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平成30年度以降入学者 | 心理調査法実習 | ||||
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平成29年度以前入学者 | 心理調査法実習2 | ||||
教員名 | 依田麻子 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 対面授業 生理指標の測定のための機器操作と測定実習があるため,1回に8名以下のグループで 一人3回登校する必要があります。感染防止に可能な限り配慮して実施しますが,大学に登校して実習を3回受ける必要がある授業科目であることを理解したうえで受講してください。 同時双方向型授業(ZOOMによるライブ中継)・オンデマンド型授業(スライド資料配信・説明用録画配信)を併用します。 Blackboard ID 20202723 火曜日3・4限 |
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授業概要 | 「調査」という言葉を聞くと,アンケート調査をイメージすることが多いかもしれませんが,本実習では,調査を幅広くとらえ,「こころとからだ」の関係を実証的に理解するために,日常行動・情動・生体反応をキーワードに実習をしていきます。旧カリキュラムの生理心理学実験2との対応もあるため,生理心理学的指標について実習を行うとともに,健康心理学・生理心理学の観点から応用的な「こころとからだ」の調査を行います。 |
授業のねらい・到達目標 | 1 「こころとからだ」の関係について明らかにするために必要な情報を収集し,それを分析して,その課題を明確にすることができる。A-5-3 2 「こころとからだ」の関係について明らかにするために,他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重した上で,自分の考えを伝えることができる。A-6-3 以上の目標を達成するための基本技能として,生体反応の測定指標の性質に合わせた測定条件の設定及び機器の操作が可能になること,複数指標の測定及び解析が可能になることを含みます。 また,「こころとからだ」の関係をストレスとリラクゼーションの観点から明らかにするための実習を行います。 この科目は文理学部(学士(心理学)のDP及びCPの5・6に対応しています。 |
授業の方法 | 全回出席がデフォルトの授業である。 実験実習の授業である。 授業に遅刻・欠席するとそれ以降の授業理解が困難になる。また他の受講生の迷惑になるため,極力遅刻・欠席は避ける努力をしてほしい。 また,本来は後半の授業では,受講者の自主性をもとにした実験・調査をグループワークによって進めるとしてきたが,新型コロナの影響により,これらの部分は最小限に抑え,同時双方向授業の中で個別に課題遂行をすすめる。 課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に説明する。 |
履修条件 | 平成29年度以前入学者で、「心理調査法実習2」を履修する際には心理学科事務室に相談の上,指定されたクラスを履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
Zoomによる同時双方向:授業の進め方についてのオリエンテーションおよび「こころとからだ」の関係についての議論を行う。
【事前学習】「こころとからだ」の関係について興味のある内容を調べる。 (0.5時間) 【事後学習】心理的活動と自律神経系活動の関連について,例を調べて報告の準備をする。 (0.5時間) |
2 |
Zoomによる同時双方向:測定のための機器操作入門 実習グループの決定(A・B) 【事前学習】心臓活動・呼吸活動について調べておく。 (0.5時間) 【事後学習】機器の操作についてまとめておく (0.5時間) |
3 |
Zoomによる同時双方向:測定方法の全体的理解
【事前学習】機器の測定方法について確認をする。 (0.5時間) 【事後学習】機器操作についての理解が正確か確認する。 (0.5時間) |
4 |
Aグループ 対面実習:機器操作の練習 Bグループ オンデマンド ストレスとリラクゼーションの理解 【事前学習】Aグループ 機器測定方法について確認する。 Bグループ ストレスとリラクゼーションに関する心理学研究をみつける。 (0.5時間) 【事後学習】Aグループ 機器測定方法実習について振り返る。 Bグループ ストレスとリラクゼーションに関する心理学研究をまとめる (0.5時間) |
5 |
Aグループ オンデマンド ストレスとリラクゼーションの理解 Bグループ 対面実習:機器操作の練習 【事前学習】Bグループ 機器測定方法について振り返る。 Aグループ ストレスとリラクゼーションに関する心理学研究をみつける。 (0.5時間) 【事後学習】Bグループ 機器測定方法実習について振り返る。 Aグループ ストレスとリラクゼーションに関する心理学研究をまとめる。 (0.5時間) |
6 |
Aグループ 対面実習:課題遂行中の測定 Bグループ オンデマンド リラクゼーション法の実習(1) 【事前学習】Aグループ ストレスと生理反応について調べる。Bグループ リラクゼーションについて調べる。 (0.5時間) 【事後学習】Aグループ 実習における生理反応について振り返る。Bグループ リラクゼーション法を実習する。 (0.5時間) |
7 |
Aグループ オンデマンド リラクゼーション法の実習(1) Bグループ 対面実習:リラクゼーション条件での測定 【事前学習】Bグループ リラクゼーション反応について調べる。Aグループ リラクゼーションについて調べる。 (0.5時間) 【事後学習】Bグループ 実習における生理反応について振り返る。Aグループ リラクゼーション法を実習する。 (0.5時間) |
8 |
Aグループ 対面実習:リラクゼーション条件での測定 Bグループ オンデマンド リラクゼーション法の実習(2) 【事前学習】Aグループ リラクゼーション反応について調べる。Bグループ リラクゼーションについて調べる。 (0.5時間) 【事後学習】Aグループ 実習における生理反応について振り返る。Bグループ リラクゼーション法を実習する。 (1時間) |
9 |
Aグループ オンデマンド リラクゼーション法の実習(2) Bグループ 対面実習:課題遂行条件での測定 【事前学習】Bグループ リラクゼーション反応について調べる。Aグループ リラクゼーションについて調べる。 (0.5時間) 【事後学習】Bグループ 実習における生理反応について振り返る。Aグループ リラクゼーション法を実習する。 (1時間) |
10 |
Zoomによる同時双方向:2種類のリラクゼーション法の比較し議論する
【事前学習】2種類のリラクゼーション法による心身の反応をまとめる。 (1時間) 【事後学習】リラクゼーション法による反応の違いについてまとめる。 (1時間) |
11 |
Zoomによる同時双方向:測定結果についての議論。
【事前学習】測定データを比較しやすくまとめる。 (1時間) 【事後学習】測定データを測定結果の分析を進める。 (1時間) |
12 |
Zoomによる同時双方向:測定結果を考察する。
【事前学習】測定したデータの分析から分かったことをまとめる。 (1時間) 【事後学習】測定データの分析から新たな視点を見出す。 (2時間) |
13 |
Zoomによる同時双方向 結果の報告 【事前学習】測定結果の報告準備 (2時間) 【事後学習】測定結果をまとめる。 (2時間) |
14 |
Zoomによる同時双方向 結果の報告 【事前学習】測定結果の報告準備 (3時間) 【事後学習】測定結果をまとめる。 (2時間) |
15 |
Zoomによる同時双方向 測定をとおして,実証的に理解を深めた「こころとからだ」の関係について議論する。 【事前学習】実習・測定からわかったことを書き出す。 (3時間) 【事後学習】実習・測定から分かった「こころとからだ」の関係について振り返る。 (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 堀 忠雄・尾崎久紀監修 『生理心理学と精神生理学第1巻~第3巻』 北大路書房 2017年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度(60%) 実験・調査への参加および結果の報告,レポートの総合評価 |
オフィスアワー | 授業終了後およびZoomによる双方向授業の際に質疑が可能 |
備考 | 実験,調査に参加する授業であるため,授業への遅刻や欠席は,成績評価に大きく影響する。 欠席,遅刻について,事前にわかっている場合は書面で申し出ること。また,事後の場合は,理由を示す資料をを添付の上,書面で申し出ること。理由によっては,評価に影響しない場合がある。 |