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令和元年度以前入学者 | 体育・スポーツ制度及び行政 | ||||
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教員名 | 水上 博司 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 体育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | 課題研究(blackboardを通じた学習資料配信) |
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授業概要 | 体育・スポーツ振興に係る制度及び行政機構、各施策を明らかにし、日本のスポーツ政策の現況や課題、展望について詳解・講義する。また、さまざまな領域の公共政策、たとえば観光や地域創生、都市開発や過疎対策、福祉や貧困や格差といった社会課題の中でスポーツがどのような役割と意義をもっているのかについても詳解・講義する。なお課題研究(blackboardを通じた学習資料配信)方式による遠隔授業を通して本授業のねらい・到達目標となる課題の習得に必要な知識の獲得を目指す。授業計画の各回の習得課題を的確にレポートする。 |
授業のねらい・到達目標 | 本年度は、2020東京オリンピック・パラリンピック大会の開催年でもあるので、オリンピック・パラリンピックの開催を通して変容するスポーツと社会をさまざまな実例やデータを通して探求できるようにする。こうして読み取ったスポーツと社会の関係に対して、体育・スポーツ制度や行政は、どのような展望を持つべきなのかを明確に提示できるようにする。 この科目は文理学部(学士(体育学))のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP2,CP3,CP4に対応しています。 ・世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる(A-2-3) ・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる(A-3-3) ・問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる(A-4-3) |
授業の方法 | ・授業はblackboard学習形式で行い、適宜、質疑応答を加え、展開する。 ・担当講師の共著「2020東京オリンピック・パラリンピックを社会学する(創文企画)」を本講の教科書として出講するので、必携すること。 ・テキスト以外に、各回の授業テーマに関連した補助資料を提示する。 ・授業方法や成績評価については、第1回目の授業時に詳細を説明する。 ・本授業の事前・事後学習は,各1時間(合計2時間)の学習を目安とします。 |
履修条件 | ・日常、各メディアから発信される国内外のスポーツに関するニュースや情報などに興味・関心を持って、接すること。 ・「する」「みる」「ささえる」、どのような形でも良いが、積極的にスポーツや身体運動に自ら関与してください。 ・授業では、専門用語などが頻出します。予め別掲の参考書を一読しておくこと。 ・「2020東京オリンピック・パラリンピックを社会学する(創文企画)」を必ず入手し、事前学習(予習)・事後学習(復習)に務めること。 |
授業計画 | |
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1 |
「体育・スポーツ制度及び行政」の講義のねらいと進め方
【事前学習】シラバスの内容と授業全体の流れを事前に確認すること(A-2) (1時間) 【事後学習】第2回の授業に備え、「東京2020本」の序章「オリンピック・パラリンピック概論」を予習しておくこと(A-2) (1時間) |
2 |
1964東京五輪と2020東京五輪の開催をめぐるスポーツ制度および行政施策の変容とその特徴について
【事前学習】第2回の授業に備え、「東京2020本」の序章「オリンピック・パラリンピック概論」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第2回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第1章「オリンピック・レガシー研究の隘路と可能性」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
3 |
2012ロンドンをめぐるスポーツ政策と2016リオをめぐるスポーツ政策の違いから現代スポーツの意義を捉え直す
【事前学習】第3回の授業に備え、「東京2020本」の第1章「オリンピック・レガシー研究の隘路と可能性」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第3回の配付資料をもとに復習し、[東京2020本」の第2章「メディアイベントとしてのオリンピック・パラリンピックの歩みとこれから」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
4 |
地方創生に貢献するスポーツイベントとそれを支える行政とNPOの協働体制
【事前学習】第4回の授業に備え、東京2020本」の第2章「メディアイベントとしてのオリンピック・パラリンピックの歩みとこれから」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第4回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第3章「日本のユーススポーツ:これからの運動部活動をどう構想するか」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
5 |
学校スポーツをささえるスポーツ制度と地方行政組織と地方協会・連盟の役割
【事前学習】第5回の授業に備え、「東京2020本」の第3章「日本のユーススポーツ:これからの運動部活動をどう構想するか」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第5回の配付資料をもとに復習し、[東京2020本」の第4章「スポーツによる国際貢献への熱狂が造り出すもの」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
6 |
国際貢献のためのスポーツ政策:スポーツ・フォー・トゥモローを中心に
