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社会学演習1

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令和元年度以前入学者 社会学演習1
教員名 中瀬剛丸
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)
授業概要 私たちが「世の中で起こっていること」や「社会の姿」として認識することの大半はメディアによって伝えられることです。この演習では、メディアと社会のかかわりを学ぶことで、メディアが発達した現代社会を生きている私たちの生活を社会学的な視点で考察します。
授業のねらい・到達目標 <知識><技能>
現代社会に対する批判的な思考力を身につけ,対話と議論を通じて社会問題を抽出するための論理力を養うとともに,解決のため様々な手段を習得することが授業のねらいです。
<能力>
上記の<知識・技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことを目標とします。
自身の認識の外側に存在する社会に対する関心を持ち,理解するために必要な情報や知識をみずから収集することができる。(A-5-2挑戦力)
設定された課題に対し,社会学の枠組みや方法に即して議論することで,理解を深めることができる。(A-6-2コミュニケーション力)
学修活動において積極的にリーダーシップを発揮し,他者と協働して作業をすることができる。(A-7-2リーダーシップ・協働力)
自身の学修経験の振り返りを継続的に行いながら、改善策を検討することができる。(A-8-2省察力)
この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP5~8、及びカリキュラムポリシーCP5~8に対応しています。
授業の方法 「インターネット時代のメディアと情報」をテーマに幅広い文献を読んでいきます。文献は読みやすい新書を選んでいます。まずは本を読むことと積極的に意見を伝えることに重点を置きます。報告や課題に関しては、随時、評価できる点や改善すべき点などのコメント・解説をします。なお、8月中の授業の課題は早めに取り組めるようにします。
履修条件 事前に行われた選考で受講が決まった学生
授業計画
1 ガイダンス(演習の進め方や成績評価についての説明)
自分の興味・関心のある分野についての1分間スピーチ(A-6-2)
【事前学習】自分の興味・関心のある分野についてまとめる。 (1時間)
【事後学習】自分と他の学生の口頭報告を比較して、長所短所をまとめる。 (1時間)
2 人前で話す基本・パブリックスピーキング入門(A-6-2)
【事前学習】自分の伝えたいことのまとめ方について考える。 (1時間)
【事後学習】人前で話す際に重要なことを整理して確認する。 (1時間)
3 本のタイトルを考えるグループワーク(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】ベストセラーになった本のタイトルの特徴を調べる。 (1時間)
【事後学習】役割分担による貢献の仕方の違いについて整理する。 (1時間)
4 広告出稿量から考えるメディアの今とこれから(A-5-2)
【事前学習】電通の「日本の広告費」のデータを調べる。 (1時間)
【事後学習】広告費とメディア企業の盛衰について整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
5 『その情報、本当ですか?』についての報告(A-5-2)
【事前学習】フェイクニュースの事例について調べる。 (1時間)
【事後学習】ファクトチェックの必要性について整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
6 テレビのこれからについて考える(A-6-2)
【事前学習】テレビ視聴時間の推移についてのデータを調べる。 (1時間)
【事後学習】テレビ番組の常時同時配信の役割について整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
7 『鈴木さんにもわかるネットの未来』についての報告(A-5-2)
【事前学習】「コンテンツ」と「プラットフォーム」の言葉の意味を調べる。 (1時間)
【事後学習】コンテンツビジネスの可能性について整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
8 インターネットの功罪について考える(A-6-2)
【事前学習】ネット上での人権侵害についてのデータを調べる。 (1時間)
【事後学習】情報流通量の飛躍的な増加がもたらしたものについて整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
9 『ネコがメディアを支配する』についての報告(A-5-2)
【事前学習】ネットニュースの閲覧ランキングの現状を調べる。 (1時間)
【事後学習】新聞、テレビニュース、ニュースサイトの使え方の違いを整理し、自分の考えをまおめる。 (1時間)
10 ジャーナリズムについて考える(A-6-2)
【事前学習】日本でのファクトチェックの活動について調べる。 (1時間)
【事後学習】ジャーナリズムの可能性について整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
11 『明日のプランニング』についての報告(A-5-2)
【事前学習】SNSのインフルエンサーの現状について調べる。 (1時間)
【事後学習】巻き込み型広告の現状を整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
12 広告のこれからについて考える(A-6-2)
【事前学習】最近のTVCMで新しい伝え方を模索している例を調べる。 (1時間)
【事後学習】「ファンベース」という視点について整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
13 『日本人とメディア』についての報告(A-5-2)
【事前学習】「私生活主義」という言葉の意味と使われ方を調べる。 (1時間)
【事後学習】私生活主義に関する議論を整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
14 メディアコミュニケーションについて考える(A-6-2)
【事前学習】スマートフォンの普及に関するデータを調べる。 (1時間)
【事後学習】自分のスマートファンの使い方について整理して、生活の化を考察する。 (1時間)
15 インターネット時代のメディアと情報(A-7-2)(A-8-2)
【事前学習】情報の生かし方について整理し、自分の考えをまとめる。 (1時間)
【事後学習】15回の授業を振り返って整理して、重要な点を整理する。 (1時間)
その他
教科書 塚田裕之 『その情報、本当ですか? (岩波ジュニア新書)』 岩波書店
川上量生 『鈴木さんにも分かるネットの未来 (岩波新書)』 岩波書店
奥村倫弘 『ネコがメディアを支配する (中公新書ラクレ)』 中央公論新社
佐藤尚之 『明日のプランニング (講談社現代新書)』 講談社
橋元良明 『日本人とメディア (岩波新書)』 岩波書店
参考書 参考文献については授業内で適宜紹介します。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:提出課題や報告、研究活動への貢献度(100%)
Blackboardを通じて提出を求めるテキストに関する課題や授業内に取り組む課題などを総合して授業参画度として評価します。
*能力(A-5-2~A-8-2)の習熟度については、別途配布のチェック項目に基づき評価します。
オフィスアワー Blackboardやメールでの対応とします。質問の方法等は、配信の中で指示します。
備考 初回講義開始までに、当該授業のBlackboardのコース登録を行うこと

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