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令和元年度以前入学者 | 文化地理学 | ||||
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教員名 | 矢ケ﨑典隆 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 遠隔授業(課題研究) |
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授業概要 | 文化地理学の視点と方法を解説し、文化現象へ地理学的にアプローチする。 |
授業のねらい・到達目標 | 多様な地域と文化現象を読み解くためには文化地理学の方法が有効である。文化地理学の考察の枠組みとして、①自然と人間、②起源と伝播、③地域と景観、④時間と変化を設定し、具体的な事例を解説する。 このような作業を通して、次のような知識と技能を獲得することができる。 ・文化地理学の基本的な概念を説明することができる。(A-1-2:経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を持って、倫理的な課題に向き合うことができる。) ・文化現象を地域の枠組みに即して理解することができる。(A-1-2:経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を持って、倫理的な課題に向き合うことができる。) ・グローバリゼーションとローカリゼーションが進行する現代世界の地域像を説明することができる。(A-2-2:日本及び世界諸国の自然環境や社会、経済、文化などの現状及び相互関係を、自己の理解に基づいて説明することができる。) ・地域変化とその意味を理解することができる。(A-1-2:経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を持って、倫理的な課題に向き合うことができる。) この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP1に対応しています。 |
授業の方法 | 「課題研究」により授業を進める。毎回の授業で課題を提示し、資料を配布する。学習内容に基づいて、小レポートを作成する。また、文化地理学に関するテーマを一つ選択し、自ら課題を立てて、課題研究レポートを作成する。 本授業の事前・事後学習は,合計4時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(課題研究) 授業のテーマ、到達目標、授業の方法、成績評価について解説する。文化現象への地理学的アプローチについて概説する。(A-1-2) 【事前学習】シラバスを確認し,授業全体の流れを理解しておく。 (時間2) 【事後学習】配布資料を確認し、文化地理学の概要をイメージする。 (時間2) |
2 |
自然と人間(1):環境論の展開(課題研究) 人間が自然を認識する方法として、環境決定論、環境可能論、環境改変論、環境共生論について理解を深め、人間と自然との関係を認識する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
3 |
自然と人間(2):自然の認識と利用(課題研究) 環境の知覚と行動、環境への適応と環境利用、伝統的な生活と文化の形成について理解を深める。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
4 |
自然と人間(3):環境への影響 環境の改変と破壊、資源と産業、持続的環境利用について理解を深める。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
5 |
起源と伝播(1):農業の起源と伝播(課題研究) 農業の起源と伝播に関するカール・サウアーの議論などを紹介し、農作物や農業技術の広域な移動について理解を深める。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
6 |
起源と伝播(2):技術と産業の起源と伝播(課題研究) 製糖技術と製糖業、グリッド都市プランなどの起源と伝播の事例を紹介し、移動に伴うグローバルな動きを理解する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
7 |
起源と伝播(3):人口の国際移動と文化の伝播(課題研究) 人の移動にともな文化の伝播について、日本人移民の海外移住と日本文化の伝播を事例として概観する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
8 |
地域と景観(1):農業地域と農業景観(課題研究) 農業地域や農業景観の形成過程、農業経済の特徴と維持、そして農村の商品化などについて、日本やアメリカの事例から考える。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
9 |
地域と景観(2):都市の発展、都市の形態と構造、都市景観(課題研究) 都市の発展、形態と構造、景観について、文化地理学から解釈する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
10 |
地域と景観(3):エスニック文化地域、エスニック文化景観、エスニック文化の観光資源化(課題研究) モルモン文化地域、都市や農村のエスニック社会を紹介しながら、エスニック景観の特徴、エスニック資源の観光化について理解を深める。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
11 |
時間と変化(1):地域構造と土地利用の変化(課題研究) 地域変化における時間の概念について理解を深め、土地利用の時系列的な変化に着目する方法を紹介する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
12 |
時間と変化(2):地域変化のメカニズム(課題研究) 地域はどのように変化するのか、地域機能組織の考え方を紹介する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
13 |
時間と変化(3):地域構造図の描き方(課題研究) 地域構造図の考え方を紹介し、地域構造図の描き方を学ぶ。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
14 |
文化地理学から見たグローバル化と現代世界(課題研究) 文化地理学の視角により世界の過去・現在・将来を展望する。(A-1-2) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (時間2) 【事後学習】授業内容を復習し、配布資料に基づいて、小レポートを作成する。 (時間2) |
15 |
まとめ(課題研究) 今学期の学習内容を振り返るとともに、課題研究レポートを提出する。(A-1-2) 【事前学習】第1回~第14回の学習内容を復習する。 (時間3) 【事後学習】学習内容を整理する。 (時間1) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:毎回の授業の課題に関する小レポートと、学期末に提出する課題研究レポートにより評価する。(100%) |
オフィスアワー | Blackboardにより質問に対応する。 |