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現代人口論

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令和元年度以前入学者 現代人口論
教員名 山内昌和
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 オンデマンド授業(スライドと音声の配信)
授業概要 人口減少・高齢化は先進国を中心に大きな社会的課題となっている。こうした状況は、当然ながら都市や農村のあり方にも多大な影響を与えている。先進国の中でも人口減少・高齢化が進んだ国の1つである日本は、2000年代に入って国全体の人口も減少するようになり、従来の人口増加を前提とした様々な制度の再考を余儀なくされている。本授業の目的は、人口変動の基本的な考え方を理解し、それを踏まえて地理学的な観点から現代社会における人口と関連する事象がどのような状況にあり、いかなる課題を抱えているのかについて理解を深めることである。
授業のねらい・到達目標 人口変動のメカニズムを理解することに加え、都市や農村の変化が人口変動とどのように関連しているのかについての理解を深めることを目標とする。
経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる(A-1-3)
日本及び世界諸国の自然環境や社会、経済、文化などの現状および相互関係を、地理学的視点に基づいて説明することができる(A-2-3)
この科目は文理学部(学士(地理学))のDP及びCPの1、2に対応しています。
授業の方法 パワーポイン形式のスライド資料の配付ならびに関連する音声での授業を行う。
授業後に課題を提示するので、実施した上で提出すること。
授業計画
1 ガイダンス:授業の概要について説明する。
【事前学習】シラバスの確認 (0.5時間)
【事後学習】最新の人口関連の新聞記事および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (2.5時間)
2 人類の拡散と環境:人類の拡散過程や環境支持力について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する人口増減に関する資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】人口増加率や人口密度に関する小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
3 人口転換:人口転換が人口変動に及ぼす影響について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する人口転換の地域差についての資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】人口転換モデルについての小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
4 高齢化:年齢構造の変化とその影響について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する高齢化の地域差についての資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】人口高齢化についての小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
5 死亡:死亡転換や長寿化、感染症について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する長寿化についての資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】死亡確率に関する小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
6 出生:出生率の低下と少子化について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する少子化に関する資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】出生率に関する小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
7 都市への人口集中:人口の地理的な分布変動について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する人口都市化についての資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】人口都市化についての小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
8 国内人口移動:人口移動概念や第二次世界大戦後の日本の人口移動について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する日本の人口移動についての資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】人口移動傾向についての小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
9 国際人口移動:国際人口移動や移民について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する国際的な人口移動についての資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】移民に関する小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
10 今後の人口見通し:日本の地域別の将来人口推計の考え方とその結果について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する将来人口推計法に関する資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】将来人口に関する小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
11 就業構造とその変容:日本の就業構造の地域による特徴やその変容について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する男女の就業に関する資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】就業構造の変容の地域差についての小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
12 国土周辺地域の変容:離島などの日本の周辺地域の人口変動について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する離島の人口変動についての資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】地方都市の人口減少に関する小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
13 地方都市の変容:近年の日本の地方都市の人口変動について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する地方都市の人口分布変動についての資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】地方都市の人口減少に関する小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
14 大都市の拡大と縮小:東京大都市圏の郊外化と都心回帰について説明する。(A-1-3)(A-2-3)
【事前学習】事前に配布する東京都心部の人口変動の資料を読み、疑問点をメモしておく。 (1時間)
【事後学習】人口の都心回帰に関する小課題の実施および参考文献のうちの1つを読み、理解を深める。 (3時間)
15 全体をまとめる(これまでの復習・解説を行い,授業の理解を深める)
【事前学習】第2回〜第14回の配付資料を通読し、疑問点をメモしておく。 (3時間)
【事後学習】学習内容を整理する。 (1時間)
その他
教科書 なし
参考書 石川義孝・井上孝・田原裕子 『地域と人口からみる日本の姿』 古今書院 2011年 第2版
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度(70%)
授業参画度は,授業で提示する課題への回答で評価します。
オフィスアワー 授業終了時

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