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令和元年度以前入学者 | 微生物学 | ||||
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教員名 | 岩本政明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 生命科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | Power pointによるスライド資料を視聴するオンデマンド型遠隔授業を主体とし、これに毎回配布する学習資料に取り組む課題型を織り交ぜた形で進める。Blackboard ID: 20203520 |
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授業概要 | 微生物とは肉眼で形を捉えることができないきわめて小さな生物の総称であり、そこには細菌、真菌、藻類、原生動物などさまざまな種類の生物が含まれる。本講義では、微生物の種類、特徴、自然界における役割、人間との関わりについて解説する。また、基礎生物学の研究材料として用いられる代表的な微生物について、それらを用いた研究例と、そこから得られた生物学上の大発見の数々を紹介する。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識> ・地球上のあらゆる環境に様々な微生物が存在していることを理解する。 ・ウイルス、原核生物、真核生物、原生生物などを正しく理解し、説明できる。 ・微生物の自然界における役割と人間社会との関わりを理解し、説明できる。 ・基礎生物学の研究対象になっている微生物の研究材料としての特徴を理解する。 <能力> この科目は文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシーDP2, 3, 4, 8およびカリキュラムポリシーCP2, 3, 4, 8に対応している。 ・現代社会における科学技術の状況や役割を理解し、国際社会が直面している問題を説明することができる(DP2-2)。 ・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる(DP3-2)。 ・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し、専門的知識に基づいて説明することができる(DP4-2)。 ・継続的に自分の学修経験を振り返り、分析することができる(DP8-2)。 |
授業の方法 | 各回のスライド資料は時間割に指定されている授業開始時刻に合わせて公開し、翌週の授業開始時刻をもって公開を終了する。資料へのアクセス情報はBlackboardで知らせる。 各回の学習資料は授業開始時刻にBlackboardで配布する。学習資料に記載されている課題に取り組み、翌週の授業開始時刻までにBlackboardで提出すること。課題の提出をもって出席したものとみなす。 各回のスライド資料の終わりに次回の概要を説明するので、それを参考に2時間程度の事前学習を行うこと。 質問はBlackboardからの電子メールで随時受け付ける。メールによる説明で不十分な場合は、個別にZoomを用いたオンラインで対応する。 |
履修条件 | 「生命科学概論1・2」、「分子生物学1」、「細胞生物学1」を履修していることを前提とする。これらを未履修の他学部・他学科の受講希望者は事前に相談すること。 |
授業計画 | |
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1 |
『微生物とは 微生物学とは』 微生物の定義と微生物学が扱う領域について学ぶ。 【事前学習】シラバスの授業概要を確認し、現在の自分の微生物に関する知識を整理しておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、微生物と微生物学について説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
2 |
『原核生物と真核生物』 原核生物と真核生物の違いと、真核生物にも多くの微生物が含まれていることを学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、原核生物と真核生物の特徴を説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
3 |
『ウイルス』 ウイルスの種類、構造、増殖方法および病原性について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、ウイルスの形態と生態について説明できるようにする(A-2, A-3, A-8)。 (2時間) |
4 |
『生活の中の微生物』 我々の周りに存在する微生物と人間の日常生活との関わりについて学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、微生物と人間生活との関わりについて説明できるようにする(A-2, A-3, A-8)。 (2時間) |
5 |
『利用される微生物』 特性を活かして産業利用される様々な微生物について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、微生物と産業の関係について説明できるようにする(A-2, A-3, A-8)。 (2時間) |
6 |
『病原体としての微生物』 病気を引き起こす様々な微生物とその発病メカニズムついて学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、代表的な病原性微生物について説明できるようにする(A-2, A-3, A-8)。 (2時間) |
7 |
『共生体としての微生物』 他生物に共生する微生物と共生関係の生物学的意味について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、共生体としての微生物の働きについて説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
8 |
『微生物の研究法』 微生物を用いた研究の進め方について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、微生物の取り扱いと研究法について説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
9 |
『科学の中の微生物1(大腸菌)』 基礎生物学の研究材料として用いられる大腸菌について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、基礎生物学における大腸菌を用いた研究例について説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
10 |
『科学の中の微生物2(出芽酵母と分裂酵母)』 基礎生物学の研究材料として用いられる出芽酵母と分裂酵母について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、出芽酵母と分裂酵母の生物学的特徴とそれらを用いた研究例について説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
11 |
『科学の中の微生物3(クラミドモナス、細胞性粘菌)』 基礎生物学の研究材料として用いられるクラミドモナス、細胞性粘菌について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、クラミドモナスおよび細胞性粘菌の生物学的特徴とそれらを用いた研究例について説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
12 |
『科学の中の微生物4(繊毛虫:形態)』 基礎生物学の研究材料として用いられる繊毛虫の種類と形態について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、繊毛虫の形態における生物学的特徴とそれらを用いた研究例について説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
13 |
『科学の中の微生物5(繊毛虫:行動)』 基礎生物学の研究材料として用いられる繊毛虫の行動について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、繊毛虫の行動における生物学的特徴とそれらを用いた研究例について説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
14 |
『科学の中の微生物6(繊毛虫:生活環)』 基礎生物学の研究材料として用いられる繊毛虫の生活環について学ぶ。 【事前学習】前回授業の終わりに説明した本回概要に関する情報を集めて、疑問点や問題点をリストアップしておく(A-4)。 (2時間) 【事後学習】学習資料にある設問に答えながら授業内容を振り返り、繊毛虫の生活環における生物学的特徴とそれらを用いた研究例について説明できるようにする(A-3, A-8)。 (2時間) |
15 |
『学修到達度の確認と全授業内容の総括』 これまでの授業内容について学修到達度を試験によって確認し、試験終了後に全授業内容についての総括を行う。 【事前学習】これまでに学んだ内容について十分に理解し、説明できることを確認しておく(A-8)。 (2時間) 【事後学習】全授業内容を振り返りながら、提出したレポート形式課題(「成績評価の方法及び基準」を参照)に対する自身の回答文章を検証する。正しく記述できなかった設問に対しては、該当項目を再度学習して理解を深める(A-8)。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 大木 理 『微生物学』 東京化学同人 2016年 内藤 豊 『単細胞動物の行動 (UPバイオロジー)』 東京大学出版会 1990年 沼田 治 『ノーベル賞に二度も輝いた不思議な生物テトラヒメナの魅力』 慶應義塾大学出版会 2018年 樋渡宏一 『ゾウリムシの遺伝学』 東北大学出版会 1999年 理解をより深めたい場合にこれらの書籍を薦めるが、受講するにあたって必ずしも必要ではない。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第7回終了後と第14回終了後にそれぞれレポート形式の課題を与え、それらを授業内テストとする。微生物に関する世界の現状を理解し、説明する力(A-2)および論理的・批判的思考力(A-3)を評価する。(70%)、授業参画度:授業時間内に配布する学習資料の課題に対する回答内容によって、問題発見・解決力(A-4)および省察力(A-8)を評価する。(30%) |
オフィスアワー | 月〜木 10:00~12:00 これ以外の時間帯を希望する場合は事前に連絡してください。 |