【事前学習】第6回の授業に備え、東京2020本」の第4章「スポーツによる国際貢献への熱狂が造り出すもの」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第6回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第5章「日本におけるスポーツ参加の課題」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
7 |
「する・みる・ささえる」のスポーツの政策課題とその具体的施策
【事前学習】第7回の授業に備え、「東京2020本」の第5章「日本におけるスポーツ参加の課題」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第7回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第6章「近年の女性スポーツ政策における女性アスリートの身体」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
8 |
1964東京五輪後の大衆スポーツの隆盛と女性スポーツの果たした役割
【事前学習】第8回の授業に備え、「東京2020本」の第6章「近年の女性スポーツ政策における女性アスリートの身体」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第8回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第7章「障がい者スポーツ/もたらされる変化」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
9 |
国内外のダイバーシティ&インクルージョンを目指したスポーツ制度および行政施策
【事前学習】第9回の授業に備え、「東京2020本」の第7章「障がい者スポーツ/もたらされる変化」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第9回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第8章「オリンピックとボランティア政策」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
10 |
教育政策の中のボランティアとスポーツ政策の中のボランティアの違いと目指すべきスポーツボランティア像
【事前学習】第10回の授業に備え、「東京2020本」の第8章「オリンピックとボランティア政策」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第10回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第9章「地域スポーツの行方:地域のスポーツプロモーションはどのような人々が担うのか」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
11 |
地域スポーツ政策としての総合型地域スポーツクラブの行方
【事前学習】第11回の授業に備え、「東京2020本」の第9章「地域スポーツの行方:地域のスポーツプロモーションはどのような人々が担うのか」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第11回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第10章「東京オリパラで東京はどう変わるのか」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
12 |
持続可能な都市政策とスポーツの関係:2020東京大会後のスポーツシティ
【事前学習】第12回の授業に備え、「東京2020本」の第10章「東京オリパラで東京はどう変わるのか」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第12回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第11章「学校体育のこれからと地域」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
13 |
学校の教育政策の変容から想定されるスポーツ制度および行政施策の近未来像
【事前学習】第13回の授業に備え、「東京2020本」の第11章「学校体育のこれからと地域」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第13回の配付資料をもとに復習し、「東京2020本」の第12章「被災地からみた復興五輪」を予習しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
14 |
「復興」言説の本質とスポーツをめぐる行政施策の意義
【事前学習】第14回の授業に備え、「東京2020本」の第12章「被災地からみた復興五輪」を事前学習しておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】教科書と第14回の配付資料をもとに復習し、最終日の授業内テストに向けた事前学習をしておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
15 |
本講義のまとめ(授業内試験の振り返りを含む)
【事前学習】第1回~第14回までの授業を振り返り、気になるトピックを3個以上、ノートにまとめておくこと(A-2) (1時間) 【事後学習】第1回~第14回の内容を振り返り、学修した内容を整理しておくこと(A-2,A-3,A-4) (1時間) |
その他 | |
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教科書 | 日本スポーツ社会学会編 『2020東京オリンピック・パラリンピックを社会学する:日本のスポーツ文化は変わるのか』 創文企画 2020年 第1版 1)本講の教科書は必ず購入してください。 2)毎回の授業の事前学習(予習)、事後学習(復習)の教材となります。 |
参考書 | 黒須充・水上博司編 『スポーツ・コモンズ:総合型地域スポーツクラブの近未来像』 創文企画 2014年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:課題レポートの提出(70%)、教員との双方向のやり取りの内容から課題探求への姿勢を評価する(30%) 課題レポートは必ず提出してください。すべての課題が提出できていることが成績評価のための条件となります。なお教員との双方向のやり取りの内容から課題探求への姿勢の評価は、すべてblackboard上で行いますので、毎日一度はblackboardをチェックするようにしてください。 |
オフィスアワー | 質問はblackboard上のコメント欄にお願いします。 |