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コミュニティワーク推進研究

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令和元年度以前入学者 コミュニティワーク推進研究
教員名 上之園佳子、堀崇樹
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 後期 履修区分 選択
授業の形態 主として同時双方向型授業(Zoomによるオンライン授業)にて実施する。また、Blackboardを通じた講義資料配信と課題提出(課題の提示、回収等)を組み合わせる。
授業概要 地域福祉活動は、地域福祉課題に取り組むための地域社会の統合を促進し、課題の解決を図る取り組みである。活動は自然人としての住民の活動を中核とするが、近年は社会福祉法人や民間企業等との連携による体制づくりが目立ってきている。この授業では、こうした活動を推進するための実践主体の取り組み方法及び支援主体の援助方法(コミュニティワーク)を実践的に学修する。この授業で修得する技法は、地域福祉だけでなく、社会福祉の諸問題を解決に向けていくための方法論としても役立つはずである。
担当教員の保健師(上之園)、社会福祉士(堀)の実務経験をもとに、地域社会における諸主体とのコミュニケーションの実際等に言及し、現実をふまえた理論の応用について授業を行う。
授業のねらい・到達目標 ・コミュニティワーク理論を地域福祉活動の実践主体の行為に応用できる。
・コミュニティワーク理論を地域福祉活動の支援主体の行為に応用できる。
・コミュニティワークを推進するため、計画技法を活用できる。
・コミュニティワークを推進するため、social impact managementの考え方と技法を活用できる。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応している。
なお、新カリキュラム(令和3年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシー DP6,7 及びカリキュラムポリシー CP6,7に対応している。
・周りの人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について正しく説明することができる(A-6-2)。
・学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し、他者と協働して作業をすることができる(A-7-2)。
・さまざまな人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。
・学修活動において積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働して作業をすることができる(A-7-3)。
授業の方法 〇同時双方向型授業(Zoomによるオンライン授業)、Blackboardを通じた講義資料配信
 課題研究:課題(Blackboardを通じた課題の提示、回収等)

