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令和2年度入学者 | ソーシャルワーク実践理論基礎研究 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 社会福祉制度・政策基礎研究1 | ||||
教員名 | 久保田純 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 社会学専攻 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンライン授業(zoomによるライブ中継) |
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授業概要 | 貧困やDVなどの多様な課題を抱えるクライエントに対するソーシャルワークを「人間:環境:時間:空間の交互作用」の視座により捉え、ミクロ・メゾ・マクロに至るシステムの交互作用からソーシャルワーク実践と制度・政策を一体的に分析・考察が行える基礎的な研究能力を身につけるための講義と演習を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 「人間:環境:時間:空間の交互作用」のもとで展開されるソーシャルワークの分析においては、人間の「意味世界」の複眼的な把握とシステム思考による全体と部分の階層構造的理解が必要とされる。「意味世界は社会的に構成される」と定義づける社会構成主義や、「事象は要素と要素の集合からなるシステム」として捉える一般システム理論は、社会的分脈・制度政策・集団レベルや個人レベルのソーシャルワーク実践を統合的に捉える有用なメタ理論になりうると考えられる。 本授業では、文献の購読・分析を通して、「社会構成主義」「一般システム理論」などの事象の分析におけるメタ理論を学び、さらに制度政策を含めたソーシャルワークシステムの調査・分析の手法を取得する中で、ソーシャルワーク実践と制度・政策を一体的に考察し新たな視座の創出する研究を行う能力の開発を目指す。 |
授業の方法 | 社会構成主義や一般システム理論に関する文献や学術論文の購読および報告・議論を演習形式で行う。 取り上げる文献については教員からも提示するが、最終的には学生との協議によって決定する。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション
【事前学習】現時点における自分の研究の目的・方法・進捗状況を簡潔に報告できるようにしておくこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) |
2 |
ソーシャルワークにおける社会構成主義と一般システム理論[講義]
【事前学習】各自自分の研究テーマにおけるソーシャルワークの位置付けを確認しておくこと (2時間) 【事後学習】講義内容と各自自分の研究テーマとの関連性を整理する (2時間) |
3 |
報告と議論(社会構成主義:日常生活の現実)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
4 |
報告と議論(社会構成主義:日常生活における社会的相互作用)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
5 |
報告と議論(社会構成主義:客観的現実としての社会の制度化)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
6 |
報告と議論(社会構成主義:客観的現実としての社会の正当化)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
7 |
報告と議論(社会構成主義:現実の内在化)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
8 |
報告と議論(社会構成主義:身体とアイデンティティ)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
9 |
報告と議論(一般システム理論:一般システム理論の意味)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
10 |
報告と議論(一般システム理論:物理学的システムとして考えた生物体)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
11 |
報告と議論(一般システム理論:開放システムのモデル)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
12 |
報告と議論(一般システム理論:生物学におけるシステム理論)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
13 |
報告と議論(一般システム理論:人間の科学とシステム概念)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
14 |
報告と議論(一般システム理論:心理学と精神医学における一般システム理論)
【事前学習】授業内で指示した資料を読むこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
15 |
授業の総括
【事前学習】本授業の振り返りを行うこと (2時間) 【事後学習】授業内で指示した課題を行うこと (2時間) |
その他 | |
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教科書 | ピーター・バーガー+トーマス・ルックマン 『現実の社会的構成 知識社会学論考』 新曜社 1977年 第7版 L.フォン・ベルタランフィ 『一般システム理論――その基礎・発展・応用』 みすず出版 1973年 |
参考書 | ケネス・J ・ガーゲン+メアリー・ガーゲン 『現実はいつも対話から生まれる』 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2018年 ドネラ・H・メドウズ 『世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方』 英治出版 2015年 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(80%)、授業内での発表内容やレジメの内容(20%) 授業参画度は、毎回のディスカッションなどで評価する。 |
オフィスアワー | 火曜12:10〜13:00 |