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令和2年度入学者 | 児童福祉論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 児童福祉論 | ||||
教員名 | 太田由加里 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1・2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンデマンド授業(PowerPointによるスライド資料配信)と課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) |
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授業概要 | 今日の子どもを取り巻く家庭、地域、社会などの環境の変化を理解し、それを踏まえた児童福祉の基本的な事項を学ぶ。児童の定義や児童家庭福祉の対象、法による児童の年齢の相違などを把握する。特に日本及び諸外国の子どもに関わる歴史や法制度などを通して、子どもの権利擁護の在り方や児童福祉制度の基本的な考え方を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 児童の定義、児童福祉の成り立ち、児童福祉法の仕組みなど基本的な知識を学び、説明することができる。児童虐待・貧困から子どもを守り育むための社会福祉サービスの在り方や権利擁護の基本的な考え方を身につける。子どもを取り巻く環境の変化やそれに伴う生活上の課題などを理解し、説明することができる。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)ではこの科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2,3,4及びカリキュラムポリシーCP2、3,4に対応しています。 ・学修から得られた幅広く豊かな知識と教養に基づいて、社会福祉学の役割を説明することができる(A-1-1)。 ・日本及び国際社会が直面している社会福祉学の役割を説明することができる(A-2-1)。 ・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見することができる(A-4-1)。 |
授業の方法 | 講義を中心にオンデマンド授業で行う。統計などから児童福祉の実際を学べるようにする。 オンデマンド授業による資料を基に、児童福祉の基礎的な知識や考え方を学び、課題に答えることにより、知識の定着をはかる。 本講義では、事前・事後学習を核に2時間を目安とします。 |
履修条件 | 社会福祉士国家試験指定科目であるため、受験を希望する学生は履修することが必修となる。 |
授業計画 | |
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1 |
子どもとは、児童の定義について-児童福祉の対象とは(A-1-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを事前に読み授業全体の流れを理解すること (2時間) 【事後学習】子どもをどのように捉えるか、その定義を理解する (2時間) |
2 |
児童・家庭を取り巻く家庭、地域と社会環境の変化-現状と課題(A-1-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第1章を事前に読んで子どもを取り巻く環境を把握する (2時間) 【事後学習】児童・家庭を取り巻く課題について整理する (2時間) |
3 |
児童・家庭福祉の展開-日本の歴史から学ぶ子どもの理解(A-2-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第1章第1節を読み、日本の子どもに関わる歴史を理解する (2時間) 【事後学習】授業を踏まえたキーワードを理解しておくこと (2時間) |
4 |
児童・家庭福祉の展開-各国の歴史から学ぶ子どもの理解(A-2-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第1章第2回を読み、諸外国の子どもの歴史を把握する (2時間) 【事後学習】テキスト第1章第2回の復習 (2時間) |
5 |
子どもの権利について-子どもの権利条約、児童憲章など(A-3-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第1章第2回を読み、子どもの権利条約について理解する (2時間) 【事後学習】子どもの権利について把握しておくこと (2時間) |
6 |
児童福祉六法から学ぶ子どもの社会的位置づけ(A-3-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第2章を読み、児童福祉六法について把握する (2時間) 【事後学習】児童福祉法などの法律を把握すること (2時間) |
7 |
現代の子どもの課題について1-子どもの貧困、非行、いじめ等について(A-4-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第2章第4回を読み、子どもの貧困や非行について理解する (2時間) 【事後学習】子どもの課題について整理すること (2時間) |
8 |
現代の子どもの課題について2-不登校、引きこもり、LGBT-Q、障害のある子どもの学習権などの保障について(A-4-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第2章第5回を読み、不登校や引きこもりについて把握する (2時間) 【事後学習】子どもの課題について復習すること (2時間) |
9 |
子ども家庭福祉に関わる行政機関と専門職-児童福祉施設について(A-1-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第2章、第3章を読み、児童福祉施設について把握する (2時間) 【事後学習】児童福祉施設について把握、理解すること (2時間) |
10 |
母子保健及び障害・難病のある子どもと家族への支援(A-4-2)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第2章の母子保健などについて読みノートにまとめておくこと (2時間) 【事後学習】里親制度の実際について理解すること (2時間) |
11 |
保育、子育て支援、児童健全育成制度(A-5-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第2章及び第4章を読み、保育や子育て支援の概要を把握しておく (2時間) 【事後学習】子どもや家族に関わる専門職の役割と実際を把握すること (2時間) |
12 |
ひとり親家庭の福祉、社会的養護(A-5-1)(オンデマンド授業)
【事前学習】テキスト第3章を読んでひとり親家庭の概要を把握しノートにまとめておくこと (2時間) 【事後学習】相談援助活動の理念を把握すること (2時間) |
13 |
非行児童・発達障害児への支援、子どもと家庭にかかわる女性福祉(A-4-1)(課題研究)
【事前学習】テキスト第4章を読み、非行や発達障害について把握しておく (2時間) 【事後学習】児童相談所や福祉事務所等における児童福祉の実際を知る (2時間) |
14 |
授業内試験と解説-到達度の確認(A-1-1,A-2-1,A-3-1)(課題研究)
【事前学習】事前に明らかにした試験範囲について勉強してくること (2時間) 【事後学習】試験回答後、解説を読んで理解を深めておくこと (2時間) |
15 |
総括(これまでの復習、解説を行い、講義内容の理解を深める)(A-3-1,A-4-1,A-5-1)(課題研究)
【事前学習】試験における間違いを修正して知識を定着させる (2時間) 【事後学習】事前学習と同様に知識の定着と論述の省察を行う(A-8-2) (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 大溝 茂・太田 由加里 『児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度』 電気書院 2017年 第最新版 |
参考書 | 阿部彩 『子どもの貧困Ⅱ-解決策を考える』 岩波新書 2014年 生田久美子・安村清美 『「子ども人間学」という思想と実践』 北樹出版 2020年 太田由加里 『子どもを虐待死から守るために-妊婦健診・乳幼児健診未受診者から見えること』 ドメス出版 2011年 授業時に適宜紹介する |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:A-1,A-2の達成度は、児童福祉の基礎的な知識を問う問題と論述で構成する授業内テストの解答状況によって評価する(80%)、授業参画度:A-3,A-4,A-5の達成度は、授業参画度をはかるオンデマンド教材の視聴状況と課題に関する回答状況を踏まえて評価する。(20%) |
オフィスアワー | 火曜日、木曜日、金曜日の授業時間以外の時間帯に行う。原則として事前に予約していただくのが望ましい。連絡先は授業初回時に伝える。 |