(A-3)
生活困窮者自立支援制度の目的、考え方、実施主体と事業概要について(A-1)
生活困窮者自立支援制度及び関連する制度の動向について(A-4)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
9 社会福祉制度(4)-子ども・子育て支援制度
 児童福祉の基本理念、子ども・子育て支援制度の目的、認定の種別と給付、地域子ども・子育て支援事業の概要(A-1)
待機児童問題について(A-3)
 幼児教育・保育の無償化について(A-4)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
10 社会福祉制度(5)-障害者総合支援制度
 障害者福祉の基本理念と基本原則について(A-1)
 障害者の定義-医学モデルから社会モデルへの転換(A-3)
障害者総合支援法の目的、支給量の決定、給付の概要について(A-1)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
11 社会福祉制度(6)-その他の社会福祉制度
 ひとり親家庭への支援制度、高齢者福祉制度、社会手当制度の概要について(A-1)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
12 社会保障と民間保険
保険の原理と3つの原則、民間保険の種別と概要について(A-1)
 社会保険制度における保険の原理の修正とその理由(A-3)
 私的年金制度の種別と概要について(A-1)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
13 諸外国の社会保障制度-欧米を中心とした社会保障制度の概要
スウェーデン、ドイツ、フランス、アメリカ、イギリスの公的年金、医療、介護制度の概要について(A-2)
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
14 課題研究(A-1、A-2、A-3、A-4)
提示されたテーマ・資料に基づいて、レポートを作成する。
【事前学習】レポート作成に関連する必要な資料を読んでおく。 (3時間)
【事後学習】事後に配布する解答のポイントにより、自分のレポートについて振り返る。 (2時間)
15 授業の振り返りとまとめ
 これまで対象者ごと又は保険事故ごとに学習してきた各制度について、世代や世帯構成といった違う視点から捉え直して、社会保障制度の役割を再考する(A-1)
【事前学習】これまでのレジュメを参考にしながら、この授業で学んだ内容によって社会福祉の理解が深まった点をノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】第15回のレジュメを参考に授業を振り返り、今後の学びにどのように生かしていくかをノートに整理する。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 社会福祉士養成講座編集委員会 『社会保障 (新・社会福祉士養成講座)』 中央法規 2019年 第6版
成績評価の方法及び基準 レポート:第14回目の課題研究のレポートにより評価します。(60%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出状況で評価します。(20%)、復習問題の解答提出状況で評価します。(20%)
オフィスアワー リアクションペーパーにより質問を受け付けるが、その他に質問等があれば、Blackboardのメールで適宜受け付ける。

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