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令和元年度以前入学者 | 自然地理学特別講義1 | ||||
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教員名 | 柴原俊昭 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型(スライド資料に音声解説を録音)+課題研究型の授業を行う。 |
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授業概要 | 地球の表面は様々な傾斜の地形面の集合体で構成されている。表面の地形には常に自然の力が働き、変動している。この変動には4つのとらえ方がある。1)次の地形への移行する現象、つまり地形発達として捉える。2)マスムーブメントなどの物質移動現象として捉える。3)山崩れ・地すべりなどの土砂災害として捉える。4)上記のものをまとめて地域的特徴としてとらえる。ここでは、日本列島の山地を中心に、形成・特徴・物質移動現象・災害などについて解説していく。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本列島の山地について、その形成、特徴、災害などについて解説をする。これにより、日本列島の山地の変遷・発達について理解でき、説明することができる。また、大陸の山地と比較することにより、日本列島の特徴について理解、説明することができる。さらに、物質移動現象やそれに伴う災害について理解、説明することができる。 |
授業の方法 | 遠隔授業(オンデマンド型)1回の授業を2,3回に分けて配信する。 |
授業計画 | |
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1 |
1.地形変化の視点についての解説、2.授業内容の解説、評価方法の説明。(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを見て全体の流れの確認、斜面変動についての概要について認識をしておく。 (1時間) 【事後学習】地形変化の4つの視点を理解しておく。 (2時間) |
2 |
科学史概説 プレートテクトニクス、プルームテクトニクスについて説明する。(オンデマンド授業) 【事前学習】プレートテクトニクス、プルームテクトニクスについて調べておく。 (1時間) 【事後学習】地球のダイナミックな動きにより、地表面の変動を理解する。 (2時間) |
3 |
山地の形成ープレート運動ー 3つの変動帯、日本列島のプレート運動について説明する。(オンデマンド授業) 【事前学習】プレート運動について調べておく。 (2時間) 【事後学習】プレート運動による山地の形成を理解しておく。 (2時間) |
4 |
山地の形成ー大気現象ー 大気の循環、雨の降り方、日本列島の気象現象について説明する。(オンデマンド授業) 【事前学習】日本の季節の特徴について考えておく。 (2時間) 【事後学習】降雨現象と斜面変動について整理し、理解しておく (2時間) |
5 |
日本列島の山地と大陸の山地 日本列島の山地と大陸の山地を比較し、その特徴、要因について説明する。(オンデマンド授業) 【事前学習】日本列島の山地の特徴について調べておく。 (2時間) 【事後学習】日本列島の山地の特徴を、要因も含め理解しておく。 (3時間) |
6 |
地質学の基本原理・地形発達の基礎 地質学の基本原理、地形・地層の相対的新旧について説明。(オンデマンド授業) 【事前学習】地質学の基本原理について調べておく (2時間) 【事後学習】地形・地質の基本を理解し、相対的年代が理解できるようにする。 (3時間) |
7 |
風化現象 物理的風化、化学的風化、生物的風化について説明。(オンデマンド授業) 【事前学習】風化現象について調べておく。 (2時間) 【事後学習】風化現象を理解し、斜面変動との関係を考えておく。 (3時間) |
8 |
マスムーブメント 物質の重力移動の分類、内容の説明。(オンデマンド授業) 【事前学習】マスムーブメントについて調べておく。 (1時間) 【事後学習】マスムーブメントの分類や内容について理解しておく。 (2時間) |
9 |
斜面崩壊 斜面崩壊の位置づけ、現象、分類について説明。(オンデマンド授業) 【事前学習】最近の土砂災害、特に山崩れについて調べておく。 (2時間) 【事後学習】斜面崩壊の分類、現象などについて整理し、理解しておく。 (2時間) |
10 |
地すべり・土石流 地すべり。土石流の分類、現象について説明(オンデマンド授業)。 【事前学習】最近の地すべりや土石流について調べておく。 (1時間) 【事後学習】じすべり、土石流の現象について整理し、理解しておく。 (2時間) |
11 |
地質的要因 斜面変動の地質的要因、特に変動しやすい地質について説明。(オンデマンド授業) 【事前学習】脆弱な地質について調べておく。 (1時間) 【事後学習】地質と変動の関係を理解しておく。 (2時間) |
12 |
自然災害・土砂災害 最近の土砂災害について説明。(オンデマンド授業) 【事前学習】最近の自然災害について調べておく。 (2時間) 【事後学習】地質・地形と災害のかんけいについて理解しておく。 (2時間) |
13 |
自然災害具体(1) 土砂災害の事例を地質・地形と関係させて発表する。(課題研究) 【事前学習】発表者は土砂災害を調べ、事前に発表要旨を提出する。 (3時間) 【事後学習】各自発表内容をまとめ、地質・地形との関係について考察しておく。 (2時間) |
14 |
自然災害具体例(2) 土砂災害の事例を地質・地形と関係させて発表する。(課題研究) 【事前学習】発表者は土砂災害をしらべ、事前に発表用要旨を提出する。 (3時間) 【事後学習】発表内容をまとめ、地質・地形との関係について考察しておく。 (2時間) |
15 |
前期授業のまとめ 前期授業の要点整理と解説を行う。(課題研究) 【事前学習】今までの授業内容を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】今までの授業内容、試験内容を整理し、まとめておく。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 教科書は使用しない。必要に応じてプリント配布する。 |
参考書 | 松倉公憲 『地形変化の科学』 朝倉書店 2008年 貝塚爽平 『発達史地形学』 東京大学出版会 1998年 第初版 藤岡換太郎 『山はどうしてできるのか (ブルーバックスB1756)』 講談社 2012年 第初版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題レポート(80%)、授業参画度:質問など授業参加度(20%) 出席していることを前提に、課題の提出(80%)その他質問など20%で総合的に評価する。 |
オフィスアワー | 授業内容についての質問は電子メールで受け付ける。 |