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令和2年度入学者 | 教育学特論3 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 教育学特論3 | ||||
教員名 | 日暮トモ子 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(12回。PowerPointでの資料)と課題研究(3回)を組み合わせる。適宜、オンライン型(Zoom等)を取り入れる。 |
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授業概要 | グローバル化が進む世界にあって、アジアの国・地域の教育は何を目指し、どのような教育を行っているのか。本授業では、アジア地域の教育にみられる構造的特質について考える機会を提供する。具体的には、アジアの国・地域の教育の現状と課題について、日本との比較を踏まえつつ、歴史的、社会的、文化的な観点から説明を行う。授業を通して、アジア地域の教育に対する理解を深めるだけでなく、日本の教育の現状や課題を相対的に捉える視点を身につけることを目指す。なお、本授業では、アジアの中でも東アジア地域の教育の発展過程を中心に扱う。 |
授業のねらい・到達目標 | ・アジア地域の教育の歴史についての理解を深めるとともに、現状と課題を理解し、説明することができる。 ・アジアの事例を参照しながら、日本の教育が抱えている問題や課題を説明することができる。 |
授業の方法 | ・基本的に、Blackboardで提示した教材を視聴し、授業資料を読んで課題に取り組み提出する。質問があれば、Blackboardに記入する。 ・数回、時間割通りの時間に、受講生の作成した提出課題や発表資料を用いて、Zoom等を使用してオンラインで議論をする。 ・本授業の事前・事後学習は、各1時間程度の学習を目安とする。 ・提出されたレポート課題は添削して返却する。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:授業の概要説明と参考文献の紹介(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを読み、質問内容や疑問点を整理しておくこと。 (1時間) 【事後学習】発表資料の作成に向けて関心のあるテーマを選定しておくこと。 (3時間) |
2 |
アジア地域の教育をどうみるか:研究の視点、地域研究の位置づけ。発表順番の決定。(オンデマンド授業+オンライン型)
【事前学習】第1回の授業で配布した資料を読み、疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料の作成に向けて関心のあるテーマを選定しておくこと。 (2時間) |
3 |
日本の教育の近代化-近代学校制度の成立、大正新教育、戦時下の学校・教育、戦後の教育改革(オンデマンド授業)
【事前学習】第2回の授業で配布した資料を読み、疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料作成のための資料収集を行うこと。 (2時間) |
4 |
東アジアの教育の歴史と現状①中国その1:近代学校制度の導入、新教育の展開(オンデマンド授業)
【事前学習】授業時に配布した資料やノートを用いて第3回の授業のポイントを整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料作成のための資料収集を行うこと。 (2時間) |
5 |
東アジアの教育の歴史と現状①中国その2:文化大革命、改革開放政策後の教育(オンデマンド授業)
【事前学習】授業時に配布した資料やノートを用いて第4回の授業のポイントを整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料としてレジュメ作成を進めること。 (2時間) |
6 |
東アジアの教育の歴史と現状②韓国その1:植民地時代の教育、新教育の展開(オンデマンド授業)
【事前学習】授業時に配布した資料やノートを用いて第5回の授業のポイントを整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料としてレジュメ作成を進めること。 (2時間) |
7 |
東アジアの教育の歴史と現状②韓国その2:朝鮮戦争、平準化政策、英才教育(オンデマンド授業)
【事前学習】授業時に配布した資料やノートを用いて第6回の授業のポイントを整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料としてレジュメ作成を進めること。 (2時間) |
8 |
東アジアの教育の歴史と現状③台湾その1:植民地時代の教育、米・中との関係(課題研究)
【事前学習】授業時に配布した資料やノートを用いて第7回の授業のポイントを整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料としてレジュメ作成を進めること。 (2時間) |
9 |
東アジアの教育の歴史と現状③台湾その2:戒厳令後の教育、本土化(オンデマンド授業)
