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高齢者福祉論1

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平成28年度以前入学者 高齢者福祉論1
教員名 山田祐子
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンライン(Zoom)3回・オンデマンド5回・課題研究3回・対面授業(8月に1日集中・4回分)を行う、ハイブリッド方式で実施します。
学生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ます。その際は、Blackboardで連絡するので、注意してください。
対面授業は8月に、1日間の集中授業で行いますが、日時・場所は、感染拡大の状況を配慮して決定するとともに、後日、Blackboardで連絡します。対面授業が不可能な場合は、オンライン(Zoom)・オンデマンド・課題研究の形態から実施を検討し、後日、Blackboardで連絡します。
授業概要 高齢者を取り巻く福祉課題と支援を学修します。
本講義の概要は、1少子高齢社会の到来と高齢者の福祉課題、2高齢者福祉の関連法規と行政、3介護保険制度の概要と在宅福祉、施設福祉サービスの体系と課題、4高齢者の人権福祉-高齢者虐待と権利擁護、5高齢者福祉とソーシャルワーク実践、6事例研究、です。
高齢期になっても誰もが尊厳をもって幸せに生きていくことができる福祉社会・共生社会を目指し、高齢者に寄り添い支える支援と、社会の仕組みや法制度を、社会福祉学のアプローチから、社会福祉士としてだけでなく自分事(じぶんごと)としても学修します。
授業のねらい・到達目標 高齢社会を迎え、高齢者福祉の重要性は増すばかりである。なかでも社会環境の変化伴って、家族機能や役割も変化し、要介護高齢者の介護および高齢者本人やその家族への支援が取り組むべき喫緊の課題となっている。
【到達目標】
・社会福祉士として、高齢者を取り巻く福祉課題を総合的、科学的に把握し、考察することができるようになることを目的とする。
・高齢者の基本的理解を深めると共に、説明ができる。
・高齢者福祉の社会的背景、理念、目的を理解した上で、高齢者福祉施策の体系とその具体的実践を学び理解し、説明ができる。
・日本及び国際社会が直面している社会福祉および高齢者福祉の問題を理解し、それを踏まえて社会福祉学の役割を説明することができる。
・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。
・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる。


この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法 (1)授業は講義形式で進めるが、より実践的な理解を深めるため演習(グループワーク等)を行う場合がある。
(2)授業は、板書、パワーポイント、配布資料、視聴覚メディア等を使用する。
  2020年度はマルチ・ラーニング・システムで実施する。
*本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とするが、到達目標に達するために必要十分な時間をかけ取り組んでください。

