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令和2年度入学者 | 考古学特殊研究4 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 考古学特殊研究4 | ||||
教員名 | 鈴木保彦 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業で行う。主にメールを用いて、配布資料や「ナレーション付きのパワーポイント」による授業資料の送信する。課題の提示・提出、及び受講生から提出された課題についてのフィードバックについてもメールを使用する。 |
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授業概要 | 講義の主題は縄文時代の文化研究であるが、特にこの授業では縄文時代の集落・領域論と縄文時代の遺構研究について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 縄文時代の集落・領域研究や遺構研究に関する主要な論文を取り上げ、縄文時代の集落・領域研究や遺構研究がこれまでどのように行われてきたかを理解させるとともに、その今日的研究課題について考える能力を養う。 到達目標としては、これまでの集落・領域研究や遺構研究について正しく理解し、それを踏まえて論文執筆など今後の研究活動に反映させることができる能力を習得することにある。 |
授業の方法 | 授業では「集落・領域論研究」及び「遺構研究」にかかわる主要な論文のコピーをスキャンし、データ化したものをメールで配布するとともに、「ナレーション付きのパワーポイント」を使用して、それらの問題点、学ぶべき点、学史的意義などについて解説し、今後の集落論研究の方向性を考える。個々の研究論文のコピーについては、すべて事前に配布するので本文を熟読するとともに、引用・参考文献等関係文献についても目を通しておくこと。 *履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。また受講者への連絡もBlackboardの「連絡事項」欄に掲示する場合があるので、随時確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
縄文時代集落研究の学史と争点(1) 谷口康浩 1999「集落・領域研究」① 『縄文時代』第10号 縄文時代文化研究会 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
2 |
縄文時代集落研究の学史と争点(2) 谷口康浩 1999「集落・領域研究」② 『縄文時代』第10号 縄文時代文化研究会 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
3 |
縄文時代集落研究に関する諸論文(1) 水野正好 1969「縄文時代集落研究への基礎的操作」『古代文化』第21巻3・4号 鈴木保彦 1986「中部・南関東地方における縄文集落の変遷」『考古学雑誌』71巻4号 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
4 |
縄文時代集落研究に関する諸論文(2) 鈴木保彦 1988「定型的集落の成立と墓域の確立」『長野県考古学会誌』57号 長野県考古学会 鈴木保彦 2006「縄文集落の隆盛と双環状集落・鼎立状環状集落の出現」『長野県考古学会誌』118号 長野県考古学会 鈴木保彦 1985「縄文集落の衰退と配石遺構の出現」『日本史の黎明』(八幡一郎先生頌寿記念考古学論集)六興出版 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前にに配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
5 |
縄文時代集落研究に関する諸論文(3) 鈴木保彦 2011「南関東における縄文集落の西と東-大型集落にみる集落構造の差異」『縄文時代』第22号 縄文時文化研究会 鈴木保彦 2012「縄文集落と縄文社会」『縄文時代』第23号 縄文時文化研究会 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前にに配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
6 |
領域論、セトルメント・アーケオロジー(1) 小林達雄 1973「多摩ニュータウンの先住者-主として縄文時代のセトルメント・システムについて」『月刊文化財』112号 可児道宏 1993「縄文時代のセトルメント・システム」『季刊考古学』44号 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
7 |
領域論、セトルメント・アーケオロジー(2) 谷口康浩 1993「縄文時代集落の領域」『季刊考古学』44号 鈴木保彦 1978「伊勢原市下北原遺跡におけるセトルメント・パターン」 『日本大学史学科五十周年記念歴史学論文集』 日本大学史学会 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
8 |
縄文時代遺構研究 竪穴住居址(1) 宮本長二郎 1998「平地住居および竪穴住居の類型と変遷」① 『先史日本の住居とその周辺』奈良国立文化財研究所シンポジュウム報告 同成社 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
9 |
縄文時代遺構研究 竪穴住居址(2) 宮本長二郎 1998「平地住居および竪穴住居の類型と変遷」② 『先史日本の住居とその周辺』奈良国立文化財研究所シンポジュウム報告 同成社 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
10 |
縄文時代遺構研究 竪穴住居址(3) 赤山容造 1982「竪穴住居」『縄文文化の研究』8社会・文化 雄山閣出版 鈴木保彦 2001『縄文時代草創期の住居址と住居状遺構」『縄文時代』12号 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
11 |
縄文時代遺構研究 竪穴住居址(4) 高田和徳ほか 1998「縄文時代の土屋根住居の復元(一)・(二)岩手県一戸町・御所野遺跡の焼失竪穴住居-」『月刊文化財』第417号・第418号 文化庁 大塚昌彦 1998「土屋根をもつ竪穴住居-焼失家屋の語るもの-」『先史日本の住居とその周辺』奈良国立文化財研究所シンポジュウム報告 同成社 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
12 |
縄文時代遺構研究 敷石住居址 山本暉久 1999「遺構研究 敷石住居址」『縄文時代』10号 神奈川県立埋蔵文化財センター 1997『パネルデイスカッション 敷石住居の謎に迫る 記録集』 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
13 |
縄文時代遺構研究 掘立柱建物址(1) 宮本長二郎 1998「掘立柱建物の出現と展開」① 『先史日本の住居とその周辺』奈良国立文化財研究所シンポジュウム報告 同成社 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
14 |
縄文時代遺構研究 掘立柱建物址(2) 宮本長二郎 1998「掘立柱建物の出現と展開」②『先史日本の住居とその周辺』奈良国立文化財研究所シンポジュウム報告 同成社 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
15 |
縄文時代遺構研究 掘立柱建物址(3) 石井 寛 1998「縄文集落からみた掘立柱建物跡」『先史日本の住居とその周辺』奈良国立文化財研究所シンポジュウム報告 同成社 鈴木保彦 2013「縄文時代前期の掘立柱建物跡」『縄文時代』24号 縄文時代文化研究会 上記論文を講読し、それらの学ぶべき点、学史的意義、問題点などについて解説する。 【事前学習】事前に配布した上記研究論文をよく読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】ここで読んだ論文にあった引用・参考文献等について検索し、目を通しておくこと。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:講義のテーマに合わせて課題を3回程度課す。(70%)、授業参画度:授業参画度は、授業で取り上げた論文に対する意見表明等で評価する。(30%) |
オフィスアワー | 受講者にはE-mailアドレスを伝えてあるので適宜連絡のこと。 |