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令和元年度以前入学者 | 社会学史2 | ||||
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教員名 | 好井裕明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信) Blackboard ID:20201983 ⇒ 火曜2時限 |
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授業概要 | 社会学史1の内容と連動する。ヨーロッパからアメリカへ移り、アメリカにおいて経験科学としての社会学がどのように始まり、展開していったのか。現代社会の諸問題との関連で、その多様なアプローチを平易に説明する。 |
授業のねらい・到達目標 | <知識・技能> 現代社会学が調査を基本とする科学として成立していった過程を中心として、アメリカ社会学がいかに現代社会学理論に大きな影響を与えているのかを理解すること、さらに意味を生きる存在としての人間を捉えるアプローチとしても社会学が存立していることを理解することを目標とする。 <能力> 上記の<知識・技能>の習得をへて、以下の<能力>を育むことを目標とする。 ・学修から得られた幅広く豊かな知識と教養,および自己の倫理観に基づき,「近代社会の自己認識の学」としての社会学の特徴やその役割を説明することができる。 (A-1-2: 豊かな知識・教養に基づく高い倫理観) ・グローバル化する現代社会における社会学の役割を理解し,そのことを踏まえ国際社会が直面する問題について,行為を中心に,構造や変動,自我や関係,などの観点から説明することができる。 (A-2-2: 世界の現状を理解し,説明する力) この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP1・2及びカリキュラムポリシーCP1・2に対応しています。 |
授業の方法 | 毎回講義内容を概説し、それをもとにしてテキストの該当部分を各自が精読する。講義内容に関する小レポート課題を10回提示する。受講生は課題をこなしていってほしい。課題提出をもって出席代わりとする。テキストに関する最終課題(2000字)も課す予定である。 |
授業計画 | |
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1 |
前期「社会学史1」のまとめと後期授業の進め方
【事前学習】「社会学史Ⅰ」で学んだ知識を復習しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➁の第1章を今一度読んでおく。 (2時間) |
2 |
シカゴ社会学第一世代(サムナー、トマス&ズナニエッキー)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➀『社会学の歴史Ⅰ』の第6章前半を読む。 (2時間) |
3 |
シカゴ社会学第二世代(パーク、バージェス)(A-2-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➀『社会学の歴史Ⅰ』の第6章中段を読む。 (2時間) |
4 |
アーバン・エスノグラフィー(A-1-2)
【事前学習】前回の講義内容をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】提示されたエスノグラフィーの文献を読んでみる。 (2時間) |
5 |
G.Hミードの社会的自己論(A-1-2)
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➀『社会学の歴史Ⅰ』の第6章後半を読む。 (2時間) |
6 |
機能主義理論としての社会学:二つの機能主義について
【事前学習】シカゴ社会学について講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➀『社会学の歴史Ⅰ』の第7章の前半を読む。 (2時間) |
7 |
機能主義理論としての社会学:R.K.マートンの機能主義
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➀『社会学の歴史Ⅰ』の第7章の後半を読む。 (2時間) |
8 |
構造機能分析:パーソンズ「行為の一般理論」
【事前学習】マートンの社会学を講義内容をもとに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➀『社会学の歴史Ⅰ』の第7章の中段を読む。 (2時間) |
9 |
構造機能分析:パーソンズ「AGIL図式}、社会体系論
【事前学習】パーソンズの行為理論についてまとめておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➀『社会学の歴史Ⅰ』の第7章の中段を読む。 (2時間) |
10 |
意味学派➀:シンボルと社会を考える:ブルーマー「シンボリック相互作用論」
【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】指示された文献を読んでみる。 (2時間) |
11 |
意味学派➁:人びとが共に在ることを読み解く:ゴフマン「相互行為秩序論」「スティグマの社会学」
【事前学習】1年次でゴフマンについて学習した内容を整理しておく。 (2時間) 【事後学習】「相互行為秩序」について具体的な事例を考えてみる。 (2時間) |
12 |
意味学派➂:日常生活世界という社会学的主題の発見:シュッツの多元的現実論・生活世界の構造論
【事前学習】ゴフマンの社会学をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】シュッツの「日常」や「現実」をめぐる考え方を具体的事例をもとに考えてみる。 (2時間) |
13 |
意味学派➃:エスノメソドロジー「人々の方法」を読み解く
【事前学習】シュッツの日常生活世界論をまとめておく。 (2時間) 【事後学習】エスノメソドロジーとは何かを具体的事例から理解する。 (2時間) |
14 |
最終課題学習➀:テキスト➀前半を精読する
【事前学習】これまでの講義内容を整理し理解しておく。 (2時間) 【事後学習】テキスト➀前半を精読する (2時間) |
15 |
最終課題学習➁:テキスト➀後半を精読する
【事前学習】テキスト➀後半を精読する (2時間) 【事後学習】最終課題に向けて自由な意見感想を考える。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 奥村隆 『社会学の歴史Ⅰ』 有斐閣 2014年 第1版 好井裕明 『「今、ここ」から考える社会学』 筑摩書房 2017年 第1版 本講義は「社会学史1」と連動している。そのためテキストも同じで、講義や課題小レポートで使用するので、受講生は必ず購入すること。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業内テスト(60%) レポート:最終課題(2000字)(40%)、授業内テスト:授業内での10回の小課題レポートのことをさす(60%)。 評価は、授業内で合計10回課す小課題レポート(一回につき800~1000字)で授業内容の理解度を確認します。さらにテキストの関する最終課題で受講生各自の社会学史をめぐる理解度と社会学的な問題関心のありようを確認します。この11回の課題をこなしていくことが受講生には必須となります。授業内での小課題レポートも最終課題レポートもともにBlackboard上で提出してもらいます。各課題への評価とコメントもBlackboard上で行います。(A-1-2)(A-2-2) |
オフィスアワー | 毎週火曜日・水曜日の12時15分~12時45分 |
備考 | 本講義は「社会学史1」と連動している。「社会学史1」の受講生は、本講義も履修する必要がある。 「社会学史2」から受講する学生は二つのテキスト(『社会学の歴史Ⅰ』と『「今、ここ」から考える社会学』)は必ず購入しておくこと。でないと授業課題がこなしていけませんので。 |