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令和2年度入学者 | 美学演習4 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 美学演習4 | ||||
教員名 | 佐々木健一 | ||||
単位数 | 1 | 課程 | 開講区分 | 文理学部 | |
科目群 | 哲学専攻 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 主としてオンデマンド型授業(Blackboardによる)毎回、受講者は指定された箇所の訳稿を提出し(締め切りはその授業の日の夜12時)、講師はそれを添削し、コメントを付して返す。5回目、10回目、15回目は、その前の4回分について学習成果にのっとって完成原稿を提出する復習の回とする。 Blackboard ID : t0001717 |
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授業概要 | 20世紀後半の美学を代表するアメリカの哲学者アーサー・ダントーの代表作(その思想の到達点を示す)『美への悪態』を読む。藝術において20世紀はアヴァンギャルドの時代で、特に美を否定するこの運動は、近代美学に変革を迫ってきた。その展開を追い、美学の動きをリードしてきたダントーは、最後に「美の復活」とみられる動向に出会う。そこで、自らの藝術哲学のなかに美という主題を組み込んで思索したのが、本書であり、ユニークな美論となっている。その思想、背景としての近代美学、20世紀美学の概略などを学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 上記の思想の学習が第一だが、同時に、哲学的英文の読み方に習熟すること。ダントーの論述は平明だが、センテンスが長いので、初学者には恰好のトレーニング教材ともなる。 |
授業の方法 | 授業は続講で、前期に読み終えたところから始める(全7章のなかの第7章の中間)。平均して1回に10~20行くらいすすむ。受講者が訳読し、その理解について討論を行い、折に触れ講師が関連事項について説明する。 本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間を目安とする。 |
履修条件 | 美と藝術(あるいはダントー)についての真摯な関心をもつこと。 |
授業計画 | |
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1 |
テクストの150ページの第2段落(Consider~)の冒頭から14行目の grandeur まで。
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (1時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
2 |
その続き(I refer~)、151ページの3行目まで。
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (1時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
3 |
その次の段落全部(I have often~a moment)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
4 |
その次の段落全部(Neither~thought)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
5 |
前4回分をまとめて翻訳しなおす。
【事前学習】テクストの予習(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
6 |
151ページの下から2行目~152ページの13行目(putdown)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
7 |
その続き("Scientific murder)で、同ページの下から8行目(~sublimity)まで
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
8 |
その続き(Neither~)、153ページの第一段落の終わりまで(Spanish Elegies)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
9 |
次の段落全部(In any case~briefly)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
10 |
前4回分をまとめて翻訳しなおす。
【事前学習】テクストの予習(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
11 |
その続き、このページの終わりまで(It is told~Pliny)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
12 |
154ページの第1段落(One tends~high)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
13 |
同第2段落(I have~Rome)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
14 |
154ページの最終段落から次ページの切れ目まで(But~goddesses)
【事前学習】テクストを訳す(辞書を引くだけでなく、文意の理解につとめること) (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
15 |
前4回分をまとめて翻訳しなおす。
【事前学習】日本語として意味の通る、よい文章で仕上げる。 (2時間) 【事後学習】添削内容とコメントを復習する。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | The Abuse of Beauty, Open Court, 2003, 1 edition 当該箇所をコピーして使う。 |
参考書 | 西村清和 『分析美学基本論文集』 勁草書房 2015年 アーサー・ダントー(松尾大訳) 『ありふれたものの変容:芸術の哲学』 慶應義塾大学出版会 2017年 アーサー・ダントー(山田忠彰ほか訳) 『藝術の終焉のあと』 三元社 2017年 佐々木健一 『美学への招待 増補版 (中公新書)』 中央公論新社 2019年 第1版 授業内で使うことはない。ダントーの藝術哲学で、日本語で読めるものを挙げておいた。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(100%) 毎回10点(第5回、10回、15回は20点)で採点し、全体の平均値を100点満点に換算する。 |
オフィスアワー | 授業終了後(面談のためには要予約) |