【事前学習】授業時に配布した資料やノートを用いて第8回の授業のポイントを整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料としてレジュメ作成を進めること。 (2時間) |
10 |
テーマ別比較考察その1:試験文化、学校観、教師像(オンデマンド授業+オンライン型) 各自が選定したテーマによる発表① 【事前学習】第9回の授業でテーマに関わる資料を配付するので、事前に読み、論点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料を読み直し、討議を踏まえ、修正等を行うこと。 (2時間) |
11 |
テーマ別比較考察その2:文字、識字、リテラシー(オンデマンド授業+オンライン型) 各自が選定したテーマによる発表② 【事前学習】第10回の授業でテーマに関わる資料を配付するので、事前に読み、論点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料を読み直し、討議を踏まえ、修正等を行うこと。 (2時間) |
12 |
テーマ別比較考察その3:子ども観、女子教育に対する考え方(オンデマンド授業+オンライン型) 各自が選定したテーマによる発表③ 【事前学習】第11回の授業でテーマに関わる資料を配付するので、事前に読み、論点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】発表資料を読み直し、討議を踏まえ、修正等を行うこと。 (2時間) |
13 |
テーマ別比較考察その4:キリスト教とミッションスクール(オンデマンド授業+オンライン型) 各自が選定したテーマによる発表④、※レポート課題の提示 【事前学習】第12回の授業でテーマに関わる資料を配付するので、事前に読み、論点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】レポート課題について資料収集等を行うこと。 (2時間) |
14 |
東アジアの教育からみる日本の教育(課題研究)
【事前学習】これまでの授業の資料を読み直し、東アジア地域(中・台・韓)の教育と日本の教育の共通点・相違点を整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】レポート課題について収集した資料の分析を行い、レポートとしてまとめること。 (2時間) |
15 |
まとめ・レポート課題の提出・レポート課題の解説(課題研究)
【事前学習】ノートや配布した資料を用いて授業内容の復習をするとともに、東アジアの教育の近代化にみられる構造的特質を自分なりに整理しておくこと。 (2時間) 【事後学習】レポート課題の解説を踏まえ、レポートの書き直しを行うこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しません。資料を配信します。また、受講生に発表資料(レジュメ)を用意してもらいます。 |
参考書 | 阿部洋 『中国の近代教育と明治日本』 龍渓書舎 2002年 第2版 阿部洋編 『米中教育交流の軌跡』 霞山会 1985年 佐藤尚子著・ 阿部洋編 『中国ミッションスクールの研究-増補改訂米中教育交流史研究序説』 龍渓書舎 2010年 上野正道他 『東アジアの未来をひらく学校改革』 北大路書房 2014年 金富子 『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』 世織書房 2005年 東アジア教員養成国際共同研究プロジェクト編 『「東アジア的教師」の今』 東京学芸大学出版会 2015年 菅野敦志 『台湾の国家と文化:「脱日本化」・「中国化」・「本土化」』 勁草書房 2011年 菅野敦志 『台湾の言語と文字:「国語」・「方言」・「文字改革」』 勁草書房 2012年 国際連盟教育使節団/大塚豊訳 『中国教育の改進-ヨーロッパ四賢人の見た日中開戦前夜の中国教育』 広島大学出版会 2014年 申智媛 『韓国の現代学校改革研究-1990年代後半の教師たちを中心とした新しい学校づくり』 東信堂 2019年 田中友佳子 『植民地朝鮮の児童保護史:植民地政策の展開と子育ての変容』 勁草書房 2018年 上記参考書の他、適宜授業内で紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) ・授業における課題発表、討論、意見、レポート課題の内容などを踏まえ、総合的に評価します。 ・授業参画度は、オンデマンド教材の視聴状況と課題提出状況で評価します。 ・レポート課題は第13回までに授業で取上げたテーマの中から課題を提示し、授業の内容を踏まえ、テーマについて論理的に考察できているかが評価のポイントとなります。 |
オフィスアワー | ・Blackboardを通しての質問は直接回答します。授業内でE-mailアドレスを伝えるので、そちらに連絡してくれても構いません。 |
備考 | ・Blackboardを使えない学生は事前に申し出て下さい。 ・オンデマンド授業と課題研究を組み合わせた授業を行う予定ですが、受講生の状況(ネット環境等)をみながら適宜判断します。適宜、オンライン型(Zoom等)も取り入れる予定です。 ・シラバスの内容は受講生の学修の状況を考慮して、変更することもあります。 |