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有機化学６

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令和元年度以前入学者 有機化学６
教員名 早川一郎
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド講義（Youtubeによる録画授業配信）と課題を組み合わせて実施する．初回講義開始までにBlackboardのコース登録をすること（コースID: 20203621）．受講者への連絡はBlackboardの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること．教科書を基本とするが，発展的内容については別途資料を配付する．
授業概要 これまでに学習した有機化学の知識を基に，最先端の有機化学について講義する（これまでの復習も含む）．
具体的なトピックス（天然物合成やプロセス化学）を題材として，それらで用いられている実用的な反応（酸化，還元，立体選択的合成，炭素ー炭素結合の形成，ペプチド合成など）や構造解析について学習する．特に反応機構について詳しく講義する．構造解析については演習も行う．
授業のねらい・到達目標 これまでに勉強した有機化学の知識を基本として，最先端の有機化学を理解できるようになる．

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています．

なお，新カリキュラム（令和２年度以降の入学者）では，この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, DP4, DP8 及びカリキュラムポリシーCP3, CP4, CP8 に対応しています。
・高度な化学知識に基づいて，自然科学に関係する諸現象を論理的・批判的に考察することができる。(A-3-3)
・さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し，専門的化学知識に基づいてそれに対する解決策を考えることができる。(A-4-3)
・自分の実験経験を振り返り，その成果を他人に分かる形で客観的にまとめることができる。(A-8-3)
授業の方法 オンデマンド教材を配信する．受講生はその教材を視聴し，学習すること．事前に２時間程度の時間をかけて教科書の該当箇所または事前配付資料を読んで予習しておく．また，毎回簡単な課題を出すので，次週の講義前までにBlackboardの指定された箇所にアップロードにより提出すること．課題の解答，および必要な資料はBlackboardを通じて公開URLを連絡するので，各自ダウンロードすること（課題の解答は次回の講義時に公開する）．課題において，特に誤りが多い部分については解説を行う．
履修条件 有機化学1〜5を履修していることが望ましい．
授業計画
1 ガイダンス（授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する）（A-3, A-4, A-8）
立体化学（１）（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】教科書２０９〜２３０ページを事前に読み，その概略を把握しておく （2時間）
【事後学習】ガイダンスでの説明と共に講義予定内容を把握する．教科書第５章の練習問題と章末問題の該当箇所を解答する． （2時間）
2 立体化学（２）（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】教科書２３０〜２５４ページを事前に読み，その概略を把握しておく （2時間）
【事後学習】教科書第５章の練習問題と章末問題の該当箇所を解答する． （2時間）
3 NMRによる立体構造解析（１）（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】教科書５５５〜５６１ページを事前に読み，その概略を把握しておく （2時間）
【事後学習】教科書第１０，１１章の練習問題と章末問題の該当箇所を解答する． （2時間）
4 構造解析におけるIR，質量分析の利用と立体構造解析総合演習（２）（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】教科書５６１〜５９２ページを事前に読み，その概略を把握しておく （2時間）
【事後学習】教科書第１１章の練習問題と章末問題の該当箇所を解答する． （2時間）
5 立体構造解析総合演習（２）（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】教科書５６１〜５９２ページを事前に読み，その概略を把握しておく （2時間）
【事後学習】教科書第１１章の練習問題と章末問題の該当箇所を解答する． （2時間）
6 到達度の確認（授業内テスト（中間テスト）
【事前学習】第１回〜５回の講義内容をを復習して理解を深めておく． （2時間）
【事後学習】解答を誤った問題に関して，今一度教科書を読み返してノートにまとめる． （2時間）
7 授業内テスト（中間テスト）の復習（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】再度，全体を通して理解が不十分な箇所を明確にしておく． （2時間）
【事後学習】再度，解答を誤った問題に関して，今一度教科書を読み返してノートにまとめる． （2時間）
8 実践的有機合成反応（１）合成戦略（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】事前に配布した資料を読んでおく． （2時間）
【事後学習】講義した反応の反応機構を復習しておく． （2時間）
9 実践的有機合成反応（２）立体選択的反応（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】事前に配布した資料を読んでおく． （2時間）
【事後学習】講義した反応の反応機構を復習しておく． （2時間）
10 実践的有機合成反応（３）官能基の保護（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】事前に配布した資料を読んでおく． （2時間）
【事後学習】講義した反応の反応機構を復習しておく． （2時間）
11 実践的有機合成反応（４）酸化と還元（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】事前に配布した資料を読んでおく． （2時間）
【事後学習】講義した反応の反応機構を復習しておく． （2時間）
12 実践的有機合成反応（５）炭素ー炭素形成反応，アミド化反応（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】事前に配布した資料を読んでおく． （2時間）
【事後学習】講義した反応の反応機構を復習しておく． （2時間）
13 実践的有機合成反応のまとめ（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】全体を通して理解が不十分な箇所を明確にしておく． （2時間）
【事後学習】頻出反応の反応機構を復習しておく． （2時間）
14 到達度の確認（授業内テスト（期末テスト）
【事前学習】全体を通して理解が不十分な箇所を明確にしておく． （2時間）
【事後学習】解答を誤った問題に関して，今一度教科書を読み返してノートにまとめる． （2時間）
15 授業内テスト（期末テスト）の復習（A-3, A-4, A-8）
【事前学習】再度，全体を通して理解が不十分な箇所を明確にしておく． （2時間）
【事後学習】再度，解答を誤った問題に関して，今一度教科書を読み返してノートにまとめる． （2時間）
その他
教科書 古賀憲司，野依良治，村橋俊一監訳  『ボルハルト・ショアー　現代有機化学（上）』 化学同人 2011年 第6版
古賀憲司，野依良治，村橋俊一監訳  『ボルハルト・ショアー　現代有機化学（下）』 化学同人 2011年 第6版
講義において，これまでに学習したことを随時参照していくので，再履修生等で『ボルハルト・ショアー　現代有機化学（上）（下）』を持っていない者は購入しておくこと．
参考書 檜山　爲次郎 訳 『最新有機合成法（第2版）』 化学同人 2018年 第２版
野依　良治・奥山　格・柴崎　正勝・檜山　爲次郎 『ウォーレン　有機化学　上　第２版』 東京化学同人 2015年 第2版
野依　良治・奥山　格・柴崎　正勝・檜山　爲次郎 『ウォーレン　有機化学　下　第２版』 東京化学同人 2015年 第2版
有機系の研究室を希望する学生さんにはお勧めです．
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:中間，および学期末に行う到達度確認テスト(90%)、授業参画度:授業参画度は，提出された課題の内容で評価します(10%)
オフィスアワー 電子メールにて随時　t0001793@stu.chs.nihon-u.ac.jp
備考 シラバスの内容は学生の皆さんの状況により，変更することがあります．

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