Blackboard ID :20202236
履修条件 履修要件ではないが、地域福祉論1・2を修得していることが望ましい。
授業計画
1 コミュニティワーク概論:コミュニティワークの対象である地域福祉活動のバリエーションと動態、その支援の位置付けを学ぶ。あわせて、この授業の目的とプログラムについて説明する。(同時双方向型授業)(担当 堀・上之園)
【事前学習】地域福祉論を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第1回授業の考察をまとめ、第2回授業時に提出すること。  (2時間)
2 事例研究1-① 居場所づくり活動:地域の居場所づくりに取り組む事例(A)について、実践主体の視点から、どのように活動を展開するべきかを討議する。(同時双方向型授業)(担当 堀)
【事前学習】第1回授業で配付する資料の地域福祉活動の動態と支援について読んでおくこと。  (2時間)
【事後学習】事例(A)の推進計画を作成し、第3回授業時に提出すること。  (2時間)
3 事例研究1-② 居場所づくり活動に対する支援:地域の居場所づくりに取り組む事例(A)について、支援者の視点から、どのような支援を行うべきかを討議する。(同時双方向型授業)(担当 堀)
【事前学習】事例(A)に関する支援計画案を作成すること。 (2時間)
【事後学習】第3回授業をふまえて、事例(A)に関する支援計画を修正し、第4回授業時に提出すること。 (2時間)
4 事例研究2-① ネットワーク活動:地域福祉課題に複数の団体が協力して取り組む事例(B)について、実践主体の視点からどのように活動を展開するべきかを討議する。(同時双方向型授業)(担当 堀)
【事前学習】第3回授業で配付する資料のネットワーク活動について読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】事例(B)の推進計画を作成し、第5回授業時に提出すること。 (2時間)
5 事例研究2-② ネットワーク活動に対する支援:地域福祉課題に複数の団体が協力して取り組む事例(B)について、支援者の視点からどのような支援を行うべきかを討議する。(同時双方向型授業)(担当 堀)
【事前学習】事例(B)に関する支援計画案を作成すること。 (2時間)
【事後学習】第5回授業をふまえて、事例(B)に関する支援計画を修正し、第6回授業時に提出すること。 (2時間)
6 コミュニティワーク推進のための計画とマネジメント1:コミュニティワーク理論の応用・推進に関して、計画と評価及びsocial impact managementの考え方と技法を学ぶ。(同時双方向型授業)(担当 堀)
【事前学習】第5回授業で配付する資料のネットワーク活動支援について読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】第1~6回授業をふまえて、事例1または2の計画を再作成すること。 (2時間)
7 コミュニティワーク推進のための計画とマネジメント2:コミュニティワーク理論の応用・推進に関して、social impact managementの適用について討議する。(同時双方向型授業)(担当 堀)
【事前学習】第6回事後学習で再作成した計画を発表できるよう準備しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第7回授業の討議で出された主な意見を整理し、考察をまとめ、第8回授業時に提出すること。 (2時間)
8 コミュニティワークとコミュニティケアの展開:地域での個別支援から地域支援、地域福祉課題への地域社会資源開発・地域づくりの展開について学ぶ。あわせて、地域包括ネットワーク等の連携と協働について理解する。(同時双方向型授業)(担当 上之園)
【事前学習】地域福祉論を復習しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第8回授業の考察をまとめ、第9回授業時に提出すること。 (2時間)
9 フィールドワーク研究① フィールドワーク調査のプロセス(調査計画):住民主体の居場所づくり活動、活動地域活動の情報収集、調査研究方法(グループインタビュー)をもとに、調査計画、インタビューガイドを作成する。(同時双方向型授業)(担当 上之園)
【事前学習】居場所づくり活動の住民組織、参加者、活動内容等の情報収集をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】活動での視察、調査研究計画を完成して、第10・11回授業時に活用すること。 (2時間)
10 フィールドワーク研究② 地域福祉の課題に複数の団体が協力して取り組む居場所づくり活動について、オンラインでのゲストスピーカー(活動の主体者)からの報告と(グループ)インタビュー調査を通じ地域活動の実践について理解をする。(同時双方向型授業)(担当 上之園)
【事前学習】活動のインタビューガイドを確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】活動の視察、インタビューを整理しまとめ、第12回授業時に提出すること。 (2時間)
11 フィールドワーク研究③ 地域福祉の課題に複数の団体が協力して取り組む居場所づくり活動の支援者(社会福祉協議会・地域包括支援センター・行政)へオンラインでのインタビュー調査を実施する。(同時双方向型授業)(担当 上之園)
【事前学習】第9回授業での調査研究計画とインタビューガイドを確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】活動の支援者インタビュー結果をまとめて、第12回授業時に提出すること。 (2時間)
12 活動のマネジメントに関するグループワーク(1)フィールドワーク研究でのインタビュー調査結果についてディスカッションを通じて分析(実践主体の視点から)する。(同時双方向型授業)(担当 上之園)
【事前学習】活動の視察、インタビュー調査結果をまとめ、提出できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】地域福祉課題に複数の組織が協働する活動への調査結果の分析を整理してまとめておくこと。 (2時間)
13 活動のマネジメントに関するグループワーク(2)フィールドワーク研究でのインタビュー調査結果についてディスカッションを通じてと分析(支援主体の視点から)する。また、第14回での発表の準備をする。(同時双方向型授業)(担当 上之園)
【事前学習】活動の視察、インタビュー調査結果をまとめ、提出できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】フィールドワーク研究を発表できるように準備する。 (2時間)
14 フィールドワーク研究発表会 フィールドワーク研究の結果を発表し、地域福祉課題に複数の組織が協働する活動について理解を深め、活動の主体性と支援の考え方について学ぶ。(同時双方向型授業)(担当:上之園)
【事前学習】フィールドワーク研究を発表できるように準備すること。 (2時間)
【事後学習】発表したフィールドワーク研究から地域福祉活動についてまとめること。 (2時間)
15 コミュニティワーク推進研究のまとめ:授業で取り組んだ事例研究・フィールド研究についての振り返りからコミュニティワークの推進への考え方と方法について理解を深める。(同時双方向型授業)(担当 堀・上之園)
【事前学習】授業で取り組んだ事例研究・フィールド研究を振り返っておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で取り組んだコミュニティワーク推進の研究を確認しておくこと。 (2時間)
その他
教科書 特に指定なし
参考書 髙森敬久・髙田真治・加納恵子・平野隆之 『地域福祉援助技術論』 相川書房 2003年
随時、必要に応じ提示する
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(30%)
授業内テストは、およそ毎回授業での課題提出状況及び内容を評価する(40%)。授業参画度は、参加状況を評価する(30%)。レポートは、フィールドワークとプレゼンテーション発表の参画度と内容を評価する(30%)。
オフィスアワー 授業後もしくは授業開始時に履修生と調整を行う。
備考 履修要件ではないが、地域福祉論1・2を修得していることが望ましい。

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