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日本史特殊講義6

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令和2年度入学者 日本史特殊講義6
令和元年度以前入学者 日本史特殊講義6
教員名 楠家重敏
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 zoomによる遠隔授業を行います。BlackboardのIDは20204109
授業概要 幕末の言語革命。幕末における英語、中国語、ロシア語、オランダ語、フランス語の言語コミュニケーションを考える。
授業のねらい・到達目標 日英修好通商条約(1858年)の第21条には、イギリス公使館が江戸幕府に提出する文書の規定がある。条約調印から5年後に英語が外交用語になることが明記されていた。この猶予期間には従来よりのオランダ語が用いられていた。いっぽう、イギリス公使館でもオランダ語よりも日本語に精通した外交官の養成が急務となった。この期間の江戸幕府の日本人通詞とイギリス公使館とフランス公使館の通訳官との言語コミュニケーションの歴史的推移を解明する。
授業の方法 原則的に講義を行うが、学生の理解度と到達度を検証するために質疑応答を実施する。
*履修者は初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること。また受講者への連絡もBlackboardの「連絡事項」欄に掲示する場合があるので、随時確認すること。
授業計画
1 ガイダンス――幕末の言語革命。西欧諸国の駐日公使館・領事館、日本語学習。
【事前学習】教科書を一読。 (2時間)
【事後学習】教科書を再読。 (2時間)
2 幕末の条約(1)—―1853年と1854年の状況を調べる。
【事前学習】教科書の第1章第1節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第1章第1節を再読 (2時間)
3 幕末の条約(2)—―ハリスの来日以後の状況を調べる。
【事前学習】教科書の第1章第2節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第1章第2節を再読 (2時間)
4 日英の条約(1)—―日英和親条約の言語コミュニケーションを考える。
【事前学習】教科書の第2章第1節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第2章第1節を再読 (2時間)
5 日英の条約(2)—―日英修好通商条約の言語コミュニケーションを考える。
【事前学習】教科書の第2章第2節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第2章第2節を再読 (2時間)
6 オランダ語通訳官(1)—―オランダ語通訳官ユースデンの業績を検討する。
【事前学習】教科書の第3章第1節と第2節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第3章第1節と第2節を再読 (2時間)
7 オランダ語通訳官(2)—―イギリス公使館のオランダ語通訳官を調べる。
【事前学習】教科書の第3章第3節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第3章第3節を再読 (2時間)
8 オールコック公使 —―オールコックの日本語学習と文法書を検討する。
【事前学習】教科書の第4章と第5章を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第4章と第5章を再読 (2時間)
9 サトウ ――通訳見習から通訳官へのプロセロを検討する。
【事前学習】教科書の第6章を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第6章を再読 (2時間)
10 イギリス公使館と日本語(1)—―オランダ語通訳官と模索の時代を調べる。
【事前学習】教科書の第7章第1節と第2節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第7章第1節と第2節を再読 (2時間)
11 イギリス公使館と日本語(2)—―日本語文書英訳体制の確立を検討する。
【事前学習】教科書の第7章第3節と第4節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第7章第3節と第4節を再読 (2時間)
12 フランス公使館と日本語(1)—―ジェラールとオランダ語の時代を調べる。
【事前学習】教科書の第8章第1節と第2節と第3節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第8章第1節と第2節と第3節を再読 (2時間)
13 フランス公使館と日本語(2)—―カションとフランス語の時代を調べる。
【事前学習】教科書の第8章第4節と第5節を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第8章第4節と第5節を再読 (2時間)
14 オランダ語の盛衰 —―隆盛期・苦悶期・衰退期を検討する。
【事前学習】教科書の第9章を予習 (2時間)
【事後学習】教科書の第9章を再読 (2時間)
15 まとめ――日本語、オランダ語、英語、フランス語の言語コミュニケーションの状況を考える。
【事前学習】教科書を一読 (2時間)
【事後学習】教科書を再読 (2時間)
その他
教科書 楠家重敏 『幕末の言語革命』 2017年
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(100%)
オフィスアワー 質問等はメール(prof.sk3630@outlook.jp)にて対応する。

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