5月11日から8月1日までの期間は、オンライン授業(Zoom)、Blackboardを通したオンデマンド授業と課題研究を行いますが、シラバスをよく読んで日程に注意してください。8月2日以降に、1日の集中講義(4回分)を行う予定ですが、感染拡大の収束状況を配慮しつつ、日程を調整します(水曜日か土曜日で調整を進める予定です)。集中講義の日程が他の授業と重なった場合は、課題研究等の代替措置を行う予定です。
オンライン授業(Zoom)の際は、必要事項をBlackboardに連絡、告知しますので注意してください。
履修条件 社会福祉士国家試験科目
授業計画
1 (オンライン授業Zoom)1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
2 高齢者福祉とは何か
(1)社会福祉とは何か
(2)「高齢者」-変わりゆく定義
【事前学習】シラバスを必ず事前に確認し、疑問点や不明な点をまとめておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業で自身の学習計画をたて必要な資料等を用意するとともに、指示した課題を行ってください。 (2時間)
2 (オンデマンド)少子高齢社会の到来と高齢者の生活課題・福祉課題とニーズ
1 日本における高齢化の特質
2 家族の変化、社会の変化
3 ライフサイクルの変化
4 人生のアップダウンと社会保障
【事前学習】自身の高齢者についての問題意識等について整理してください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。  (2時間)
3 (オンデマンド)日本における社会保障・社会福祉の歴史的展開と制度体系
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
4 (課題研究)ワーク「私のライフプランとライフサイクル」
【事前学習】テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
5 (オンライン授業Zoom)1 課題の振り返りと共有
2 日本における高齢者福祉発達史
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
6 (オンデマンド)1 高齢者福祉制度の体系と概要
2 老人福祉法
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
7 (オンデマンド)高齢者福祉制度の体系と概要-関連法規と行政および社会保障(医療・保健、年金、雇用・労働、住まい等)
【事前学習】授業テーマについての問題意識等を検討しておくとともに、授業内で指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、法制度を確認し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
8 (課題研究)ワーク「生活費研究ー私たちが生きるために、いくらかかるか」
【事前学習】出された課題に関して情報収集をし、調べておいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、法制度を確認し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
9 (オンライン授業Zoom))1 課題の振り返りと共有
2 介護保険制度の概要
【事前学習】介護保険法の条文を調べ、読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、法制度を確認し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
10 (オンデマンド)介護保険法
1 在宅サービスの体系
2 施設サービスの体系
3 ケアマネジメントとケアマネージャー
4 地域包括ケアシステムと地域包括支援センター
【事前学習】介護保険法の条文を調べ、読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、制度を確認し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
11 (課題研究)事例研究ー地域における介護保険制度の特徴と課題
【事前学習】地域における介護保険制度の特徴と課題を調べてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、法制度を確認し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
12 (対面授業・集中授業)介護保険制度サービスの利用の流れとケアマネジメント
【事前学習】介護保険法の条文を調べ、読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、法制度を確認し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
13 (対面授業・集中授業)ワークー日本における介護保険制度と事業の課題
【事前学習】日本における介護保険制度と事業の課題について調べてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、調べた地域における介護保険事業の特徴と課題についてまとめてください。 (2時間)
14 (対面授業・集中授業)高齢者の権利擁護と虐待防止および認知症の理解
【事前学習】高齢者の権利擁護と虐待防止に関する法制度を調べ、読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学修した内容を整理し、法制度およびソーシャルワーク支援について、ノート等にまとめてください。 (2時間)
15 (対面授業・集中授業)評価と総括(これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。
【事前学習】これまでの学習内容を振り返り、疑問点や理解を確認してください。 (2時間)
【事後学習】これまでの学習を整理し、ノート等にまとめてください。 (2時間)
その他
教科書 社会保障入門編集委員会編集 『社会保障入門2020』 中央法規出版 2020年
開講時に指示しますが、授業に間に合うように用意してください。
参考書 ミネルヴァ書房編集部編 『社会福祉小六法2020』 ミネルヴァ書房 2020年
・授業中に適宜指示します。
・社会福祉六法および関係法規集(例:ミネルヴァ書房編集部編『社会福祉小六法』ミネルヴァ書房の最新版等)、もしくは厚生労働省等のHPで扱う法規はチェックしておくこと。
【事前学習】 授業内で指示した資料を必ず読んでおいてください。
【事後学習】 ①授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。②授業内で指示した課題を必ず行うこと。授業計画欄の授業内容に記していない場合でも、出された課題は必ずおこなってください。
成績評価の方法及び基準 レポート:テーマについての問題意識の深さや理解力、分析力、情報収集力と内容、提出状況をみて評価します。(30%)、授業内テスト:学生の習熟度に応じ、適宜、授業内レポート等を実施する場合があります。(10%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴、オンライン授業と対面授業におけるテーマについての問題意識を含めたディスカッション、発表、リアクションペーパー、小レポート等で評価します。(60%)
・授業中、記入したものは回収し、評価の対象とします。
・授業参画度については、学生の問題意識と、真摯で誠実な学習姿勢に基づく授業内容の適切な理解も重視します。*単に参加・出席するだけで評価点を加算することは禁止されています。
・学生の習熟度に応じ、適宜、授業内レポート等を実施する場合があります。
オフィスアワー 山田祐子研究室・時間帯は開講時に指示します。
備考 ・課題レポートは必ずコピーやデータ保存をし、学生本人が責任をもって保管しておいてください。
・社会福祉士としての資質の向上を図る目的から、授業中に関係のない作業を行う等、その他、著しく授業態度が悪い場合や、教科書を用意しない等、授業を受ける姿勢と意欲に欠け、改善がみられない場合は厳重注意を行います。
・受講学生は1回目から参加してください。

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