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平成30年度以降入学者 | 心理学実験 | ||||
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平成29年度以前入学者 | 心理学基礎実験・実習1 | ||||
平成29年度以前入学者 | 心理学基礎実験・実習2 | ||||
教員名 | 厳島行雄・望月正哉・依田麻子・大森馨子・福島由衣・ 山本真菜 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | オンデマンド型の遠隔授業(15回)により行う。 |
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授業概要 | 心理学の科学的知識獲得の方法論、データ解析、科学レポートの作成を実践することで、心理学に対する認識を深める。 この目的のために、心理学の基礎的な実験法、調査法、検査法の課題を実践することで、授業を展開する。 |
授業のねらい・到達目標 | 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】 心理学は実証科学である。そのためには、実際に心理学がどのような方法によってデータを得て、それを分析し、解釈するのかを理解する必要がある。 授業では、実験及び調査の計画の立案、実験及び調査の実施、さらに実験及び調査から得られたデータの解釈に必要な統計に関する基礎知識を習得する。 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP5,6及びカリキュラムポリシーCP5,6に対応している。つまり、次の項目が到達目標になる。 新しい課題に取り組む意識を持ち,そのために必要な情報を収集することができる。(A-5-2) 他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重することができる。(A-6-2) |
授業の方法 | 5月11日から8月22日までの授業期間の授業にて、Blackboardを通して提示される課題に従って、実験の目的、方法、結果、レポート作成を適宜おこなう。実習で必要な対面による授業が行えないために、実習は基本的に一人でも実行可能な課題を選んだので、受講者はそれらの課題を着実に実行して、データ取得し、記述統計を行い、実験のレポートを作成して、Blackboard 経由にて提出する。課題の提出等に関する情報も適宜、Blackboardによって行うものとする。 フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。 |
履修条件 | 平成29年度以前入学者については,「心理学基礎実験・実習1」,「心理学基礎実験・実習2」の読み替え先が心理学実験の各クラスに振り分けられている。履修する際には心理学科事務室に相談の上,指定されたクラスを履修すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス。実験実習の進行について説明する。実験における基本的ルールを説明する(オンデマンド授業)。
【事前学習】シラバスを十分に読み,今期に取り組む内容について理解する。 (2時間) 【事後学習】教科書1の1章を読み, 心理学における科学的方法および倫理を理解する。 (2時間) |
2 |
レポートの書き方を理解する(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第2章を読み、レポート作成の構成要素を理解すること。 (2時間) 【事後学習】課題に関連する文献を検索し、事前に文献を読む。レポート提出。 (2時間) |
3 |
視覚世界の不思議を知る―ミュラー・リヤーの錯視(1)実験計画の立案及び実施(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第3章を読み疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】刺激の自作の準備をすること。 (2時間) |
4 |
視覚世界の不思議を知る―ミュラー・リヤーの錯視(2)記述統計と推測統計によるデータ分析(オンデマンド授業)。
【事前学習】刺激の作成を行うこと。 (2時間) 【事後学習】刺激を使って自身のデータを取得すること。 (2時間) |
5 |
視覚世界の不思議を知る―ミュラー・リヤーの錯視(3)データ分析・レポートの書き方(オンデマンド授業)。
【事前学習】レポートの書き方の構成要素に対応した部分を書いていくこと。 (2時間) 【事後学習】レポートの仕上げを行うこと。レポート提出。 (2時間) |
6 |
認知競合を知る―ストループ効果(1)実験計画の立案及び実験の実施・データ整理(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書第6章を読んでストループ効果の概要と実験法を理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】教科書に付録した刺激を使って、自らを被験者として実験を行う。 (2時間) |
7 |
認知競合を知る―ストループ効果(2)記述統計と推測統計によるデータ分析(オンデマンド授業)。
【事前学習】授業で習った分析方法を使用してデータ整理をする。 (2時間) 【事後学習】レポート書きのための準備を行うこと。 (2時間) |
8 |
認知競合を知る―ストループ効果(3)データ分析・レポートの書き方(オンデマンド授業)。
【事前学習】関連文献をまとめ,レポートの序論部分を書き始める。 (2時間) 【事後学習】レポート全体をまとめること。レポート提出。 (2時間) |
9 |
イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル法(1)(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書9章を読み疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】SD法の基本的なアイデアである3次元空間を理解する。 (2時間) |
10 |
イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル法(2)(オンデマンド授業)。
【事前学習】実際の尺度を作成し、測定の準備を行う。 (2時間) 【事後学習】実際に評価対象の測定を行う。 (2時間) |
11 |
イメージを測定する:セマンティック・ディファレンシャル法(3)(オンデマンド授業)。
【事前学習】測定結果の解析方法を考えておく。 (2時間) 【事後学習】レポート全体をまとめ提出する。 (2時間) |
12 |
心理尺度構成:一対比較を知る(1)(オンデマンド授業)。
【事前学習】教科書1の10章「背景と目的」を読み疑問点をまとめておくこと。 (2時間) 【事後学習】関連する文献を検索する (2時間) |
13 |
心理尺度構成:一対比較を知る(2)(オンデマンド授業)。
【事前学習】関連文献をまとめ,レポートの序論部分を書き始める。 (2時間) 【事後学習】レポート全体をまとめ提出する。 (2時間) |
14 |
検査法(1)質問紙に基づく検査の説明と実施する検査について(オンデマンド授業)。
【事前学習】心理検査の種類について調べておくこと。 (2時間) 【事後学習】授業で得た知識を加え、心理検査についてまとめておくこと。 (2時間) |
15 |
検査法(2)質問紙に基づく検査法の実施と結果の解釈(オンデマンド授業)。
【事前学習】実際の質問紙に回答する。 (2時間) 【事後学習】心理検査について学んだ内容と、自分で回答した結果を分析し、レポートに仕上げる。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 厳島行雄、依田麻子、望月正哉(編) 『ポテンシャル心理学実験(仮題)』 サイエンス社 2019年 寺島拓幸、廣瀬毅士 『SPSSによるデータ分析』 東京図書株式会社 2015年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:この授業ではレポート課題が6本要求されている。この提出率と内容で評価する。(100%) 実験・実習の授業であるので、実験の実施への参画の水準、実験遂行への努力が参画度として評価される。レポートに関しては、その内容、提出数によって評価がなされる。 |
オフィスアワー | 最初の授業で各先生より伝える。 |