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令和元年度以前入学者 | 日常生活文化論 | ||||
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教員名 | 好井裕明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2・3 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) |
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授業概要 | 日常の生活文化をいかにして読み解くことができるだろうか。「人びとの社会学」を構想する現代社会学の最先端であるエスノメソドロジーのものの見方を基礎にして「あたりまえ」を疑う、違和感から始まるという方法を用いた日常性のフィールドワークの可能性を考える。 |
授業のねらい・到達目標 | 〈知識〉〈技能〉 ①現代社会学の最先端であるエスノメソドロジーの理論や方法を習得すること。 ②そうした考え方を日常の多様な現象を解読するために用いることができるようになることを目標とする。 〈能力〉 上記の〈知識〉〈技能〉の習得をへて、以下の〈能力〉を育むことが目標となる。 ・多様なメディアによって形作られる現代社会におけるわたしたちの日常生活の中の諸課題について,メディア研究における多様な基礎理論を用いて説明することができる。 (A-4-2: 問題発見・解決力) *この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP4及びカリキュラムポリシーCP4に対応しています。 |
授業の方法 | 毎回講義内容を概説し、それをもとに二冊のテキスト(『「あたりまえ」を疑う社会学』=テキスト➀、『違和感から始まる社会学』=テキスト➁)の該当部分を各自が精読する。講義内容に関連する小レポート課題を10回提示し、受講生は課題をこなしてほしい。各課題については、小レポート内容を見たのち、次の講義で解説を加える。最後に別の課題図書を指定し、それを精読したのち、内容について「自由な意見感想のレポート(2000字)」を課す。 |
授業計画 | |
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1 |
講義の進め方と授業内に実施する10回の小レポート、最後の課題レポートの解説
【事前学習】1年で学んだ社会学の知識を反省しておく。 (1時間) 【事後学習】テキスト➀「はじめに」を読む。 (3時間) |
2 |
『「あたりまえ」を疑う社会学』:数字でどこまで語れるか、はいりこむ
【事前学習】テキスト➀「はじめに」の内容を整理しておく (1時間) 【事後学習】テキスト➀第1章、第2章を読む。 (3時間) |
3 |
『「あたりまえ」を疑う社会学』:あるものになる、と課題➀の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】テキスト➀第3章を読む。 (2時間) |
4 |
『「あたりまえ」を疑う社会学』:聞き取る、と課題➁の解説(A-4-2)
【事前学習】「前回の講義内容を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】テキスト➀第4章を読む。 (3時間) |
5 |
『「あたりまえ」を疑う社会学』:語りだす、と課題➂の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】テキスト➀第5章を読む。 (2時間) |
6 |
『「あたりまえ」を疑う社会学』:「あたりまえ」を疑う、と課題➃の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】テキスト➀第6章を読む。 (2時間) |
7 |
『「あたりまえ」を疑う社会学』:「普通であること」の権力、と課題➄の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】テキスト➁「はじめに」を読む。 (2時間) |
8 |
『違和感から始まる社会学』:日常性をどう考えるか、と課題➅の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】テキスト➁第1章を読む。 (2時間) |
9 |
『違和感から始まる社会学』違和感から始まる社会学:フィールドワークをすること、と課題➆の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (1時間) 【事後学習】テキスト➁第2章、第3章を読む。 (2時間) |
10 |
『違和感から始まる社会学』:日常性のフィールドワーク(リア充、スマホ、介助、TVCM)と課題➇の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➁第4章を読む。 (3時間) |
11 |
『違和感から始まる社会学』:日常性のフィールドワーク(医療、薬害HIV、地域猫活動)と課題➈の解説
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➁第5章を読む。 (3時間) |
12 |
『違和感から始まる社会学』:日常生活批判のフィールドワークへ、と課題➉の解説(A-4-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➁第6章を読む。 (3時間) |
13 |
『忘れられた日本人』を読む:対馬にて、子どもを探す(A-4-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】課題テキスト前半3分の一を精読する。 (3時間) |
14 |
『忘れられた日本人』を読む:女の世間、土佐源氏(A-4-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】課題テキスト中盤3分の一を精読する。 (3時間) |
15 |
『忘れられた日本人』を読む:世間師たち(A-4-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】課題テキスト後半3分の一を精読する。 (3時間) |
その他 | |
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教科書 | 好井裕明 『「あたりまえ」を疑う社会学』 光文社 2006年 第9版 好井裕明 『違和感から始まる社会学』 光文社 2014年 第3版 宮本常一 『忘れられた日本人』 岩波文庫 三冊のテキストは、授業で使用し、課題レポートで使用しますので、受講生は必ず購入してください。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート:最後の課題レポート(2000字)(40%)、授業内テスト:授業内で実施する小課題レポート10回のことです。(60%) 評価は、授業内で合計10回課す小課題レポート(一回につき1000字)で授業内容の理解度を確認します。さらに最後の課題テキスト読破による自由な意見感想レポートで受講生各自の社会学的問題関心や現代社会を読み解く学としての社会学の理解度を見ます。この二つの課題における評価を授業評価とします。授業参画度は、全部で11回の課題レポートをすべて提出することで確認します。(A-4-2: 問題発見・解決力)。 |
オフィスアワー | Blackboardやメールでの対応とします。質問の方法等は、配信の中で指示します。 |
備考 | 初回講義開始までに、当該授業のBlackboardのコース登録を行うこと |